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Kは日本棋院「幽玄の間」で8段間近!どうぞご期待ください(*'▽')

小目 ケイマガカリ 二間高バサミ④-2

2020年05月27日 | AI研究

 

今まで発見した変化なのですが、AIの言っていることが分からない(勝率は高いのですが、石をいっぱい取られている)変化があり、それを紹介していきたいと思います。前回はこちらから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白22に対しては、黒23の一手でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

白次にB12は、D9が有力で黒がいいとのことでした。

故に白はC10の一手。ここからが難解です。

 

 

 

 

 

 

白26で37にハネるとさらに難解です。

そして、上図をご覧ください。左上の黒が全部とられています!

左辺も合わせると、白地は35目を超えていそうです。

しかし、下図の通り形勢は黒が69.6%とだいぶいいです。

 

 

 

 

 

 

冷静に考えてみると、右辺はそのまま黒の二連星ですし、左下の白がさみしく(段違いなので、B4にとんでも渡れない)、また真ん中の白4子がセメドリを回避するために不自由な動きを強制させられるなど、左上をこの形でとっただけではとらされた感があり、白優勢とは言い難いようです。

このようにAIが示す変化は、かなり石を捨てても、立派な外勢を築くものが多い気がします。

私はどちらかというと厚み派、外勢派なので、これを書いているうちに、この変化を使ってみたくなりました。

皆さんもぜひ使ってみてください!(*^▽^*)

 


小目 ケイマガカリ 二間高バサミ④-1

2020年05月27日 | AI研究

今回から、おそらく最強と思われる白の抵抗と、黒の応手を紹介していきます。

とても難解なので、まだ結論が出ていませんが、発見した変化を徐々に載せていきます。

 

 

 

 

 

 

 

上図左側の変化になればわかりやすいのですが、白が中央に先着できるので、もう少しいい図がないか探してみたくなります。

次回からは、難解な変化を紹介していきます。

 


小目 ケイマガカリ 二間高バサミ③-4

2020年05月22日 | AI研究

 

今回で、白22手目G15は終わりです。こう書いてしまうと、後から大事な発見が出てきてしまうのでしょうか?前回はこちらのリンクから。

 

 

 

 

 

 

 

 

最後の変化で、白24手目をC10に打った時が登場します。この手は左辺を頑張った手です。これで25に打つと、出切られて悪いです。

白26でB13は、この配石なら黒C18、白D18、黒A18で、次に27と33が見合いです。

あとはほぼ一本道で白42まで進みます。

ここで、黒43をどこに打つか悩ましいです。

下図の勝率で分かる通り、AIは図のAを推奨していますが、人間的にはBに封鎖したくなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

勝率はほぼ変わらないので、打ちやすい手を選択して大丈夫です。

最有力候補のC7にノビた場合、白G12、黒C5、白C4、黒A12、白A11、黒B14、白B7、黒B6、白A7と、真ん中は突破されますが、左下の白に迫りつつ、左辺の白を小さく生かす狙いがあります。

G12に先着した場合は白はC7にハネるので、次に黒は手厚いG13か、普通に大場に走るのが有力です。G12に対しどちらから出切ってきても、J16のアテを決めて、形を整えれば黒戦えます。

 

これまで白の22手目をG16に打つのと、G15に打つのを紹介しました。

残り三通りの抵抗があるのですが、正直、全部難解すぎてわからないです。

私とAIが一緒に頑張って読んでいますが、たまに二人とも読み抜けて、それが致命傷だったり。。。

人間の知識も織り交ぜながら、これからも楽しく、頑張って研究を続けていきます。

お楽しみに!

