槍平小屋ニュース 

槍ヶ岳・飛騨側登山ルートの要衝、槍平小屋から日々の出来事や最新登山道情報をお届けします。

(お知らせ)滝谷ライブカメラ更新不具合の件 20200725 07:00更新

2020年07月25日 | 日記

滝谷架橋部ライブカメラですが、日照不足のためにソーラーパネルによる発電が十分に行えない影響で本日午前5時00分を最後に画像更新が停止しています。出来るだけ早く復旧に向かいますが、気象条件によってはしばらく停止したままとなる可能性もあります。更新再開後は速やかにこのブログ、ツイッターでお知らせをいたします。


槍平小屋ニュース 20200724

2020年07月24日 | 日記

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※ 2020年シーズンはキャンプ泊営業のみとなります。素泊まりを含む、小屋宿泊はご利用頂けません。どうぞご了承ください。

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雨が続く4連休二日目です。皆様にお越し頂けなかったことはとても残念。けれども、安全に登山できない条件を避けて頂いたことには心より感謝いたします。「お天気が悪そうですので、気を付けてお越し下さい」とは言えない場合が、時にあります。”登山は自己責任で行うもの”、といえばそれまでなのですが、それでも、山小屋スタッフとして現地にいる人間が感じている、起こりうる危険をお知らせすることは一番大事な仕事ではないか、と感じています。連休期間中に山行計画されている皆様も、今一度、登山道情報をご確認下さい。

 

さて、最近は朝ごはんを食べながら雨雲レーダー予報を確認し、お昼ご飯の時間を決めています。少しでも雨雲が薄くなるタイミングで外仕事をやろう、という計画。とはいえ、なかなか思い通りにはいかないのですが・・・。まずはキャンプ場の草刈り。

 

キャンプ場前の沢も水量が落ち着いたので、そのまま奥丸山登山道入り口まで。眼下に槍平小屋。その後ろには南沢の雪渓が見えていたのですが、ガスが降りてきて隠れてしまいました。

 

晴れたらこんな景色が見えます。小屋から歩いて10分くらい。今はグッと我慢で雨の季節をやり過ごして下さい。快晴の槍平で皆様のお越しをお待ちしています!

 

そして本日より気象情報も更新いたします。午前6時と午後6時の二回、気温や雨量の計測画面をブログに載せて行きます。山行計画にお役立て下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


槍平小屋ニュース 20200723

2020年07月23日 | 日記

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7月豪雨の影響でキャンプ泊の営業開始が今月23日へと延期になっていましたが、昨日無事に滝谷渡渉部への架橋が完了しました。更新担当(右側)のヘッピリ腰(苦笑)に比べ、4代目小屋主人の立ち姿はなかなかキマッています。それにしても、7月豪雨の影響は凄まじく、沢の流路は昨年とまったく変わってしまいました。早く梅雨明けし、落ち着いた流れを見せて欲しいものです。

 

槍平にクルマユリが咲いた後で架橋作業をするのは、私が知る限り、1996年以降で初めてのことだと思います。あらゆる意味で、2020年は特別なシーズンになっています。

 

三日前の夕方、穂高連峰の岩肌をバックにうっすらと虹がかかりました。初めての事ばかりが起きている2020年。今シーズンはキャンプ泊のみとはいえ、いよいよ営業開始の日を迎えました。何はともあれ、スタートを切れた喜びはあります。そして同時に、手放しで浮かれてばかりはいられない状況に対して、緊張は保っています。今感じている希望はこの虹と同じくらいにうっすらかもしれないのですが、消さないように、忘れないように、そんなことを想いながら営業初日を迎えています。

「自分の身を守るのは、自分自身でしかありません」

この数か月の間、毎週日曜日に山下達郎さんが何度も繰り返し話していた、シンプルだけれどまぎれもない真実の言葉を皆さんとシェアしたいと思います。ウイルスの脅威からも、自然災害の脅威からも、最終的には自分自身で身を守るしかありません。我々小屋スタッフも”新しい生活(山小屋)様式”に向けて、また、安全な登山をして頂くための情報発信に努力して参りますので、今シーズンもどうぞよろしくお願いいたします。

