第二章の二回目のUPです。「あ、か、さ、た、・・・」と並べていきます。
では前回の最後の一行
「少なくとも陸小鳳に化ける事は出来るだろう!」と陸小鳳が言うと、方玉飛の顔色は見る見るうちに変わり、苦笑いも出来なくなった。
陸小鳳はすでに振り向いて微笑み「あんたは?あんたは冷若霜その人なのか?」
方玉飛は突然また話した「彼女の名は冷ではないぞ!」
「お主は、彼女が誰か知っているのか?」陸小鳳は問いただした。
「私が、知っているという事は誰でも知っている事さ!」
「何故だ?」陸小鳳は驚いた。
「私は彼女が生まれる時に側に居たんだよ」
「彼女は、お主の妹なのか?」
「彼女こそは、方玉香だ!」方玉飛は答えた。
陸小鳳はまた笑った。
彼ら兄妹の間に座っている一人の中年の人物は、服装はとても拘りがあり、表情と態度はとても上品で風格があり、更に眉目秀麗で赤い唇に白い歯、若い時はきっと多くの人々が彼を女の子の様だと言った事だろう。今は年を重ねているが、陸小鳳もやはり彼が1人の女の子の様に見える。
この人物は、微笑んでいる。
陸小鳳は「彼女が方玉香だとしたら、お主は藍胡子でなければならないはずだ!」
藍胡子は「不死鳥が居るのか?」
「居ないね!」陸小鳳は言った。
藍胡子は「陸小鳳に不死鳥が居なくてよいなら、当然藍胡子にだって鬚が無くても良い筈だ! 」
陸小鳳も暫く見つめて、苦笑いしながら「お主の言う事が最もだが、私にはお主が何故に藍胡子と呼ばれているのか未だに解らない?」
藍胡子は「賭博を開く事は生易しい事ではないのだ、もしお主が誰かに負けなくても、別の奴がお主を負かしに来る、だから私のような者は、元々此処の飯を食らうべきではないのだ」
「別の奴がお主が、こんなに上品で優雅に成長したのを見れば、きっとお主を虐げる事ことが出来ると思い、負かしに来るだろう!」陸小鳳は言った。
「だから私は別の方法を思いついたんだ」と藍胡子は、ため息をついた。
「どんな方法だ!」
******本日はここまで、どんな方法を藍胡子は思いついたのでしょうか
次回のお楽しみ♪*****