自然のメモ

雑記、我が家のイモムシが上に上がって来たので隠して撮影しました(虫が苦手な人は注意)草のジャングルへようこそ

単に柑橘系の種を植えて木を生やした結果、イモムシが来たという話は何度か書いたと思います。

他にも偶然買った萩がありまして、そこにシジミ蝶が5種類ぐらい来てくれます。

また、勝手に生えてくるスミレ、カタバミからも、ヒョウモン蝶、シジミ蝶などが出て来ます。

その他、イネなどにつくチャバネセセリ類はあちこちから飛んできます。

 

私が今年、植えたパセリなどのセリ科に、アゲハが来て、蝶が増えました。

今年は一年前ぐらいからパセリを植えていました。

そこで生まれたら単に見ていただけですが、草原になってますので、わざわざ隠すのも守ることもせず(お前は雑草生やして何をしているんだ?と家の者に言われますが)、セリはそこらへんを探しても見当たらないのですよね。なにせ、農地整備と道路や河川工事で自然植生が消えた地域ですから。

とはいえ、日本庭園の一角にプランターを置いただけのもので、決して私も広いわけではないです。(庭に雑草プランター置いて何をしているんだ?とも言われます)

合計、我が庭では10種類ほどの蝶が飛び交うようになり、ハッピーしかないお花畑、みたいな感じになってます。


基本、我が庭では放置して自然に任せています。


なぜかというと、人間が世話をしていると、野生の行動が出来ず、そういうイモムシは死亡率が高いからです。
例えば、私がカマキリやカエルから助けたイモムシほど、蛹化する時は露出したところに出て、寄生蜂にやられることが多かったです。

人馴れするのでしょう。

これは、私も初心者ですので、知らずに手をかけてしまい、蛹も守れず、死なせてしまったのでした。

これから、イモムシは放置が、一番良いと気づきました。

放置したら、イモムシも人間から隠れて蛹化するようになり、寄生蜂にやられる蛹は減りました。

ライチョウ保護もテレビを見たら、なるべく触らないようにしていますがライチョウも、人の手を加えたら、その後、人に頼ってしまい、生存率が下がるのでないでしょうか。

 

とはいえ、(さて、ここからが本題)

今回、そうしてパセリを植えてパセリも食わずに雑草と共に観察していたのですが、ニラの花茎にうまく糸を回して蛹化し万事OKだった一匹が、一日で10cmも伸びるというニラの強さに遭い、不測の事態になったので、私が今回、いろいろ草や植木で隠し、羽化を手伝うことになりました。


それで私も今回、写真を撮ることにしました。

草で隠しているので、基本見にくいですが・・・でも、自然ってのは、まずこうだと思います。こうしないと、天敵や寄生蜂に見つかってしまうのです。

 

 

ここから写真です。

ニラと雑草の中で、草ではなく、しっかりした花茎を選んで前蛹になった一匹。緑色の虎とも呼べそうな、縞模様です。まだこの頃は、可愛いイモムシの名残を留めています。

柑橘系のアゲハ幼虫を観察していたら、木の高いところへ上ってましたが、やはり、草系のアゲハ幼虫は、下とか草原の中での蛹化を好むようです。

 

この一匹は、老朽化したパセリに最後までいて、わずかな草と種の部分で生き延び、ちょっと遅れたけど、無事に蛹になった、大勢いた中の唯一の生き残りです。

最初はこうして、草の根本にうまくくっついて、隠れた場を選んで蛹化したのです。花茎も丈夫で枯れる心配もないですし、選択も良かったのです。

これが、次の日になったら、10センチ上に上がっていたのですよね。ニラの驚くべき成長率・・・

 

こうして表に出て来た蛹は、寄生蜂に狙われやすいです。

我が家のいろいろな木や鉢などを動員して、草と木の壁を巡らしました。

これも、アゲハの幼虫をアシナガバチから守る技が役に立ちました(何技?)

ですので、どの写真も影になり、草が邪魔しており、見にくいです。

ですが、こういう写真が自然の写真だと思います。

 

羽化前になると、体が透けて来ます。蛹化して9日目でした。

写真は、半分透けたところ。

これからどんどんともっと透けて来て、このまま夜になってしまったので、私はカメラも止め、見守り体制に入りました。

色々何度も大事な過程を経ますが、羽化後も絶対触ったらいけない大事な時間です。

羽化まで来て、驚いたりして落ちたらもう、未来は消えるので、私も驚かさないようにしました。

 

 

羽化後。

朝起きたら、もう本体はいなかったのですが、蛹はこうして割れていたので、無事に羽化できたようです。

 

 

姿はありませんでした。

みかんのアゲハはたまにいたり、何度も周遊してきてくれたりするのですが、このキアゲハはあまりいつきません。

まあ、ここまで来れたら安堵です。

基本、自然の中にいたので、生まれて一か月ほどの間に、この世界には朝があり夜があること、曇天の日には雨が降り、灼熱の日もあること、台風の強風が吹く事など、怖ろしい天敵が何種類もいることなど、この地上の怖さや仕組みを経験したと思います。

今後、成虫になっても何とか生き抜いてくれると思います。

 

 

こういうバタフライガーデンもお勧めです。ミツバチも来ますし。


田んぼや土手では農薬や除草剤が撒かれて、ミツバチに厳しい世界ですから、我が狭い庭を使って無農薬で食べられる餌場を少し提供です。

 

また、こういう庭が用意できると、蝶やミツバチ以外も飛んできます。ツバメのエサにもなるでしょう。
カナブン、テントウムシ、夏の庭には蝉とかも。


そういう中で、自分が好きな昆虫などを探してみるのも良いと思います。

小さな卵から、だんだんと形が変わっていって、生体になる虫の姿を見ると、感動しますよ。

 

 

写真を撮る時にいた、ヤマトシジミ。

 

このような庭の隅っこでも活かして、生ごみ処理もいかがでしょうか。

野菜や生ごみなどを、コンポストに入れてゴミを分解。
ガーデニングなど土づくりにも最適。

 



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