中央自動車「松川インターチェンジ」から車約15分、「『日本で最も美しい村』連合」に加盟する「長野県上伊那郡中川村」で、「葛島(かつらしま)渡場(どば)」地区にある「渡場のイチョウ並木」は、「中央アルプス」の山なみを背景に秋を愉しむことが出来る黄葉スポットだ。
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落葉最盛期に黄色い絨毯が敷き詰められる並木は、「南向(みなかた)発電所」放水路の空き地を有効活用するため、1983(昭和58)年に、地区住民によって約30本のイチョウが植えられ、今日へ大切に受け継がれている並木だという
❖ 「日本で最も美しい村」連合
「フランスの最も美しい村」連合に倣って、2005(平成17)年に「北海道美瑛町」「北海道赤井川村」「山形県大蔵村」「長野県大鹿村」「岐阜県白川村」「徳島県上勝町」「熊本県南小国町」の7町村で発足したという。
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「失ったら二度と取り戻せない日本の農山漁村の景観・文化を守りつつ、最も美しい村としての自立を目指す運動」に取り組むNPO法人で、2021(令和3)年7月現在の参加町村数は26町26村9地域の61だという。
❖ 中川村
長野県上伊那郡南部の下伊那郡と隣接する人口4,534人(2021/令和3年10月現在)の村で、1958(昭和33)年に「片桐村」と「南向村」が合併して発足したという。
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観光スポットとしては、中央アルプスの残雪を背景にする桜の絶景ポイント「大草城址」、武田信玄の狼煙台が設けられた「陣馬形山」、国指定の重要文化財「坂戸橋」などがあるが、「養命酒」発祥の地としても知られている。