*北原 ミレイ 1949年7月18日 愛知県豊川市出身
作詞家の阿久悠に見出され、『ざんげの値打ちもない』 でデビュー
*『ざんげの値打ちもない』 1970年10月 [作詞/阿久悠 作曲/村井邦彦]
*阿久 悠 兵庫県出身 1937年2月7日~2007年8月1日
放送作家 ・ 詩人 ・ 作詞家 ・ 小説家 明治大学文学部卒
第2回 『横溝正史ミステリー大賞』 受賞 & 第45回 『菊池寛賞』 受賞など
『もしもピアノが弾けたなら』 や 『五番街のマリー』、『津軽海峡・冬景色』 や 『舟唄』
そしてピンレディーの曲の数々が亡くなられて初めて阿久 悠さんの作詞であることを知りました。
ペンネームの [阿久 悠] は <悪友> をもじったものだとか。
阿久 悠さんらしい発想の上手さは歌詞の随所に表れていて
ここには書ききれないくらい巧みで味のあるフレーズが満載でした。
*なかにし 礼 1938年9月2日 満州生まれ
立教大学文学部仏文科卒 小説家 ・ 作詞家
2000年の 『長崎ぶらぶら節』 で第122回 『直木賞』 を受賞する。
*『石狩挽歌』 [作詞/なかにし礼 作曲/浜圭介]
1975年 日本作詞大賞 「作品賞」 受賞
*『兄弟』 (新潮文庫) 第119回 (1998年) 直木賞候補作品
特攻隊の生き残りで、戦後ニシン漁に投資した実兄の膨大な借金を肩代わりし、
その返済に苦しむ壮絶な人生体験を書いた自伝的小説。
記憶は遠いのですが、ビートたけしさんが実兄役でTVドラマ化もされました。
佐藤愛子の小説のタイトル 『血脈』 を思い起こさせるストーリーで
その壮絶さは例えようもなく、引き込まれるように読み終えた小説でした。
この小説を紹介した前回は
なかにし礼さんの曲として弘田三枝子さんの 『人形の家』 をupしたのですが
今回、『石狩挽歌』 が 『兄弟』 を書かいたご自身の体験から生まれたものだと分かり
非常に驚きました。
前回、お友達がくれた 「『石狩挽歌』 が好き!」 というコメントがなければ
また違う曲を探していたかもしれません。
top