自然のメモ

クマについて考える

クマについては、気になっていました。

 

が、私、クマがいない環境なので、クマの生き方とか、分からない面があるのですね。

 

大型動物で、崇高な存在です。森が育む最大の生き物。

 

 

オオカミとかは、犬と生活しているので、何となく分かるのです。

 

クマは木に登ったり、ネコの先祖でもあるので、まあ犬もそうですが、どちらかと言えばネコ?なのかと思うのですが、しかし、冬は冬眠、その間に子供を産み、母親は春まで、何も食べないで子育てする。

犬とネコの両方を兼ね揃えた生き物って感じですかね。

 

ですが、どういうものなのか、やはり、知っているものとはちょっと違う存在です。私の中では。

 

それで、今回、クマのことで、アンケートがされているようで、見てみました。(下にリンクを載せています)

 

このアンケートの皆さんが書かれているものもあるを見て、さすが、世間の人等は見識が高いなと思いました。

 

私なんか遊び半分でブログを書いているちゃらちゃらした人間ですから、もうブログ止めようかとまで思ったぐらい、皆さんのほうがすごいなと思ったぐらいです。

 

 

 

それで、今回、我が家にあるこういう本を開いてみました。

 

 

 

 

この本はシリーズで出て、哺乳類の本が2冊あります。

そのうちの第1冊目で、ネズミとか、コウモリ、リス、キツネなどがあって、クマも載っています。

 

このツキノワグマのページを読んでみると、「悪化する生息環境」として

世界中のクマの生息環境が悪化していることに加えて、

 

「1940年代からおよそ50年間に奥地まで自然林が切り開かれ、松、ヒノキ、スギなどが針葉樹(人工林)に変えられていった。これは時代的背景のほかに、伐採道具の機械化や、林道建設が進み、トラックによる木材の搬出がスムーズになったことがあげられる。

そのため、ツキノワグマに秋の食物を提供する広葉樹林が大規模面積で失われた。また、広葉樹林が減少すると共に、夏から秋にかけて、山で食物を得られなくなったクマが人里まで出没し、クリ、カキ、稲まで食べるような事態が頻繁に発生し、多数のクマが駆除されて来た」

 

と出ています。

加えて、四国や九州南部まで広く生息していたが、過度な狩猟や森林伐採が・・・とか。すでに残りわずかとなった地域の各地方に孤立する分布域が、交通網や市街化で、分布が小さくされたり、寸断されたりしており・・・とかが載っています。

これは初版が1996年の本です。2005年に第5刷となっています。

 

20年前から何が変わったでしょう?

そして、今、出て来るクマ問題。

私の気のせいでなければ、

こんな前から言われていたことが、今、最終マックス、問題化しているだけでは・・・?

 

上のアンケートて出ていることも生息地を取り戻すことが多く、これは、言われることは全部、やったほうが良いのでないかと思いました。

やはり、そこに住む方や、知る方の意見というのは、確かなものがあると思います。

 

クマがいる広葉樹林の森。まずはこれ、でしょうね。

川もそうでしょうね。山のなか、ぜんぶ。また、山とそれから本来あった広い生息地も。まあ、ぜんぶ、でしょうね。

 

人間の側も含めて、あらゆる面で見直さねばならない時期に来ていると思います。

 

 

熊については、私もそういう多くの人の意見や話を聞きながら、今後、考えることにしたいと思っています。

 

 

こちらでクマに関して、意見なども書けるアンケートがあります。

 

 

クマと共に生きるには - フォーラム:朝日新聞デジタル

 

2024年9月13日-2024年10月4日まで (3000回答を超えた時点で募集を締め切り)

 

誰でも書けるようですので、皆様もアンケートをされてみてはどうでしょうか。

 


人気ブログランキング
人気ブログランキング

 

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

お読みいただき、ありがとうございました。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

yamazakurakasuminomayori
ナラ枯れ。確かに。うちの周りもマツ枯れで、うちの庭の松も枯れました。

そういうこともあって、ドングリ不足など、エサが不足しているのもあるのでしょうね。


ナラも松も根っこが菌類ネットワークを持っているし、種があるし、いつかまた生えてくるでしょうけど、いったん枯れたものが実を実らせるまで、10年ぐらいと言いますし、とても長いですね。
今から、もともとの場を戻しても、クマの大好きなドングリの実が実るまでなかなか。

そちらも回復させながら、ドングリ以外の木や実のなる植物も担えるほどはあるようにせねばなりませんね。

早くエサ不足は解消してもらいたいです。事故に遭われる方らは許せないのは当然です。ご親戚の方もお気をつけください。

現実、今の何かしら問題がある状態では、人間のほうも警戒したり対策せねばなりませんね。事細かい対応が必要になるだろうと思います。

でもゆくゆくは、そこまでしなくても、自然な状態でいられることになるほうが良いと思います。

地元の人も利用できる、それぐらいになるのが普通です。
そういう未来像などを、いつまでも持てない状態っていう、今ネイチャーポジティブの時代、どこか日本も問題を抱えているし、遅れていると思います。

我々人間のせいでそうなったのなら、我々の人間側が何とかすることをする、それが出来るなら、生息地の回復など、出来ることをやればいいに、と思います。

それがなぜ、去年の頃から、何らないのか。駆除しかなく、そこが疑問に思っています・・・

クマについては私もまだ知らないことが多いですし、考えて行かねばならないことと思いますので、またこれからもクマについて見ていきたいと思っています。
190333inuneko
熊の生息地も減ってると思いますが、山の中の食べ物も減ってるのも現実で、その元のくぬぎやナラ枯れで、食べ物も少なくなってるようです

私の実家も熊が多く出てるのであまり山の中は行かないようにしています。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「生態系ネットワーク・森林再生・湿地再生・自然再生・自然再興」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事