●○●ヒラメキ!キッズ囲碁○●○

Kは日本棋院「幽玄の間」で8段間近!どうぞご期待ください(*'▽')

囲碁 実践解説③

2021年07月01日 | AI研究

ネット碁で8段を目指していますが、レーティングが高くなると、相対的にレーティングが上がりづらくなり、しかも、負けると大幅に落ちるので、8段への道は遠いのかもしれません。一局一局の積み重ねがあるのみです。

 

今回は、前回の続きで、決勝戦の碁を解説していきます。私の白番です。

88=C7 92=L13 93=L12 96=K12 125=D7

 

 

少し見づらいかもしれません。急所の威力が目に見える碁でした。結果は、私がコミを入れて15ほど勝ったと思います。最後の十数手は、ずっとB9が好点だったようで、手番の黒がここに打っても、白が4目ほど優勢です。

 

 

参考図1

 

まずは序盤、白18は自然な手の印象ですが、参考図1のノゾキが有力で、非常に険しい展開となりそうです。

白22は足を延ばしすぎ。黒25では46に切り違うのが最強手でした。

35から41の交換は、先手を得た白が得をしています。

 

 

参考図2

 

45を利かしましたから、黒47はもったいない手です。参考図2が候補手となります。

 

 

参考図3

 

黒57では参考図3の進行も有力で、このくらいが相場だったと思います。

黒67で右辺の白が取られたように見えるかもしれませんが、心配無用です。読みを入れていたわけではありませんでしたが、実践の白126にツケれば、部分的にでも何かしら手になっていると思ってました。ちなみに、126より単に132に置いている方が厳しかったようです。

要は、黒67は無理手だったということです。

 

 

参考図4

 

この碁は、ぜひ並べてみてください。白92=111からの脱出劇、参考図4の白3のツケなど見所満載です。特に、白3のツケに関しては、対局相手のベテランの方から、「こういう手は見たことがある気はするが、初めて打たれた」というコメントをいただきました。

実践はこの後、黒は黒字のAに打ちましたが、ヨセの段階になると、参考図4の赤字のAが大きいことは前述の通りです。

振り返ってみれば、打ちたかった手、実践より勝る手がたくさん出てくるので、自分もまだまだ上達可能だな、と思います。


囲碁 実践解説②

2021年07月01日 | AI研究

ある大会の初戦で、約一か月前に対局した碁の実践解説です。私の白番です。

 

 

 

この碁は、とにかく息の長い展開を心掛けて打ちました。

88手目まで掲載しましたが、この後も打ち継がれ、私の中押し勝ち。

 

 

参考図1

 

黒11で14と打った場合の想定図が参考図1で、次に黒は他の大場に向かうことになります。

 

 

参考図2

 

白24では、単に38の押しか参考図2が勝りました。

 

 

参考図3

 

実践のコスミは、26のカケを先手で打とうとしたものでしたが、意外なことに、参考図3で見られるように、右辺の守りが急務だったようでした。黒1子には、若干の味が残っています。

黒35、37は味消しの意味があるので保留する、もしくは、白32の上を切ってしまうのが良かったでしょう。

黒39と後手を引くのでは、黒は形勢を損じました。

白42は狙いのある手。この手では、47付近や72付近も有力で、十人十色の手がある局面でした。

既に形勢は白良しですが、黒51は52から取る方がよく、実践は分かりやすい進行になりました。

白66では70が急所でしたが、実践は自重しました。

左辺の黒がとられた時点で、盤面25目ほどの差のようです。

左下はうまくサバけた印象です。