アンコウ物語

徒然なるままに

血液検査の新基準値

2014-05-23 21:30:07 | 健康

2013年12月27日にこのブログ「アンコウ物語」で「血液検査の基準値」と云うタイトルで
記事を載せた。この投稿では、血液検査機関によって基準値が異なり患者が混乱すると
指摘した。

日本人間ドック学会と健康保険組合連合会はこのほど、血圧や血糖値、コレステロール値、
肥満度などについて、健康診断や人間ドックで「異常なし」と判定する血液検査の新たな
基準範囲を策定すると発表した。日本人間ドック学会などが新たに策定する基準の範囲は、
「健康な人」の検査値であり、高血圧学会や糖尿病学会など専門学会の診断基準の値とは
異なるのが特徴となる、としている。この説明は良く理解できない。日本人間ドック学会と
健康保険組合連合会の基準値と高血圧学会や糖尿病学会の基準値が異なるとはどういう
事なのか。

日本人間ドック学会と健康保険組合連合会の基準値の場合、今までと異なり、大幅に基準値が
緩和された。これにより多くの患者の投薬が不要となる。血圧の場合、今まで収縮期血圧が
130mmHg以上の人達は医者から降圧剤を処方されたが、これからは薬を飲む必要が
ある人が大幅に減少する。
この新基準では今まで病人だった人が健康な人になり多くの
人たちが救われる。

それでは今まで新基準値以下の結果だった人達が服用していた薬はなんだったのか。これに
よる薬害や費用はどうなるのか。健康保険組合連合会もこの新基準値を採用していると
云う事は医療費削減が目的と勘繰られても仕方がない。この新基準により患者が増加し
死亡率が増えたらどうするのか。一方日本医師会はこの新基準を認めないと主張している。
ダブルスタンダードでは混乱するばかりである。

 

 



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