りっ!陸の旦那~忘れてなかったんだよ(笑)ただ、他の作品の妄想に忙しくって(^.^jj)タラ~ん
と言う訳で、本日また少しだけ陸の旦那に会いに来ました♪
『陸小鳳は、再び笑った。』←前回の最後の一行でしたね。
なすすべの無いことに出会っても、彼は何時も笑う事ができた。
彼は何時でもこの事が、数少ない彼の取り得だと自負していた。笑って他人を楽しく出来るだけでなく、自分自身も気楽でいる事ができた。
しかし今、彼はどの様にしたら気楽になれるのだろう?
机の上には四種の酒の肴が置かれている、一皿は、松の実と鶏肉の炒め物、一皿は、渡り蟹の味噌炒め、一皿は、鵞鳥の水かきの冷たい和え物、一皿は蒸し料理、それはすべて手が込んだ料理ばかりで、その上すべて陸小鳳が普段好んで食べているものばかりだった。
この罠を仕掛けた人間は、日ごろの陸小鳳の習慣を知り尽くしているようた。
酒は陳年の江南女儿紅、未だに封は切られておらず、酒壷には短冊のような紙が貼り付けられており、「君に一杯の酒を飲むように勧める、故人の君をここに留め置く」
故人とは、古くからの友人、つまり馴染みの友人だと彼は理解した。
ところが、陸小鳳は彼自身の古い友人の中で、誰がこの様に設えたのか思い当たらなかった。
貼り付けられた紙の傍らに、もう二行綺麗な文字が書かれていた。
「君は三日間暫し休んで、三日後わらわはまた当然訪れる」
けれども署名はされていない、たが氷山こと冷若霜が残した物だとはっきりしていた。
彼女は陸小鳳が絶対に騙される事を予想して準備していたようだ。
彼らの予想は優れていて、陸小鳳を三日間ここへただとどめておく事だけのために罠を仕掛けたのだろうか?
果たして、陸小鳳はこの罠にみすみす嵌ってしまうのだろうか? 食べ物は?酒の中には?・・・・・・気をつけて!!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます