新型コロナウイルスによって
4月8日までに1万7千人以上が亡くなったイタリア。
救急車のサイレンだけが鳴り響く街で
日本人バイオリニストの奏でた
祈りのメロディーが静かな感動を呼んでいる。
『ガブリエルのオーボエ Gabriel's Oboe』は
1986年の英国映画『ミッション』のサウンドトラックの一曲。
作曲は映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネ。
モリコーネはこのサウンドトラックで
1986年度ゴールデングローブ賞「作曲賞」を受賞した。
この日 (3月11日) に合わせて何か曲をと考えておりました ...
解せない事象と 『言語道断、以ての外 (もってのほか)』 な事案に世間が騒がしい中
(メデァが騒がしいから??大した事ではないかのように捉え、対応しているように見えます)
3月11日を迎えるにあたり、心穏やかに浸れるメロディを選曲してみました。
当初、本のタイトルから選曲した「『沈黙』ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン」は
過去(14年1月1日)にUpした作品と同じ為『春のワルツ』に変更しました(^^ゞ
読者登録させていただいているブロガーさんの記事で知りましたが
遠藤周作著の『沈黙』が映画化され、この1月21日から公開されているようですね。
そんなことからこの記事を書いております。
映画は観ておりませんが、中学生の15歳の時に手にした小説『沈黙』は
忘れられない一冊として今も深く心に刻まれています。
私は(その頃も今も)クリスチャンではありませんし、
宗教を題材にしていても宗教の本としては捉えておりませんでした。
その内容は生きる指針となるような・・・
不可能だと思われる問いに応えを見い出すように進むストーリーは、思いも寄らない内容でした。
その時に感じた「到底言葉に出来ない衝撃」は、私の心の奥底に迫り
私の人生観をも変えてしまったように感じています。
漠然とですが、今も心の中に生きています。
年を重ね、もう一度読み返してみたいという思いに駆られたこともありましたが
あの頃の気持ちを持ち続けていたいと・・再読しておりません(^^;
遠藤周作さんの作品として初めて手にした小説『沈黙』に感動し、
その後直ぐに長編小説『王妃 マリー・アントワネット』も購入しました。
『マリー・アントワネット』は多くの著作があるようですが、遠藤作品は
史実としても読み応えのある(一気に読み終えた)作品だったと記憶しています。