Blue Byrd / Charlie Byrd
世の中には色々な楽器がある。その中で「ジャズ」が得意とする楽器は?
それはサックスのような気がする。クラシックはもちろん他のジャンルと比較しても、ジャズほどサックスを色々な表情で、そして役割で使う楽器はないように思う。
それでは、どんなジャンルでも活躍する楽器は?
多分それはギターではないだろうか。
ジャンル、国境を越えて色々な国や民族でギターは使われている。したがって、ギターの名手といっても色々な国に、そして色々なジャンルにに存在する。
それでは、いくつものジャンルを超えてプレーするギターの名手は?
と自問自答してはみたものの、ジャズ以外のジャンルでギターの名手を知っている訳ではないので答えに窮する。
では、自分の知っている中で一番多芸ぶりを見せてくれるギタリストとは?というと、それはチャーリーバードではないかと思う。
Concordの次なるアルバムはこのチャーリーバードのリーダーアルバム。この頃Concordに何度も登場している名手達が立て続けにリーダーアルバムを出しているが、今度はチャーリーバードの番だ。
これまでConcordには、「グレードギターズ」の一員として登場している。バーニーケッセル、ハーブエリスに加わって3人で名人芸を競っているが、この3人の中ではチャーリーだけがアコースティックギターを使って、一人特徴ある存在をアピールしている。
今回のアルバムは、ベースとドラムを加えたチャーリーのトリオアルバム。当然チャーリーのギターのプレーぶりに耳は引き寄せられる。
このアルバムでのチャーリーはというと、ギターの数は確かに一本になったが、そのプレーの多彩ぶりはいつにも増して素晴らしい。一人で3役の活躍だ。
アコースティックギター一本で、最初は、エリントンの名曲「スイングがなければ意味が無い」をスインギーに。次は一転してラテン調で。さらにスタンダードをバラードで。かと思ったら、カントリー&ウェスタン風、R&B風な曲も。得意のクラシックギターの音色があったかと思うと・・・・・次から次へと一人3役どころではない。
そして今回のトリオには、チャーリーの弟のジョーバードがベース加わっている。彼も多芸の持ち主で、ギターはもちろんフルートも吹くとか。今回は、得意の喉を披露してボーカルでも参加。B面の一曲の”I Ain’t Got Nothin’ But The Blues”で彼の歌が聴ける。
ギタートリオというと、単調になりがちであるが、このアルバムに限ってはそんな心配は無用。チャーリーの次々に繰り出される技に聞き入っていると、全11曲があっというまに終わりを迎えてしまう。
チャーリーバードの作品は多い。そしてConcordレーベルにも。その中でも印象に残る一枚だ。
1. It Don't Mean a Thing (If It Ain't Got That Swing) Ellington, Mills 3:42
2. Von Vivendo Lacerda, Vianna 3:26
3. Nice Work If You Can Get It Gershwin, Gershwin 3:05
4. Jitterbug Waltz Maltby, Waller 4:31
5. Soft Lights and Sweet Music Berlin 4:08
6. I Ain't Got Nothin' But the Blues Ellington, George 3:17
7. This Can't Be Love Hart, Rodgers 2:59
8. Carinhoso Vianna 3:41
9. Mama, I'll Be Home Someday Byrd 2:05
10. Isn't This a Lovely Day? Berlin 2:05
11. Saturday Night Fish Fry Jordan, Walsh 2:32
Chalie Byrd (g)
Joe Byrd (b & Vocals)
Wayne Phillips (ds)
Recorded at Coast Recorders , San Francisco , CA ,August 1978
Originally released on Concord CJ-82
世の中には色々な楽器がある。その中で「ジャズ」が得意とする楽器は?
それはサックスのような気がする。クラシックはもちろん他のジャンルと比較しても、ジャズほどサックスを色々な表情で、そして役割で使う楽器はないように思う。
それでは、どんなジャンルでも活躍する楽器は?
多分それはギターではないだろうか。
ジャンル、国境を越えて色々な国や民族でギターは使われている。したがって、ギターの名手といっても色々な国に、そして色々なジャンルにに存在する。
それでは、いくつものジャンルを超えてプレーするギターの名手は?
と自問自答してはみたものの、ジャズ以外のジャンルでギターの名手を知っている訳ではないので答えに窮する。
では、自分の知っている中で一番多芸ぶりを見せてくれるギタリストとは?というと、それはチャーリーバードではないかと思う。
Concordの次なるアルバムはこのチャーリーバードのリーダーアルバム。この頃Concordに何度も登場している名手達が立て続けにリーダーアルバムを出しているが、今度はチャーリーバードの番だ。
これまでConcordには、「グレードギターズ」の一員として登場している。バーニーケッセル、ハーブエリスに加わって3人で名人芸を競っているが、この3人の中ではチャーリーだけがアコースティックギターを使って、一人特徴ある存在をアピールしている。
今回のアルバムは、ベースとドラムを加えたチャーリーのトリオアルバム。当然チャーリーのギターのプレーぶりに耳は引き寄せられる。
このアルバムでのチャーリーはというと、ギターの数は確かに一本になったが、そのプレーの多彩ぶりはいつにも増して素晴らしい。一人で3役の活躍だ。
アコースティックギター一本で、最初は、エリントンの名曲「スイングがなければ意味が無い」をスインギーに。次は一転してラテン調で。さらにスタンダードをバラードで。かと思ったら、カントリー&ウェスタン風、R&B風な曲も。得意のクラシックギターの音色があったかと思うと・・・・・次から次へと一人3役どころではない。
そして今回のトリオには、チャーリーの弟のジョーバードがベース加わっている。彼も多芸の持ち主で、ギターはもちろんフルートも吹くとか。今回は、得意の喉を披露してボーカルでも参加。B面の一曲の”I Ain’t Got Nothin’ But The Blues”で彼の歌が聴ける。
ギタートリオというと、単調になりがちであるが、このアルバムに限ってはそんな心配は無用。チャーリーの次々に繰り出される技に聞き入っていると、全11曲があっというまに終わりを迎えてしまう。
チャーリーバードの作品は多い。そしてConcordレーベルにも。その中でも印象に残る一枚だ。
1. It Don't Mean a Thing (If It Ain't Got That Swing) Ellington, Mills 3:42
2. Von Vivendo Lacerda, Vianna 3:26
3. Nice Work If You Can Get It Gershwin, Gershwin 3:05
4. Jitterbug Waltz Maltby, Waller 4:31
5. Soft Lights and Sweet Music Berlin 4:08
6. I Ain't Got Nothin' But the Blues Ellington, George 3:17
7. This Can't Be Love Hart, Rodgers 2:59
8. Carinhoso Vianna 3:41
9. Mama, I'll Be Home Someday Byrd 2:05
10. Isn't This a Lovely Day? Berlin 2:05
11. Saturday Night Fish Fry Jordan, Walsh 2:32
Chalie Byrd (g)
Joe Byrd (b & Vocals)
Wayne Phillips (ds)
Recorded at Coast Recorders , San Francisco , CA ,August 1978
Originally released on Concord CJ-82
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