もうちょっと前なのですが、NHKのワイルドライフ「つながる小さな命たち 牧野富太郎と南方熊楠が見つめた日本の自然」を見ました。
ここでは粘菌の美しい姿や、地下での動きなどが映像で捉えられていました。
こういうキノコや粘菌は虫の好物だそうです。
いろいろ木によって、木の根の内と外、根の中にいる等、さまざま。
私らでよく耳にする白神山地とかのブナ群落、海岸の松林、白砂青松の由来になっているものとか、断崖のアカマツ林群落とか。こういう群落がなぜ群落を作って広がったりするかというと、この菌根菌が地下でネットワークを張り、新しい若い木に栄養を届けたりしてるから、だそうです。菌が枯れると木も枯れるそうです。
私も知りませんでしたが、木はそこに木だけあったって木ではないではないのですね。
森や群落ってのは、この菌が作っている面もあるのです。
そういうつながりがあるのは、不思議なことです。森を見る目が変わりました。
粘菌ってのは、動いたり、微生物を食ったりするアメーバみたいなもの、虫的なもののようです。
このテレビを見る前に、図書館で粘菌やキノコの本を借りて来て、不思議な粘菌の姿に驚いたので、うちの近所にもいないか探してみましたが・・・見当たりませんでした。
庭や田んぼではなかなか難しいです。これはもっと森みたいなところへ行かねばなりませんが、そういうところはなかなか近くにありませんので・・・
引き続き、近くで探してみます。
これぐらいのことは誰でも知っているかもしれませんので、これから下は、さらにファンタジーな、仮定的な、私の想像と妄想の世界の話を。
このキノコ、数千年の寿命がある者もいるそうです。
アメリカの森林のナラタケの年齢が、1500歳以上ということがこのHPに載っていました。
他にも、世界の自然保護団体のHPを見てみていると、キノコが古い、太古から生きているキノコもある、というのを見ます。
何やら、草原にも草原ならではの古いキノコもあるのだとか。
しかし、日本ではそういう太古からの草原と言うのが失われています。
森も、神社に残るもの以外、太古からの森ってのは平原のものは残ってないそうです。
どれほど、ブルドーザーでがーとやったのか・・・
これは、想像の域を出ないですが。
たいてい、キノコは数年で消えてしまうようですが、中には新陳代謝を繰り返し、その同じ遺伝子で生き続け、結果として1500年、いやもっと前から存在し続けた・・・
なんてキノコが、かつて我が日本にもあったかもしれません。どこかに。
菌類の数の想定数は、世界では150万、日本では12000。
国立科学博物館のHPでは、世界の数の推定数の計算など、菌類の数について載っています。
ホットニュース、日本にはいったい菌類が何種類ぐらいいるのでしょうか?
(トップページにリンクを張っています)
国立科学博物館 National Museum of Nature and Science,Tokyo
このうちで、分かっているものはある程度あっても、まだ未知のものもあるそうです。
今でも太古の昔からずっと続いた未知のキノコがあるのだったら・・・?
それはロマンですね、もしあったら、大事にしたいですね。
キノコは菌輪という輪っかを作ることもあるそうです。
wikiでは、フランスの古い菌輪は、700歳にも達した例があると、書かれています。
詳しくはwikiのHPで
ウォルター・J・ピルサック, CC BY-SA 3.0
こういういかにもな輪っかで、ファンタジー感が漂うものが出て来たら、皆、大喜びしそうです。
私はキノコはまるで詳しくないですが、もし、太古から続くキノコがいたのに、知らずに開発され、消されたのだとしたら、もったいないことをしたなと思いますね。
参考に。世界で一番大きなキノコを作ったのは、我が国の企業。ホクトのエリンギだそうです。
ギネス記録だそう。
うちらのいつも食べているエリンギです。これがこれほどまでになるとは・・・
これを知って、ホクトのエリンギを食べたら、なんだか美味かったです。
私も菌類にも詳しくないので、土壌の中のこと、海草草原のことなど、まだこれからも見て行きたいと思います。
皆様も、今夜はキノコ、どうですか?
私はジャスコのオーガニックのしいたけを最近よく食べています。これがまた、美味しい。
日本カワウソ・・・
生息地を増やそう
昆虫を増やそう、自然で
お読みいただき、ありがとうございました。