A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

有名バンドになると必ずヨーロッパツアーがお決まりだが・・・・・・

2007-09-22 | Thad Jones & Mel Lewis & VJO
Thad Jones & Mel Lewis Live at MUNICH

ヨーロッパというのはストレートなジャズを受け入れる土壌がある。フランス、ドイツ、そしてスウェーデンそれぞれ国によってお国柄があるようにも思う。昨今もヨーロッパ勢が活躍しているようだが、自分は最近の事情には疎い・・・。
ドイツは一時期地元のMPSレーベルが活躍した時期もあるが、実直なお国柄がアルバムづくりにも反映されていた。先日紹介したJon Hendeicksもドイツでの録音。ライブの演奏では、実直な中にも和やかさを感じさせる。プレーヤーもやりやすいのだろう。

Thad Jones & Mel Lewisのオーケストラも、1971年以来毎年ヨーロッパツアーがレギュラー化していた。そして、ドイツではMunichのDomicileにも74年以来毎回立ち寄っていた。このアルバムは76年のツアー。16週間にも及ぶツアーの途中このDomicileでの録音になる。

サド&メルの双頭バンドとしては後期のアルバム。メンバーをみても、リーダーのサド・メル以外はジェリーダジオンとペッパーアダムス以外創設期のメンバーは残っていない。そして久々のライブだ。
したがって、曲も、新作はなく、ここでは昔のレパートリーや、オルガンのローダスコットと共演した時の彼女のオリジナルなどが含まれる。

サド・メルの良さの半分はライブの良さ。新しいメンバーのテナーのグレゴリーハーバートやピアノのハロルドダンコも頑張っているが、初期のライブの感動は今ひとつ・・・?。
聴き慣れてしまったのか、あるいはメンバーのせいなのか、あるいは同じライブといっても地元のVillage Vanguardと旅先では何か違うのか。
何事も最初に受けた感動を上回るというのとはよほどのことがないと難しいのかもしれない。中身的にはけっして悪くはないのだが。

1. MACH Ⅱ
2. A’ THAT’S FEEDOM
3. MORNIN’ REVEREND
4. COME SUNDAY
5. CENTRAL PARK NORTH

Thad Jones (cor)
Jerry Dodgion,Eddie Xiques (as,fl,ss)
Gregory Herbert,Larry Schneider (ts,fl,cl)
Pepper Adams (bs)
John Mosca ,Billy Cambell,Clifford Adams,Earl McIntire (tb)
Al Porcino,Lyne Nicholson,Earl Gardner,Frank Gordon(tp)
Harold Danko (p)
Bob Bowman (b)
Mel Lewis (ds)

Produced by John Snyder

Recorded September 9 ,1976,at the Domicile Club , Munich , Germany

コメント
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