今回は私がTVで耳にし、昨年初めて
携帯の着信音や、アラーム音に設定した曲をご紹介致します。

*『ウィ・アー・ザ・ワールド』
著名なアーティストが 『USAフォー・アフリカ』 として集結し
アフリカの “飢餓と貧困を解消する” 目的で作られたキャンペーンソング。
作詞、作曲はマイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーの共作により1985年に発売された。

参加アーティストが45人と多く、豪華な顔ぶれのため
公のコンサートで “ロング・バージョン” がフルコーラスで歌われたのは
85年の 『ライブ・エイド』 と01年の 『マイケル・ジャクソン・ソロ活動30周年記念コンサート』
09年7月7日の 『マイケル・ジャクソン公開追悼式』 のみである。

*09年6月の追悼文から抜粋*
最近、『キャデラック・レコード』 という米国映画を観た。
ブラック・ミュージックがまだ認知されていなかった40年代後半に
いち早く、そのジャンルを手掛けた 『チェス・レコード』 の物語である。
人種差別が横行する中、彼らがブラック・ミュージックを定着させるために
いかに世間と闘い、自らも傷ついたかが描き出されている。
こうした苦難の戦いの果てに、マイケルの栄光もあったというべきだろう。

急逝の知らせを聞く ・・・ 50歳という。
『人生で一番危険なことは、叶えられるはずのない夢が叶えられてしまうことなんだよ』
富と名声を極め尽くし
傍目には生きて行く愉しみを見つけあぐねて苦しんでいるようにも映った後半生を思う時
ミヒャエル・エンデの童話『モモ』の一節が浮かぶ。
「あまりにも早すぎる」 ..... 書きかけてためらうものがある .....
痛ましいほどに長く生きてしまった人を見ているような、奇妙な錯覚が脳裏を去らない。
