備忘録 the next generation

2014年末にOCN(http://yamagu.mo-blog.jp)からこちらに移転しました。

茶色くない源氏物語絵巻

2006-03-06 15:03:09 | アート・文化

これが
http://www.gotoh-museum.or.jp/collection/photo/01003_003.jpg
復元模写するとこうなる
http://www.fujitv.co.jp/event/art-net/photo/go_291_01.jpg
っていうんだから驚きだ。

今まで見ていたものは何だったのだろうとすら思ってしまう。
本物ではないとはいえ、あれを読むときに
念頭におくべきはこのような色彩感覚なのだろう。
衣とか襖(ふすま)とか間近で見てみたいものだ。

http://www.fujitv.co.jp/event/art-net/go/291.html

しかし源氏物語といえば宮本先生の古典の授業が懐かしい。


ことの次第

2006-02-02 10:33:59 | アート・文化

過去の現代アートの作品から記憶に残っているものを紹介。

「ことの次第」は水戸芸術館現代美術センターの企画展で数年前に見た。私の記憶が正しければ、この作品はひとことで言えばピタゴラ装置だ。

基本的にビデオ作品があまり好きでない私も、この作品の前からは逃れられなかった。あくまでも記憶が正しければだが、NHKのあれよりも、あの「間」のようなものがいい。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005UW7W/250-2209783-4700230
http://www.a-e-i-o-u.com/mt/archives/000020.html

もちろん、この作品の方が古い。
軟弱な私は全編を見ていない可能性も大なので、もし
どなたかお持ちでしたらお見せくださいませ。


してはいけない!

2006-01-31 03:34:14 | アート・文化

最近記憶に残った作品の紹介。

東京オペラシティアートギャラリーで開催中の『アートと話す/アートを話す』のジョン・M・アームレーダー 「してはいけない!」(下記URLのトップページがその作品)。

http://www.operacity.jp/ag/exh69/index.html

レディ・メイド(ready made)というのは既製品をそのまま作品として展示してしまう形態のもので、この作品は過去のそういった既製品をかき集めたものだ。中でもマルセル・デュシャンの小便器なんかは有名で、実際この写真中央に鎮座している。

常識的に考えて、何かをコレクションしたり、何かを集めることは新たな価値を生み出したり、あるいは生み出せなくても価値を失うことはないのが普通なのに、これがもともとの作品たちを一堂に集めたのとはまた違った意味を醸しているのが興味深い。
10個の作品を集めたら10個分の価値があるのか?いやそもそもレディメイド作品に価値があるのか?といった感じだ。

既製品は製造過程で品質を均一に保たれているので、かつての本物の作品と、ここで使われたものたちの間にはそんなに大きな違いはないだろう。言うならばクローンと言ってもいい。

しかし実際に展示されているものを見ると、単なるがらくたというか、ガレージのごみを集めたようにしか見えなくて笑える。

おそらく、レディメイド作品は集めてもレディメイド作品かというのがこの作品のテーマなので、これ一発しか出しようがないというのもある意味潔くて笑える。メッセージが明確で良いと思う。


六本木ヒルズ

2005-05-22 23:52:26 | アート・文化
ここいらで、どうもリフレッシュが必要というわけで
ではどうすればリフレッシュできるのか、
というわけで、うーんと一唸りして思いついたのが
美術展。
でも、この時期はいまいち。

そこで、とりあえず、六本木ヒルズに行ってみた。
というより、正確には森美術館。
でも感想はやっぱりいまいちだったので、今日の収穫は
神田の三省堂で買った本二冊といったところか。

ところで美術展といえば、一つ気付いたことには
学割が使えるのだ。これはいい。

そういえば、六本木ヒルズでは東京とかの
ミニュチュアとかが展示してあった。
でも、東京はよくわからないので、残念ながら
どこがどこやらという感じだった。
一応、ゆりかもめ沿線のビルは、確かに
そんな感じだねーという印象。

自分の昔住んでた町を復元するとか
だったら面白いだろうな。