●○●ヒラメキ!キッズ囲碁○●○

Kは日本棋院「幽玄の間」で8段間近!どうぞご期待ください(*'▽')

上達法です3

2018年11月22日 | Kのつぶやき
上達法です2の続きです。

もっと私なりの上達法が思い浮かんできたので、投稿してみようと思います。
私が三段のころから意識してやっていることです。
それは、石がぶつかってきたときに、常にその部分の最強の手を読んで打つことです。
これがなぜ有効な上達法だというと、自分の石の安全ばかりに気を使って打ってしまうと、相手の石をなかなか狙わないで打つようになってしまうからです。
「攻撃は最大の防御なり」という格言の通り、競り場の時に自分の石を守って逃げるだけの打ち方だと相手に楽にされますし、自分が得る利益は少なくなってしまうと思います。
なので、次に相手に狙いがある手、相手に響く手を打たなければなりません。
例えば、星にカカってきたときに、辺の星に挟んだとします。
そして相手が手を抜いてきたときは、コスミつけてから一間に受けて攻めるのが基本ですよね。
これをケイマに受けて攻めるのは、ケイマの石が三線で低いので、相手の石を封鎖したり、強力な攻めをやりづらくなります。
一間に受けることで、細かい話ですが、若干攻めやすくなります。
もう一つ例を挙げてみますと、「ツケにはハネよ」という格言がありますが、これは「最強な手を打てるのであれば、ためらわずに打て」という意味です。
ノビたほうが形はいいですし、何より自分の形に弱点が残らないので、石を弱くしたくない場合は考えられる手です。
しかし、ほとんどの場合、よほどのことが無い限り、ツケられたらハネで大丈夫です。

以上が基本的な考え方でした。
これを考えながら打つだけで、これまで何気なく打ってきた手の意味が理解できることもあります。
少し筋が悪い手でもいいので考えて打ってみてください。
キリとか、ハネとか、二段ばねなどが良く出てくると思います。
直感的に何かあると思ったところは、大体手があるので、相手の石を取るくらいの勢いで打ってみてください!

ご報告です!

2018年11月22日 | Kのつぶやき
三段位獲得戦のご報告です。
Ⅿ君は危ない碁もありましたが、Ⅿ見事優秀な成績を収めることができました。
私もとても嬉しいです。
皆さん、応援ありがとうございました!

上達法です2

2018年11月19日 | Kのつぶやき
久しぶりの投稿です。
上達法です1に書いたとおり、私は三線をぼちぼち打つ碁より、序盤は外側に石を持っていき、その石を活かして勝つ碁を目指して打っています。
外側の石が軽い石だったら模様に、厚い石だったら壁として攻めるなり、模様の中心点として活用していきます。

皆さんは実利と厚みどちらが好きですか?
もし実利が好きな方であれば、相手の模様をうまく消して、序盤の貯金を活かして勝つ碁も見られると思います。
実利派、模様派、厚み派などがありますが、一つずつ私から見た特徴を解説していきます。
なお、厚み派と模様派は全く違うものです。

実利先行型の長所は、先に地を稼いでいるので、焦らなくていいことです。
相手が模様を張ってきたときに、軽く消して囲わせるだけで、ヨセなどで少しずつ削れるので、見た目ほど地模様は大きくなく、勝てることも珍しくありません。
生きている石は厚い石なので、弱い石がなく、安心して模様の中に入っていくこともできます。
ただ短所は、発展性が無く、相手から固められたときに、凝り形になりやすいことです。
例を挙げてみますと、小目から小ゲイマにしまったときに、ツケやカタツキなどで固められやすいです。
生きている石は固めていいので、どんどん相手に外に石を持っていかれてしまいます。
模様の方が効率が良くなる場合が多いので、実利先行型は、相手の模様を消すことによって、相手の石の効率を落とす技術が必要になってきます。
このようなことができる方は、相当強い方でしょう。

変わって模様派の長所は実利派とは真逆で、無限の発展性があることです。
模様の石は生きていない場合が多いので、石が切れると攻められてしまい、勝手に模様が半減してしまいます。
模様の碁を打つ時に大切なことは、石をつなげて打つ、模様の接点を逃さないことです。
武宮九段などの碁は、ぴったり石が繋がっていて、巨大な黒模様を形成する事が多いです。
模様の接点は本当に天王山で、打つと素晴らしい模様ができ、逃すといっぺんに周りが薄くなって模様をまとめ上げるのが難しくなってしまいます。
元々スケールがとても大きいので、上手く囲うと大勝することもよくあります。
短所は模様をやすやすと荒らされてしまうと、即投了になるところです。
入ってきた石をうまく攻めないと、簡単に前述した通りになってしまうので、模様をまとめ上げるのは思った以上に難しいです。
模様派は危なくない、若しくは軽い石で捨ててもいいような形である限り、先手先手で模様の接点や辺の星などの大場に打たないと、全局的に足早でも所々に傷があり、非常に打ちづらい展開になってしまいます。
序盤から二線に打つと「二線は敗線」の格言通り、負けます。
ただ単に模様を広げるよりも、相手の石を封鎖するように打った方が、確実に高い位に石を持っていくことができると思います。

