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囲碁 実践解説④‐2

2021年08月31日 | AI研究

私は、先を見据えずに打ってしまいがちなので、もう少しゆっくりと打ち進めるほうがいいのかもしれません。前回の続きです。

 

 

手順図

 

この譜では、明らかに白(私)が変調しています。

ずっと左辺に打ち込むつもりだったのですが、やはり中央から右辺への競り合いに気を取られてしまいました。

そして、打ち込みの位置はAと考えていましたが、一路上のBがよかったようです。本譜の終わりまで、両者ともにBが好点でした。

白1では、下の参考図1のような進行で互角。

 

 

参考図1

 

白11,13のような守り一辺倒、直接的な手は、なかなかうまくいかないことが多いです。それぞれ、B、Dがスマートでした。

また、黒12が来るまで、白から依然としてCが狙いでしたが、ついに打つことができませんでした。

白15から、両者ともに先述したBが要所でした。左下の白の目にも関係しています。

黒16は、左辺をBと守るのが手堅かったです。モタレ攻めの要領に従った手段ですが、このように自陣に隙があるときには、まず守りに手を回し、それも一手で守り切ることを意識しましょう。

白17は、わかりやすく左辺に手段しようとした手です。(Eのアテコミを防いでいる意味がある)しかし、やはり単にBです。

黒28は左下からの白一団を視野に入れた一手ですが、ここではまたもやBと一着入れて完勝でした。

そして、黒36は、あまり白に響かなく、打つならFのコスミツケか、再三登場しているBがよかった。

白39は鋭いように見えますが、普通にG。しかし黒40では、下の参考図2で黒打ちやすかった模様です。ここで、白にチャンスが訪れました。

 

 

参考図2

 

本譜は、黒、強豪の流れるような石運びが印象的です。

しかし、本譜で一時は盤15目の差をつけていた黒も、最終手時点では予断を許さない形勢にしてしまいました。

 

 

総譜

 


囲碁 実践解説④‐1

2021年08月30日 | AI研究

おととい、ネット碁で、私の住む県強豪の方から互先で教えていただきました。今回は、その碁を解説していきます。私の白番です。

 

 

 

序盤は、意欲的な布石になりました。

黒17では、図のAの受けが相場です。

実践の白18から最終手の黒39まで、白からB、黒からAなどが要所でした。

特に、白22から黒25は小さく、例えば白22では、下の参考図1のような進行が予想されるところでした。

 

 

参考図1

 

また、白30でも下の参考図2のようにハネが大きいです。左上のほうが急がれます。

 

 

参考図2

 

ずっと、ハネを打ちたいとは思っていたのですが、下辺の折衝で余計なことをしてしまいました。

黒39現在、手広い局面です。