 

 


(お知らせ)滝谷渡渉部・架橋完了の件 20200722

2020年07月22日 | 日記

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【滝谷架橋部ライブカメラへのリンクはこの記事下部にあります。説明をよく読んでご覧ください。】

本日午後、滝谷渡渉部への架橋が完了しました。沢内には標識がありますが7月豪雨の影響で流出してきた堆積土砂はもろく、ドラム缶サイズの岩でもわずかな衝撃で動いてしまう箇所もあります。通行には十分注意して下さい。

 

架橋部です。現在、滝谷に架橋出来る場所はここが唯一と言っていいほど、条件が限定されています。昨年まで架橋していた場所に比べると、水面までの距離が近く、わずかな増水で流出する可能性もあります。週間天気予報によれば、皆様が下山予定にされているであろう25日(土)、26日(日)にかけては雨の予報です。入山時にあった橋が、下山時には流されている可能性もあります。槍平小屋からは、再度、梅雨明けを待っての入山を提案させて頂きます。

昨年までと違い、現在のライブカメラは滝谷ドーム方面を仰ぎ見る形で撮影を行っています。更新時間は午前4時半~午後7時。10分間隔での更新となります。橋の側面にピンク色のテープがありますので架橋部を確認して下さい。

滝谷架橋部ライブカメラ

Dropboxへ自動投稿された画像を確認して頂けます。画像順は必ず日付順として、画像の日時を確認し、最新の画像をご覧下さい。

 

 

 


最新登山道情報(滝谷架橋予定、および槍ヶ岳飛騨沢ルート状況)20200721

2020年07月21日 | 日記

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※ 槍平キャンプ場トイレは7月22日まで使用できませんのでご注意下さい。


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※ 右俣谷林道の落石は除去作業済で通行に支障はありません。滝谷避難小屋直下の落石箇所(地震の影響)については登山道から一度河原へ下る迂回ルートが標識テープで示されていますので、通行止めとなっている登山道上のロープは越えないようにしてください。

登山道から河原側への迂回路にはピンクテープがあります。見落とさないように歩いて下さい。

 

 

長引く梅雨の影響で滝谷渡渉部では沢の水量減少が遅れていましたが、明日22日午後に架橋作業予定です。架橋候補地は例年よりもやや上流(ライブカメラを設置している岩より上部)で、架橋完了後、あらためてお知らせいたします。

 

次に槍平小屋から槍ヶ岳方面の登山道情報をお伝えします。大雨による影響は限定的でしたが、登山道上の洗堀箇所は複数あります。注意して通行して下さい。画像は標高2250m付近、最終水場です。採水可能です。

 

標高2470m付近。登山道を横切る小さな沢ですが、洗堀の影響が大きく、岩が崩れやすくなっています。トラロープが上下に張ってありますので、この区間から外れないように通行して下さい。このロープは通路を示しているものなので、体重をかけるなど手掛かりとしての使用はしないで下さい。

 

標高2550m付近、飛騨乗越-千丈沢乗越分岐。

 

標高2700m付近。

 

標高2800m付近。

 

標高2900m付近。

 

飛騨乗越。ガスが切れれば、ここから槍ヶ岳が見えます。

槍平小屋より上部については大雨の影響が想像していたよりは少なく済みました。明日の滝谷架橋完了後にもお伝え予定ですが、現在、この槍ヶ岳・飛騨沢ルートを通行するにあたってはやはり滝谷架橋部、および、地震落石箇所の通行が一番気を付けて頂きたい箇所になります。繰り返しとなりますが、槍平小屋からは梅雨明け後の登山計画を提案させて頂きます。大雨時の登山は新規落石や、滝谷を含む他の沢(白出沢、チビ谷、南沢)の増水の危険があります。また、7月21日現在、槍平ではまだ有感地震も続いています。少なくとも、雨天時の行動だけは避けて頂くようにお願いいたします。

南岳新道、奥丸山登山道の情報につきましては判明次第お伝えいたします。今しばらくお待ちください。