ただごと

たいくつこそがすばらしい!日常のただごとをただごとでない風に綴るのらくら日記

新譜

2011年05月18日 | 今日の本棚

今日は、久々に音楽CDを購入!

■KOKIA moment with THE SECRET OF A moment ~「moment」の作り方~

 

 

  

以前からKOKIAのファンクラブ、「ancoro」に入会していたのだが

ファンクラブのイベントが大概東京で開かれることと(ほぼ行けない)

コンサートの席はいつも最前列~3列目のチケットが取れてしまう(後方が好き)

ということで、つい最近、退会してしまったのだ。

 

その会費で関西圏内のコンサートに行きまくる方がいいような気がした。

(いや、1年2400円ぽっちなんだけどね?)

しかし。

 

退会した直後に開かれた、公開録音イベント!!

 

うおおお!行きたかった!!

…とか云っても、自業自得なので、武士は食わねど高楊枝、の精神で

行きたかったとは口が裂けても云えないんだが。

(云ったよ、思いっきり)

 

このイベントで録音されたものが、今回のKOKIAの新譜だ。

全曲、公開録音。

驚異のステージレコーディング。(CDの帯から)

 

よくある、「コンサートやライブ当日の演奏を収録したCD」ではなくて

ホールにお客さんを入れて、ホールでレコーディングしたもの。

つまり。

 

レコーディング現場にお客さん呼んじゃったよ!!

 

というしろものだ。(わかるかなー、どうかなー)

 

一日8時間×二日かけて行われたレコーディングの様子は

KOKIAのブログや、当日参加した方々のブログを読んで(未練がましい)

大体思い描けていたので、この新譜が待ち遠しくて待ち遠しくてたまらんかった!

(おおむね大絶賛&大興奮、の雰囲気にのまれまくって)

 

待ち遠しいあまり、発売日を5月11日、と思ってうろうろしていたくらいだ。

(なんで11日と思いこんでいたのかは謎だ)

11日じゃなくて、18日だった、と気づいてからは

5月18日が、1週間後にくることを忘れていたくらいだ!!

完っ璧!に忘れていたので、ポストに届いていたAmazonからの小包に

「なんだこれ?」とか思ったくらいだ!!(紛失しなくて良かった…)

 

開封した直後、奇声を発したのは云うまでもない。

 

そのまま、CDトレイの調子が悪いパソコンに

「さあ、喰え。いいから喰え」

と、ぐいぐい押しこんで、正座して聴いた。感想。

 

泣きそう。

 

好きすぎて、泣きそう。

なんというか、自分がこの同じ「今」を生きていることに感動したくらいだ。

 

正直、今までは、KOKIAの作詞の「率直さ」が時折ひっかかることもあったが

(そのひっかかりを全て粉砕する程の破壊力ある<KOKIAの歌声>

その歌声を崇拝する勢いで好きなため、ずっとファンクラブにも入ってたのだが)

 

今回のCDは、その率直な歌詞が、全て良い方向に向いていると思う。

率直でなければこの「moment」は表現できなかったんだろう。

 

初聴きでは、全部「大好きだー!!」と叫ぶくらい名曲ぞろいだったが

 

moment~今を生きる~

te a te

大人のオオカミ

愛と平和と音楽と

5つ目の季節

 

が個人的に印象深い曲。

これから毎日、このmomentがヘビロテになるので

初聴きのときから好きな曲の順位が真逆に変動したりしてくるのが

また、楽しみなのだ。

 

「瞬間」で、幸福感が空まで急上昇するCDだった。

 

 

  

そうしてヘビロテで聞き込んだ今(5/30)、個人的な好みとして

その前に出たアルバム、「REAL WORLD」には及ばなかったか、と思う。

 

自分は楽曲についてはまず、「編曲重視」なので、編曲の面で

エンドレスで一日中聴くには少々物足りない感がある。

 

公開同時録音、という手法であることも考えて作られた編曲だと思うのだが

それにしても惜しい。

同時録音、一発撮り、という状況でなければ、もう少し作りこんだ編曲で聴きたい

そんな歌がいくつもある。

(加えて、この歌の編曲は○○さんにお願いしたい、という編曲家さんも思い浮かぶ)

 

いや、エンドレスで延々流しっぱなしで聴く、というのでなければ

1曲、1曲を独立させたものとしては素晴らしいだろう。

浦さんは、KOKIAの歌を最大に「聴かせる」ための編曲をする人だ、と

このアルバムを聴いて気付いたくらいだ。

そんな思いが全力で伝わってくる。

 

一枚のCDを作ることに魂を込める全ての人々の思いが凝縮されている。