背振山～三瀬峠縦走

背振山（1055ｍ）～金山（967ｍ）～三瀬峠（583ｍ）は　基本的には
平たく言うと下りである。
５月も半ばすぎ　天気予報も快晴、今日は雨具の心配も要らない、上天気。
縦走と言うことで　まず　バスにて　背振山直下の　駐車場まで送って貰うことからスタートである。バスは　下山口の三瀬峠の方で　待って貰うことになっている。マイカーなら　車２台は必要であるために　山の単体での登山はいいが縦走
となればなかなか　面倒なことになるからである。




お気軽登山の背振山（1055ｍ）からの展望　、ここには　自衛隊のレーダーがあり
また　各種のアンテナ、そしてこのように　遠くには　気象台の　レーダードーム
まである。いろんな意味で　この山系の果たす役目は多いようである。



縦走路はよく踏み込まれていて　全く進路を迷うようなところはない。
まさに新緑のシャワーを浴びながら　森林浴気分で歩けるようである。
ただ　5～６時間は要する　ロングコースであるので　かなり手ごわい感じです。



歩き始めると　縦走路にはおびただしいほどの　ミツバツツジの落花のあと
最盛期には　お花のトンネルになっているだろうことが容易に想像できた。
事実　その花木の多さは凄いものがある。
４月下旬～５月初めごろにはもう一度訪れてみたい。
名残のコバノミツバツツジが淋しそうにあった。



盛りを過ぎて色落ちしたミツバツツジ　もう落花を待つのみであった。



木漏れ日の中の新緑は眩しいほど鮮やかである。
なんども、なんども深呼吸したくなる。



矢筈峠、唐人の舞の大岩、を過ぎ　猟師岩山に着いた。
ここからの展望余りよくない。



縦走路のシャクナゲは殆んどが終っていたが　たまに　こんなシャクナゲも
残っていたようだ。



可愛い小さな　妖精のような　ハイノキの花。



この縦走路にはかなり多い　ヤマフジ
小ぶりだが山ではよく目立つようです。



いくつかのピークとアップダウンを繰り返しながら　・・・
もうかなり歩いてきたようだがここらあたりが　中間ぐらいになるだろうか。
まだまだ　先が長い。



多分　ツクシタニギキョウだろうか
縦走路の行く先々にはこのように無数にちいさな群落地帯が多かった。



この縦走路ではこの一本だけ確認された。まこと美しいツツジ同行者
みんな　名前言い当てる人いない。
検索すると　シロヤシオ　と非常に良く似ているが　特定できない
＜結局　シロヤシオではなく　単なる山ツツジのようです＞



オトコヨウゾメと思われる。

端正な花姿がとてもいい感じでした。



もう随分歩いた、金山（967ｍ）である。
山頂には先客がいてくつろいでいる。ここから　下山口の三瀬峠まで９０分ぐらいだとか。これからは　もっぱら下りばかりだが　落葉が縦走路におおく　滑ってあちこちから時々大きな声が発せられる。注意しないと危ない。
下山時が多くのケガが発生するのが通例だから。



林床にはこのように　竹原（ミヤコザサ）が続いて快適な縦走路であった。

今回　私は先導役でしたので　なるべくゆっくりとゆっくりとを心掛けた
つもりでしたが　また時間の配分にも一方でしなくてはならず　結果として
すこしペースが速かったとかの指摘を受け、反省でした。
バスの待ち合わせ時間も気になっていた部分もあったのも事実でリーダーとして
の責任はみなさんが事故、ケガもなく全員下山できたことで　安堵している次第です。新緑あふれる縦走路で　素晴らしい山歩きできた一日でした。