最後に厚み派ですが、これが一番難しく、私にとって打ってて一番楽しい打ち方です。
前の方で厚みと模様は違うと書きましたが、何が違うといいますと、模様は石が高いですが、厚みは必ずしもそうではなく、三々に入って生きた石でさえ厚い石になってしまいます。
厚み派の長所は、完全に生きている石なので、心配無用で力強く戦うことができます。
実利系の厚みは、二線のはね接ぎなどが効かず、二手連打されても死にません。
一方的に相手の石を狙うことができます。
模様系の厚みは、前述した通り壁攻めや模様の中心として活用できます。
厚い手は、自分も相手もとても遅い手に見えることがよくあります。
しかし、後からじわじわと効いてきて、思わぬ結果になることがしばしばあります。
実際私もある人から「ぬるい手に見えたけど、全然そんなことなくて、後から力強く打たれてしまった」と言われたことがあります。
あと、厚い手の特徴として形がきれいで、効率がいいことがあります。
それはしっかりとした形は攻められづらく、傷が無い場合が多いからです。
しかし、もっと厚い形は石を縦に使っている形です。
これこそ、全局的にとても遅くてぬるく見える手です!
全くそんなことはありません。厚い手の最大の長所は臨機応変に打ちまわせることです。
その石が盤面に置いてあるだけで、全局的に影響を及ぼすので、相手の模様も消せますし、攻めや模様拡大の手掛かりにもなります。
短所を言えば序盤に必ず遅れるので、中盤戦をうまくできないと負けてしまうことです。
厚みは基本は戦いに活かすのがいいと思います。

私から見た戦法でした。
もし皆さんがこの中で気に入った戦法がありましたら、是非つかってみてください!
どの手も打ちこなすのはかなり難しいと思いますが、手の意味が分かると勝てるようになりますし、今もう自分の戦法として習得された方は、ますますいい手を打てると思います。
私も自分に合った手を探すことを頑張ります!

上達法です1

2018年11月06日 | Kのつぶやき
これからは私なりの上達法を紹介していきたいと思います。
私は本を読むのが好きなので、死活や、手筋を勉強していました。
特に、手筋が好きだったので、手筋辞典のようなものを一日100ページくらいは読んでいた時がありました。
死活は、碁ワールドの問題を繰り返し解いていました。
どちらかというと死活は嫌いで、手筋しか勉強しなかったようなものです。

私は、初段くらいまでは地にからい棋風で、序盤は3線に打ちたがっていました。
その後三段のころには、模様を張るのが好きで、星にカカッてきたら、五の五にコスむという字に非常に甘く、雄大な模様を形成しやすい手を多用していました。
今は、厚く打って自分の弱点を消しつつ、逆に相手の弱点を狙って打つのが楽しいです。
初段の時はしのぎを練習して、三段の時は相手の石を攻めるように打ち(特に自分の模様に入ってきた石)、そして今は、盤面全部を使って打つことが目標です。
まず形を覚えて、石をサバくことができるようになり、模様の接点が分かり、手が読めるようになりました。
これらすべてはとても役に立っていて、特に模様の接点については、とても敏感だと思います。
天王山ともいわれる模様の接点は、ケイマやマガリになることが多く、絶対に逃したくないと思いながら打っています。
私の打ち方だと、実利と外勢がはっきり分かれることが多いので、常に模様の接点が出現しやすく、わかりやすいです。

私の考えについて書いてきましたが、私なりの上達法は手筋の本を読みたいときに何度も読むことです。
手筋が分かってきたら、死活を勉強するのがいいと思います。
死活を先にしてもいいのですが、私は手筋がとても面白かったので、手筋を推奨します。
部分の戦いに強くなることで、棋力も大幅に上がると思います。
部分に強くなったら今度は全体を見て打つ、です。
まるで盤面全部が自分の物となったかのように打ち進めるのは、部分の戦いで戦果を挙げるより、断然楽しいです!