台上の秋

歩きはじめると　小汗はかくものの　空気が乾燥しているためか
本当に気持ちがいい。



どうでしょうか！この雲ひとつない　たおやかな　山容は
＜ラクダ山＞方面
防火帯がきれいに刈り込まれている。
ここら辺近くで春先の山火事があり　多分それの対策ではないだろうか。




午前８時少し過ぎ、　
朝日を受けて色ずいてきた　＜ハバヤマボクチ＞輝いている。



＜アキノタムラソウ＞



登山道の向こうの山並は　大平山～貫山方面





特別珍しくもないが　やはりこの時期はもう無造作にあちこちと咲いている。
＜リンドウ＞



もう終盤の　＜サイヨウシャジン＞



こんどは場所を移動して　茶ヶ床園地から　いつものマイロードを
ゆっくりと台上に上がってみる。
縦横に設けられた登山道にはもう　多くの　ハイカーが次々と足早に行きかう。
その中で登山者をやり過ごして　ゆっくりしている”おじさん”を
けげんそうに見てなにしているんだろうと思うようなパーテイも山へとむかっていた。

今日の目的のお花のひとつ　　＜アケボノソウ＞

昨年たしかこの付近で咲いていたはずだがと　探してみるが　どうしても見つからない　今年は残念かなと諦めかけていたら十数メートル　先の方に
小柄な花姿を確認できて超うれしい再開です。





いやいや　なんと美しいのだろうか。
登山者が行き交うすぐそばの縦走路に　咲いている。
もうちょっと　少しはなれたところに　咲いておくれと言いたいぐらいに
今にも　登山者に踏まれそうで　気が気ではない。
そ～っと　他の雑草で囲いをしてやる。
来年もなんとかきれいな花をつけてほしいと祈りながら・・・





すぐ近くには　これまた　凛とした
＜ムラサキセンブリ＞の花姿を見ることができた。





少し場所を移動して　今日のもう一つの　会いたかった
＜ウメバチソウ＞も　見られた。
花数がずいぶんと少なくなっているようです。
ただ　少し時期が早いのかも。今月下旬ごろには花数も
あるいは期待できるかも知れない。



近くには　＜シロセンブリ＞も顔見せていた。





＜ナンバンギセル＞

一・二本は　時々見つけられるが　これほどの数が一緒にみれたのは
私は初めて出会った。



多分＜ヒメヒゴダイ＞の開花がすすんだのだろうと思われる。
誤認の節はご容赦を。

午前中の数時間の散策でしたが　やはりこの時期した見られない
山野草と出会えて楽しい時間でした。　平尾台は　改めて自然豊かな草原台地です。これからだんだんと秋深まる　台上もまた　再訪してみよう。