碧緑香華

中国語、武侠小説、ドラマの話などなどにたまに日常の話を織り交ぜて

陸小鳳伝奇 銀鈎賭坊 第二章 や

2010-01-18 19:09:43 | 古龍

今回は、まず前回の訂正から

「その者の苗字か玉で、玉天宝と言うのは知っていた。まさか西方玉こと羅刹の息子だとは夢にも思わなかった!」

⇒「その者の苗字が玉で、玉天宝と言うのは知っていた。まさか西方の玉羅刹の息子だとは夢にも思わなかった!」

 羅刹と言う人間がどんな人物なのか?男なのか女なのか?醜いのか美しいのか?誰一人として知っている者はいない。

西方の玉羅刹とい人間がどんな人物なのか?男なのか女なのか?醜いのか美しいのか?誰一人として知っている者はいない。

 誰も本当の彼の姿を見た事がある者はいない。

 しかし近頃では武林の中で最もえたいが知れず、最も恐るべき人間が正しく彼に違いないと誰もがみな信じているのだ!

 彼の経歴ばかりでなく武術、更には彼の創立する宗教は極めてえたいが知れず、極めて恐ろしい西方魔教を創立したのだ。

 「その時、そいつは一人で来たのか?」陸小鳳は訪ねた。

 「一人で来たのみならず、その上初めて中原にやって来た様だった!」

 長い事関外に住む若者は、おそらく中原の俗世間を後学の為に見たいと思わなくも無いだろう。

 陸小鳳は溜め息をつきながら「もしかするとそいつは、初めて中原へ来たので、ちょっと勝負を急ぎすぎたのだろう」

 「私はその者の素性が解った後、元手としてその者の玉碑を受け取る勇気をなくして、受け取る事を拒否したのだが、どうしてもその者は拒否することを断ったのだ」藍胡子は話した。

 陸小鳳は「そいつはきっと焦ってその五十万両の元手の銀子を作ろうと思ったのだ」

 「実はその者は別に焦って負けを取り戻そうとはせず、負けても平気だった!」藍胡子

 「賭博好きな人間、正に賭博好きだ!勝ち負けにまったく関係ない。しかし元手がなければ賭博は始まらない。多くの者達は元手を取り戻す為に、女房でさえ担保として差し出す!」と陸小鳳

 「ただしかし、奥方は買い戻す必要は無いが、その者は、この玉碑を必ず買い戻して帰らなくてはならず、だから私は玉碑を受け取ると、非常に恐ろしくなり、解りにくい場所に隠してしまいこんだ!」

 「お主は、何処へしまいこんだんだ?」陸小鳳は聞いた。

★★★★★ つづく ★★★★★


陸小鳳伝奇 銀鈎賭坊 第二章 ま

2010-01-12 18:09:55 | 古龍

何時もだと、前回のストーリーの最後の一行を持って来るのですが、怒涛の(私的に)UPをしているつもりなので、時間の空きがあまりないということで、今回はパスさせてくださいね。

そして、前回に指摘をしてくださった訂正箇所のみお知らせしますね

真ん中に穴の開いた平たい玉」「和氏璧」 「羅刹の札」「羅刹牌」に訂正します。

では、本文です。

 玉碑は決して大きいとは言えず、表には七十二の天魔、三十六の疫病神が刻まれていて、裏面には仏教の経が始から終わりまで刻まれ、聞くところによるとなんと一千字以上あるそうだ。

 藍胡子は「この玉碑自身は城よりも価値があり、西の魔教の宝で、魔教の弟子達はいたる所に散らばっているが、この玉碑を見たなら、教主が自ら出向いて会えたと同じ価値が有るのだ!!」

 「知ってるさ!」陸小鳳

 「おまえは当然知っているだろう!」

 「しかし、俺は何故?この玉碑をお主が手に入れることが出来たのかは知らないぜ!」と陸小鳳

 藍胡子は「ある人がとことん負けて、一夜の内に綺麗さっぱり負けつくし、五十万両の担保として、私が貰ったのだ!」

 陸小鳳は笑いながら「こいつは本当にぼろ負けだ!」

 「十三年来、銀鈎賭坊において最も負けた人間は、正に彼だよ!」と藍胡子は言った。

 「その時、お主はそいつが誰なのか知らなかったのか? 」陸小鳳は訊ねた。

 「その者の苗字か玉で、玉天宝と言うのは知っていた。まさか西方玉こと羅刹の息子だとは夢にも思わなかった!」

 羅刹と言う人間がどんな人物なのか?男なのか女なのか?醜いのか美しいのか?誰一人として知っている者はいない。

☆☆☆つづく。。。。。


陸小鳳伝奇 銀鈎賭坊 第二章 は

2010-01-06 19:56:07 | 古龍

:新年好!年明け早々の俺様の登場でござる。mimiが今年は俺様を大事にしてくれるということか?

mi :皆様、そして陸の旦那、明けましておめでとうです。今年もよろしくお願いいたします。

:mimi、どんな正月を過ごしたかは「喜歓」を読ませてもらったぜ!俺様の登場回数を今年は増やしてくれよなぁ~

mi : という事で、今年の仕事始めでございます。

では、昨年のラスト一行は

「結局、彼はやはり巻かれた絵を広げた、絵には意外にも四人の女が・・・・」

 三人の若い女は、ある者は花を摘み、ある者は蝶を捕まえ、そして比較的年上の女は貴婦人の様に厳粛で、花棚の下にきちんと座ってまるで彼女達を監視しているようだ。

 藍胡子は「この四人のおなごは、もともとみんな私の妻だよ!」

陸小鳳は、描かれた女をちょと見た、そしてまた方玉香をちょっと見て、ブツブツと「道理でお主はこの商売でそんをしない訳だ!」

 藍胡子は「私の義理の弟は世の中に怖いものが無いが、唯一彼の姐は怖くこの絵を描くときも、当然だが姐を醜く描く事にビクビクとして他のおなごを僅かでも醜く描いた、この絵を見ただけでおまえは彼女達を見つけ出す事が出来ても見分けられるとは限らんさ!」

 「何故?俺様が彼女達を探し出しに行くんだ?」陸小鳳は目を見張った。

 「それは、私がおまえに探しに行って欲しいからだ!」

 「まさか!お主は自分が不要になったおなごを俺様に押し付けようとしているのではあるまいな?」

 藍胡子は「私はただおまえに、おなご達の所へ行って一つの物を取り返して来て欲しいのさ!」

 「どんな物だ?」

 「羅刹の札だ!」

 陸小鳳は眉をしかめて、顔色さえ少し変えた。彼は「羅刹の札」を見たことは無い、しかし話に聞いたことはある。「羅刹の札」は玉の塊で、千年の古い玉、殆どの人々が言う事には、秦王が手に入れたくて、燕雲十八の城と真ん中に穴の開いた平たい玉とを交換したと言う。

☆☆☆☆☆ 本日は是にて ☆☆☆☆☆

陸: 俺様からのお願い、miのやる気を持続させたいので、出来たら一言コメントを描いてくれると、俺様も嬉しいぞ!