日本

2024年06月13日 | 日記

    日本

親が子を殺し
子が親を殺す

人が人を殺し
自分が自分を殺す

法は権力者のために作られ
権力を守るため執行される

罰は権力者には適用されず
弱者と敵対者のみに適用される

会社は利益のために存在し
そこに働く者は部品でしかない

会社は利益のために権力者に貢ぎ
権力者はより強い権力を持ち その構造を強化する

アメリカでは 銃で自分を守ることが出来る
ここでは果物ナイフでさえ 外を持って歩けない

かって侍は 二本の刀を腰に差し
百姓さえも 旅に出るとき脇差しを携えていた

国のために戦って死んだ英霊たちは忘れられ
彼らの人生は一括して 負の歴史の頁に綴じ込まれる

いつしかここから志しが失われてしまった
豊かさと言う言葉が金のみを意味するようになった

いつしか人々は自分を守るために 汲々とするようになり
志しに目をつぶるようになった

目をつぶり自分を守るために
志しにそぐわぬ事を仕事とし 現実とするようになった

いつしか人々は自分を守るために
志しを諦め 志しを侮り 志しを忘れた

いつしか人々は自分を守るために 世間に背を向け
自分の部屋に引きこもるようになった

英霊たちは母や父を守るために 死地に赴いた
英霊たちは子供や妻を守るために 死地に赴いた

いつしか人々は自分を守るために 父や母を殺し
妻や夫や子供を殺すようになった

ここから志しが忘れられ 失われてから
人々は自分の拠り所を失った
                
引きこもる部屋をさえ追われ
死に場所やその方法も その死にがいさえ失った

いつしか人々は 死出の旅路に赴く人に守り刀を供えなくなり
自分を守るために弔いさえ怠るようになった

いつしかここは人々が自分を守るために
人を殺し自分を殺すところになってしまった



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