Buddy Rich Memorial Scholarship Concert
多分このブログを読んでいただいている皆さんはジャズファンが大部分だと思う。
私のように古いジャズが好みの方にはあまり縁が無いかもしれないが、
“Neil Peart”というドラマーはご存知でしょうか?
初めて名前を聞いたという方は、
まずは、このYouTubeの映像を見て頂くといい。
カナダを代表するRuthというロックバンドのドラマーだ。 360度ドラムセットとシンバルに囲まれて、繰り出すドラムソロは並みのドラマーではないことは想像できる。
では、次にこの映像を。
同じ、Neilが、今度はビッグバンドを率いてエリントンの名曲コットンテイルを演奏している。 実は、このオーケストラ、バディーリッチ亡き後スティーブマーカスが率いたバディーリッチオーケストラだ。
このニールはロックドラマーであっても、バディーリッチを深く尊敬している。同じようにリッチを尊敬するドラマーが集まり、彼のプロデュースの元、リッチに捧げたアルバムを皆で制作した。実は、その時のメイキングビデオがこの映像だ。
ドラムプレーは映像があると他の楽器以上に個性溢れる名人芸が楽しめる。人によってテクニックも異なるしプレーぶりも違う。それにNielのように普段はロックをやっているミュージシャンが、4ビートでスイングするドラミングを披露してくれると、ジャズファンとしては思わず嬉しくなってしまうものだ。
実は、このCDが生まれるにはそれまでの過去の経緯があった。リッチが87年に亡くなった後、リッチの愛娘のキャシーはリッチの意志を継いでドラムの後継者を育てるためにスカラーシップを設けてその記念コンサートを開催した。年によって西海岸で、そして東海岸のニューヨークでも。その記念コンサートには、ベテランのルイベルソンを筆頭に、多くの若手ドラマーが集まった。
普段演奏しているのはジャズであったりフュージョンであったり。そしてNielのようにロックのドラマーも。皆、バディーリッチを師と崇めてドラムを極めた名手ばかりだ。 懐かしいリッチのオーケストラのレパートリーが続く。皆が入れ替わり立ち代わりドラムセットに陣取り曲に合わせてスティック捌きを披露していく。
この記念すべき東西のコンサートを収めたのがこのDVDだ。
ニールを含めて延べ11人のドラムプレーの4時間を越える演奏の全貌がこのDVDで明らかになる。このメモリアルコンサートがあって、Niel Peartのプロデュースするトリビュートアルバムが後に生まれることになる。これも、リッチがロックに対して胸襟を開いてビッグバンドの素晴らしさを広めた結果であろう。確実に時代を超えて、そして世代を超えてビッグバンドとそのドラミングの楽しさが引き継がれてる。
また、このDVDには66年の結成当時のリッチのオーケストラの懐かしい演奏の模様も随所に収められている。
リッチのファンはもちろん、ジャズドラムファンには堪えられないお宝映像が楽しめる一枚だ。
このコンサートは2008年にも行われている。
*** Los Angels ***
Wind Machine
Carnaby Street
「Louie Bellson」
In A Mellow Tone
Time Check
「Gregg Bissonette」
Sister Sadie
Dancing Men
「Dennis Chambers」
Mercy,Mercy,Mercy
Bugle Call
「Vinnie Colaiuta」
Keep the Customer
Satisfied Just in Time
「Steve Gadd」
*** New York City ***
One O’clock Jump
Mexicali Rose
Cotton Tail
「Neil Peart」
Greensleeves
Standing Up in a Hammock
Good News
「Marvin “Smitty”Smith」
Nutville
The Juicer’s Wild
Straight, No Chaser
「Steve Smith」
Slo Funk
Milestones
「Omar Hakim」
No Exit
「Wil Calhoun」
多分このブログを読んでいただいている皆さんはジャズファンが大部分だと思う。
私のように古いジャズが好みの方にはあまり縁が無いかもしれないが、
“Neil Peart”というドラマーはご存知でしょうか?
初めて名前を聞いたという方は、
まずは、このYouTubeの映像を見て頂くといい。
カナダを代表するRuthというロックバンドのドラマーだ。 360度ドラムセットとシンバルに囲まれて、繰り出すドラムソロは並みのドラマーではないことは想像できる。
では、次にこの映像を。
同じ、Neilが、今度はビッグバンドを率いてエリントンの名曲コットンテイルを演奏している。 実は、このオーケストラ、バディーリッチ亡き後スティーブマーカスが率いたバディーリッチオーケストラだ。
このニールはロックドラマーであっても、バディーリッチを深く尊敬している。同じようにリッチを尊敬するドラマーが集まり、彼のプロデュースの元、リッチに捧げたアルバムを皆で制作した。実は、その時のメイキングビデオがこの映像だ。
ドラムプレーは映像があると他の楽器以上に個性溢れる名人芸が楽しめる。人によってテクニックも異なるしプレーぶりも違う。それにNielのように普段はロックをやっているミュージシャンが、4ビートでスイングするドラミングを披露してくれると、ジャズファンとしては思わず嬉しくなってしまうものだ。
実は、このCDが生まれるにはそれまでの過去の経緯があった。リッチが87年に亡くなった後、リッチの愛娘のキャシーはリッチの意志を継いでドラムの後継者を育てるためにスカラーシップを設けてその記念コンサートを開催した。年によって西海岸で、そして東海岸のニューヨークでも。その記念コンサートには、ベテランのルイベルソンを筆頭に、多くの若手ドラマーが集まった。
普段演奏しているのはジャズであったりフュージョンであったり。そしてNielのようにロックのドラマーも。皆、バディーリッチを師と崇めてドラムを極めた名手ばかりだ。 懐かしいリッチのオーケストラのレパートリーが続く。皆が入れ替わり立ち代わりドラムセットに陣取り曲に合わせてスティック捌きを披露していく。
この記念すべき東西のコンサートを収めたのがこのDVDだ。
ニールを含めて延べ11人のドラムプレーの4時間を越える演奏の全貌がこのDVDで明らかになる。このメモリアルコンサートがあって、Niel Peartのプロデュースするトリビュートアルバムが後に生まれることになる。これも、リッチがロックに対して胸襟を開いてビッグバンドの素晴らしさを広めた結果であろう。確実に時代を超えて、そして世代を超えてビッグバンドとそのドラミングの楽しさが引き継がれてる。
また、このDVDには66年の結成当時のリッチのオーケストラの懐かしい演奏の模様も随所に収められている。
リッチのファンはもちろん、ジャズドラムファンには堪えられないお宝映像が楽しめる一枚だ。
このコンサートは2008年にも行われている。
*** Los Angels ***
Wind Machine
Carnaby Street
「Louie Bellson」
In A Mellow Tone
Time Check
「Gregg Bissonette」
Sister Sadie
Dancing Men
「Dennis Chambers」
Mercy,Mercy,Mercy
Bugle Call
「Vinnie Colaiuta」
Keep the Customer
Satisfied Just in Time
「Steve Gadd」
*** New York City ***
One O’clock Jump
Mexicali Rose
Cotton Tail
「Neil Peart」
Greensleeves
Standing Up in a Hammock
Good News
「Marvin “Smitty”Smith」
Nutville
The Juicer’s Wild
Straight, No Chaser
「Steve Smith」
Slo Funk
Milestones
「Omar Hakim」
No Exit
「Wil Calhoun」
Buddy Rich: Memorial Concert [DVD] [Import] | |
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