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囲碁 実践解説②

2021年07月01日 | AI研究

ある大会の初戦で、約一か月前に対局した碁の実践解説です。私の白番です。

 

 

 

この碁は、とにかく息の長い展開を心掛けて打ちました。

88手目まで掲載しましたが、この後も打ち継がれ、私の中押し勝ち。

 

 

参考図1

 

黒11で14と打った場合の想定図が参考図1で、次に黒は他の大場に向かうことになります。

 

 

参考図2

 

白24では、単に38の押しか参考図2が勝りました。

 

 

参考図3

 

実践のコスミは、26のカケを先手で打とうとしたものでしたが、意外なことに、参考図3で見られるように、右辺の守りが急務だったようでした。黒1子には、若干の味が残っています。

黒35、37は味消しの意味があるので保留する、もしくは、白32の上を切ってしまうのが良かったでしょう。

黒39と後手を引くのでは、黒は形勢を損じました。

白42は狙いのある手。この手では、47付近や72付近も有力で、十人十色の手がある局面でした。

既に形勢は白良しですが、黒51は52から取る方がよく、実践は分かりやすい進行になりました。

白66では70が急所でしたが、実践は自重しました。

左辺の黒がとられた時点で、盤面25目ほどの差のようです。

左下はうまくサバけた印象です。