『陸小鳳は再び言葉を失った』
突然話を聞いていた一人が、淡々と「人を殺して金品を奪い、女を強姦して、すべてたいしたことは無い、私達がこの事に構わなければ、まさか法の網を同様に逃れて悠然とする事が出来るとでも思っているのか」
離れた隅っこで机を囲み、お茶、酒を並べ、三人の深緑の刺繍を施した長衫を身につけ、頭は白い玉のついた金冠を載せた老人が薄暗く不気味に座り二人はお茶を、一人は酒を飲んでいた。
喋ったのは、酒を飲んでいる人に他ならなかった・・・酒飲みは比較的お喋りではなかろうか?
陸小鳳はまた笑った、そして人を殺し金品を奪う、人の奥さんを強姦する事すべてたいしたことが無いのか? どんな事が重要なんだ?
酒を飲む老人は、目をキョロキョロさせ、目の中の光は一点の曇りもなく、彼を見つめながら、冷たく「たとえおぬしが何をしても全てたいした事では無いわ、けれどおぬしはわれわれの身分まで上がって来るべきでは無いぞ!」
陸小鳳は彼らに「あんた達は何処の神様なんだ?」
緑の長衫の老人は「おぬし、見分けがつかないのか?」
「見分けがつかない!」陸小鳳は言った。
本日はこれにて・・・・話はまだまだ続きます。
下書き原稿はただいま14ページ、15ページ目に突入します。ここに書いているのはただいま13ページの後半です。
のんびり、のんびりですが、頑張ろう♪