安田よしひろ 駅立ちブログ!

日本の安寧。未来への責任。次世代の幸せを憂い、創る。

愈々青々たり

2023年02月14日 | 駅立ち
雪解けて麗らかな朝、吉田松陰先生の「雪中の松柏愈々青々たり」言葉を思い出しました。 自分への慰めのような効果でしたが、勇気を頂いた言葉でした。

<略>
天の将に大任を是の人に降さんとするや、必ず先づ其の心志を苦しめ、其の筋骨を労せしめ、其の体膚を飢ゑしめ、其の身を空乏にし、行其の為す所に払乱す。心を動かし性を忍び、其の能くせざる所を曾易せしむる所以なり。

譬えば春夏の草木花葉鬱蒼たるが如き、是れ才を生ずるなり。
然れども桃李の如きは、秋冬の霜雪に逢いて皆零落凋傷す。
独り松柏は然らず、雪中の松柏愈々青々たり。是れ才を成すなり。

<解釈>
天が大きな使命をある人に授けるとすれば、先ずその人の心志を苦しめ、体を酷使させ、飢えさせ、生活を貧窮させ、また頑張ろうと立ち上がったとしても、簡単にそうはさせないよう、なおその心を圧し折る試練を重ねて与えるべきだ。
それは、天がその人の心の迷いを揺さぶり確かめ、逆に志を高ぶらせ辛抱強くさせ、以前に足りなかったこと、出来なかったことを出来るようにさせるためなのだ。

例えば、春夏に色々な草木花葉が咲き誇る。それは個々の天分・個性・持ち味。それはそれで持って生まれたもので、それを各々が行使することは何の問題もない。
しかし、桃などのように秋冬の霜雪で枯れてしまうものが多い。でも、松などは雪の中でもゆうゆうと青々しているものもいる。この違いは何だ。
厳しい試練乗り越えることこそ、真なる才能を完成させる仕業であり、自己の才能や志を悠々と確かなものにするはずだ。

2回落選してからの駅、良い人生経験に違いありません。
https://yasudayoshihiro.com/


最新の画像もっと見る

コメントを投稿