写真の殻付きくるみは、故郷の道の駅で買ったもの。
柿はダンナさんのおじちゃんが、庭に植えた柿の木のもの。
ふたつが並ぶ季節になりました。
今回は、そんなこんなの私的な思い出話になります。
お料理の話ではないのです。
良かったら、ちょっとだけお付き合いください。
~~柿とくるみ~~
私の生まれ故郷、奥信濃には当たり前みたいに、どこの家にもくるみの木がありました。
寒くてやせた土地にあっているのかな??
高校卒業まで過ごした家の庭にも、
おじいちゃんが植えてくれたくるみの木があって、
(その家は、今はもう人手に渡ってしまっていて、木も無くなってしまいましたが)
私は大人になるまで、くるみを買ったことがありませんでした。
くるみの殻をひとつひとつ割って、その実を食べる。
それがおやつだったりしました。
だから都会に出て仕事を始めた時、
くるみって、お金を出さないと食べられないんだって分かった時は、
結構カルチャーショックだった訳です(笑)
やがて故郷の家は、雪が深すぎて住み続けられず、人手に渡り、
くるみの木も、その地の思い出も遠いものになっていきました。
ただちょっと、くるみを買うたびに、
胸に痛い部分があるみたいな、そんな寂しい気持ち。
その後、私は仕事の関係で何度も何度も引越しをすることとなり、
故郷だの、くるみの木だのと、思い出に浸ることはなくなりました。
多分だけど…。
くるみを買う暮らしが当たり前になり、
自分の生まれ育った土地が遠くなり、
今の暮らしで精いっぱいになり…。
だけど、二年前に父が他界して、
本当に久しぶりに生れ故郷に帰った時、
良いことばかりじゃなかったはずの、
故郷の空の色、空気の感じ、新緑の色。
それはやっぱり穏やかな思い出の中にあるように思いました。
殻を割ってくるみを頂く時の、
懐かしい気持ちがこみ上げてくるような。
故郷とか、思い出とか、年齢を重ねてくると、
懐かしくなってくるものなのでしょうか?
若くして亡くなった私の従兄も、
都会の病床で故郷の絵ばかり描いていたと聞きました。
くるみを割るたびに何となく、懐かしいようなやさしい気持ちになります。
年とったんだなあって、思ったり(笑)
対象的なのは、柿の木のある家にずっと暮らしているダンナさん。
生まれてから、1回も引越しした経験のないダンナさん。
(11回引越ししているワタシ)
そこで、にぎやかに暮らしていたダンナさんは、
おじいちゃんおばあちゃん、お父さんお母さんを、天国に見送りました。
たったひとり、自分だけがその家に残りました。
そしてその家に昔からあった柿の木とその実。
いまでも懐かしい味のする柿が少しだけ実ります。
生まれ育った家で、大切な家族を見送り、
今もそこで、懐かしい柿の木と暮らすダンナさん。
11回も引越しして、生まれ育った故郷の家も、思い出の木も無くなった私。
そのふたりにとって、なんとなく懐かしいような想いが、
食卓の上の柿とくるみにはある訳なのです。
どっちがどうとか言えないけれど…。
どっちも寂しさや切なさが思い出の中に加わる。
そんな年齢なのかも知れません。
******************************************
~~季節に寄り添う菜食クラス11月のお知らせ~~
11月21日(木)11:00~です。
詳しくはこちらをご覧くださいね。
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テルミー温熱療法体験会(ランチ付き)~誰にでも出来るテルミーのススメ~のお知らせがこちらにあります。
お気軽にいらして下さいね。
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ふたつが並ぶ季節になりました。
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寒くてやせた土地にあっているのかな??
高校卒業まで過ごした家の庭にも、
おじいちゃんが植えてくれたくるみの木があって、
(その家は、今はもう人手に渡ってしまっていて、木も無くなってしまいましたが)
私は大人になるまで、くるみを買ったことがありませんでした。
くるみの殻をひとつひとつ割って、その実を食べる。
それがおやつだったりしました。
だから都会に出て仕事を始めた時、
くるみって、お金を出さないと食べられないんだって分かった時は、
結構カルチャーショックだった訳です(笑)
やがて故郷の家は、雪が深すぎて住み続けられず、人手に渡り、
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ただちょっと、くるみを買うたびに、
胸に痛い部分があるみたいな、そんな寂しい気持ち。
その後、私は仕事の関係で何度も何度も引越しをすることとなり、
故郷だの、くるみの木だのと、思い出に浸ることはなくなりました。
多分だけど…。
くるみを買う暮らしが当たり前になり、
自分の生まれ育った土地が遠くなり、
今の暮らしで精いっぱいになり…。
だけど、二年前に父が他界して、
本当に久しぶりに生れ故郷に帰った時、
良いことばかりじゃなかったはずの、
故郷の空の色、空気の感じ、新緑の色。
それはやっぱり穏やかな思い出の中にあるように思いました。
殻を割ってくるみを頂く時の、
懐かしい気持ちがこみ上げてくるような。
故郷とか、思い出とか、年齢を重ねてくると、
懐かしくなってくるものなのでしょうか?
若くして亡くなった私の従兄も、
都会の病床で故郷の絵ばかり描いていたと聞きました。
くるみを割るたびに何となく、懐かしいようなやさしい気持ちになります。
年とったんだなあって、思ったり(笑)
対象的なのは、柿の木のある家にずっと暮らしているダンナさん。
生まれてから、1回も引越しした経験のないダンナさん。
(11回引越ししているワタシ)
そこで、にぎやかに暮らしていたダンナさんは、
おじいちゃんおばあちゃん、お父さんお母さんを、天国に見送りました。
たったひとり、自分だけがその家に残りました。
そしてその家に昔からあった柿の木とその実。
いまでも懐かしい味のする柿が少しだけ実ります。
生まれ育った家で、大切な家族を見送り、
今もそこで、懐かしい柿の木と暮らすダンナさん。
11回も引越しして、生まれ育った故郷の家も、思い出の木も無くなった私。
そのふたりにとって、なんとなく懐かしいような想いが、
食卓の上の柿とくるみにはある訳なのです。
どっちがどうとか言えないけれど…。
どっちも寂しさや切なさが思い出の中に加わる。
そんな年齢なのかも知れません。
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