『ただ陸小鳳を三日間、ここへ泊めて置くためなのだろうか?』
陸小鳳は信じられない、ところが、彼らがどんな目的が有るのか疑う事も無く、彼はすぐ座り、箸を持ちまずは干蒸水方の大小の塊を選び自ら口へ送り込んだ。
銀で出来た箸は、料理の毒の有無がわかる。仕掛けた彼らも陸小鳳を毒殺する事は簡単なことでは無いと当然解かっていた。
次に、陸小鳳は酒壷を捧げるように持ち手のひらで叩いて、泥の封を開けた。突然 「ボッ!」という音が響き、泥の封の中から煙が噴出した、またもや「ポン」と音が響き、酒壷は地上に落ちて、粉々に砕け散った。
陸小鳳は地面に流れる酒を見て、笑おうと思ったが、笑い出す間もなく彼はすぐに気を失ってしまった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
今回は短いですが、これにて失礼します。陸小鳳の身に何が起こるのかは、またのお楽しみに♪