鎌倉公方の補佐的な立場にあった上杉家の邸が、浄明寺の滑川を渡った宅間ガ谷、その隣の犬懸ガ谷にあったことからも、室町時代の足利氏を中心とした鎌倉の様子が想像されるだろう。
狭い谷戸で、山の上にあるヤグラは、茂った木々に隠れてしまって見えにくい状態だ。
ヤグラについてはその方がいいだろう。
風景としてのヤグラは、いかにも存在感が強すぎる。
数年前まで谷戸の入口辺りに古い建物があった。
建物の背後に大きなヤグラがあったのがよく見えず、建物の一部が排除されて見通しが良くなった。
冬場の樹木が枯れた状態でこの場を眺めると、異様なほどにヤグラの存在感が強い。
ヤグラは樹木で隠れていた方がいい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます