安田よしひろ 駅立ちブログ!

日本の安寧。未来への責任。次世代の幸せを憂い、創る。

役割は心の居場所

2019年03月06日 | 駅立ち
人間性の基礎となる欲求を製品の購買へと導いていくマーケティング。魅惑的な宣伝は洗脳し続ける。ビッグデータやAIはさらに巧妙に個人を嗜癖させていく。つまり消費・競争への中毒は止まらせない。「人類はこの消費社会にコントロールされている」と、現代のグローバリズムや消費主義社会に警鐘を促したムヒカ元ウルグアイ大統領の演説が心に響く。でも消費と幸福は切り離しがたい。人間の基礎的な欲求と直結しているから。

昔から社訓を大事にしている会社がある。会社の社会的な役割を基軸に、社員にはその目的のどの部分を担ってもらっているか、そしてどの程度貢献できるかという観点を重視するやり方がある。一方で会社は生き残りを目的として、社員にノルマをかけて売上を評価の基軸とするやり方がある。会社に入ってみると、事務所の雰囲気でどちらの会社かすぐに分かるものです。

会社でも、受験でも、一人暮らしでも、経済社会の歯車の中に自分の居場所を見つけられないで迷っている人が多い気がします。日本の自殺の数は減ってはきたものの、若者の割合が増えている現状がある。プライベートとか自由もいいけど、消費・競争ではない社会の目的と、その中での役割があるということがとっても大事な気がします。そこに心の居場所が出来るのだと思います。消費ではない幸せの価値観を地域でつくっていきたい。




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