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本当の日本語って、何だろう?

2015-05-24 12:14:52 | 気になるニュース
NHK「あさイチ」にゲスト出演した市原悦子さんの「悪意ない言葉使い」に、番組中有働アナが謝罪したということで、物議を醸しだしているよう。

「市原悦子がNHK番組で差別用語連発 有働アナ謝罪、視聴者からは擁護や評価の声」 (Yahoo!ニュース J-CASTニュースH27.5.23配信)


しかし、J-CASTもタイトルの付け方に「礼」がないなぁ…。
差別用語連発って…市原さんは差別用語という認識で語ったわけじゃないでしょうに、文章を見る限り二つの言葉を発しただけで連発ってことでもないでしょうに。

有働アナは局側の指示で謝罪したと思われる。局にクレームでもあったということか?あるいは、先を越して謝罪ということか?



昔、某大学の福祉系の学部で仕事をしていたことがあるけれど、その時、日ごろ「障害者の方のために力になっている」自意識のある方々のとられる行動を見ていて、むしろ私は疑問に感じていたんですよね…障害者と意識して弱者と見て接しているような対応の仕方に。
ボランティアと称して、それこそ色々な方面で活動されている方もいらっしゃったけれど、何だろうな、弱者と見て対応されるような感覚って果たして当事者は嬉しいのだろうか?有り難いと思うのだろうか?
(実際は、当事者も疑問に感じても嫌悪感を抱いても、介助がなければ日常の生活や行動に支障をきたす場合は、何も言えないのだろうな。あるいは、逆のケースもあるだろうし。何も嫌悪感は抱かないという場合も。)
※勿論、そのような方々ばかりではないということを、申し伝えておきます。

そんなことを思ったことがあるけれど、今回のニュースを見て、ふと当時のことが頭をよぎりました。


私は仕事に行っていて番組を見ていないけど、市原さんは悪意もなく他意もなく「日本昔話」の【やまんば】の思い出を伝える術として、問題となった言葉を用いたにすぎないんでしょうね。市原さんは何も問題だとは思わずに使われたのでしょう。


今回のことで思うのは、「じゃぁ日ごろ芸能人だけでなく、アナウンサーまでもが多用してしまっている昨今の 変な日本語 はどうしてくれるの? 」ってことなんですがね…。


例えば、

1、 拝見させていただきます。(二重敬語じゃん?)
2、 勉強させていただいてます。(え?勉強って誰かに許可が必要?)
3、 いつもテレビ見させていただいてます。(見させ…させ?誰かに許可とってテレビ見てるの?)
4、 同じ舞台に出させていただいているんですけど…。(出させて?何か変だな…。)

……… 等々。

1は、「拝見いたします。」
2は、「勉強しています。」
3は、「見せていただいてます。」もしくは「拝見しています。」
4は、「出していただいているんですけど…。」

これで、充分でしょう?

やたらと「させ言葉」が多い、つまり「二重敬語」になっている言葉の多いこと、多いこと…。
私は、これらの言葉の使い方の方が、よほど気になるんだけど、これは時代の流れなのだろうか?

ちなみに、
「○○様のお宅でよろしかったでしょうか?」と、電話をかけてくるセールスの方がいらっしゃるようで、そのたび母親は不愉快な思いをしているということに、セールスの方や電話をおかけになる方は、もっと配慮していただきたいですね。
「○○様のお宅でしょうか?」
「○○様のお宅でよろしいでしょうか?」
これで、充分でしょう。だって、  よろしかったでしょうか? って、今電話をかけておいて、何で過去形になるの?

母は「よろしかったでしょうか?って、何がよろしいのよ?よろしくないって言ってやればいいのかしら?」

個人的には、「ら抜き言葉」も気になるけど、それ以上に「させ言葉」が不快で仕方がないんだけどな…。

あとは、「先生」という言葉を使えば失礼がないと思うのか、ゲストに対して「○○先生」。
教師でも医者でもないのに、先生かい?っていつも思うんです。


本当の日本語って、美しい日本語って、どこにいきましたかね…?



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