 


小目 ケイマガカリ 二間高バサミ③-3

2020年05月21日 | AI研究

 

今回も前回に続いて白が24手目にB12に打ってきた変化を紹介していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

黒が25にツケて来た時に26と押すのは、AIの最有力候補の一つです。

その後はほぼ一本道で、黒37まで進みます。途中、白34で35に下がるのは、普通に34につないで大丈夫です。

白38はD10と迷うところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

攻め合いは白負けですが、図のように利かす狙いがあり、またコウ材も豊富です。

しかし、さすがに左上の黒地が大きく、二つの白石がまだ完全に治まっていないので、下図の勝率が示す通り少し黒がいいようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

相変わらず三々が好きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、白が早期に41にアテておかないと、逆に黒から41を決められて、大変なことになります。

次に進む前に、白J16に対する決め手を考えてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これが決め手です!この後、白A18、黒C16、白C18、黒H15、白H14、黒G12、白G19、黒F19、白H19、黒F11、白E17、黒D14、白F18という展開が予想されますが、黒にJ15などに回られて、半ツブレです。

この手は私が発見しました。ここだけはAI の読みを上回ったようです!

 

 

 

 

 

 

 

 

この局面の想定図です。候補手を見ると、AIも予想外の手を打たれると、動揺することが分かります(・・?

様々な面白い変化があるものですね。

 


小目 ケイマガカリ 二間高バサミ③-2

2020年05月18日 | AI研究

 

 

 

 

 

 

前回、白24手目で上図の簡明策を紹介しましたが、今回は、反発する変化を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図のように、白24手目をB12に打つ変化もあります。左上の黒を狙った手ですが、ちょっと危険な手でもあります。

25のツケが好手で、白が窮屈な格好になります。

続いて29は28が厳しいし、C18の安全策でも黒がいいので、26か28の二択になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次にポン抜きが自然な一着です。場合によっては第二候補のD18と打ち、白G19黒C10かD9が有力になる局面もあるかもしれませんが、勝率的にも通常時は、ポン抜きで十分なワカレだと思います。

 

 


小目 ケイマガカリ 二間高バサミ③-1

2020年05月15日 | AI研究

最近、この形ばかり研究しているのですが、AI任せにしないで自分も読みながら研究しているので、かなり強くなった気がします。

過信は禁物ですが、やっぱりAIの推奨する手はよく見えてしまうので、結局は採用してしまいます(笑)

 

さて、今回からは白が22手目をG15に打った変化を研究していきます。

この手はどちらかというと外勢と上辺を重視した手だと分析しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白22に対し黒はほぼ23の一手で、白24黒25とお互い2子を制し合う展開が最善というのがAIの主張で、勝率はどちらから見ても50%でした。

黒はD14、F13、G14、G13(次にF15からのシメツケの狙いがある)の利きがあり、白は先手をとれたことや、下図の想定図のようにC9からの利かしの味が残っていることが自慢です。

これなら簡明なワカレですが、この新型は白24で様々な変化があるので、しっかり研究しないで打つとツブレてしまう恐れがあります。黒21手目時点で、双方の石が三方向に分裂しているのですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

左側がこの後の想定図です。再三述べていますが、左上の黒は前述した利きが残っているので、なかなか死にません。ちなみに、この図の黒14では17も有力とのことで、私が自分なりに読んでみると、同じく黒14ではC11と打ってシメツケてからシチョウに抱える手順も有力に見えますが、この図で十分との判断なのでしょうか。

 


AIに勝ちました!

2020年05月14日 | AI研究








なんと、私が研究しているAIに勝てました!
プロを凌ぐ力を持つこのAI には一生勝てないと思っていましたが、攻め合いに弱いことがあるのは本当でした。
黒が私です。黒53手目まではほぼ互角でした。(もちろん相手の方がいい。)
白54は打ちすぎで、57か56に守っていればよかったです。55に打った瞬間、勝率が(こちらから見て)グンと上がりました。
ちなみに黒63は手筋で、実戦でこれを発見できたのは収穫になりました。
70以降のシチョウの逃げだしはいつもなら候補手に上がってきませんが、あまりにも勝率が低い(70時点で黒の90%)ので、仕方なく打ったのだと分析しています。
最後まで打って、私の178.5目勝ちでしたΣ(・□・;)。また勝ちたいなー(笑)



小目 ケイマガカリ 二間高バサミ②-2

2020年05月14日 | AI研究

前回の続きです。
今回も、白が22手目にG16に打った変化を研究していこうと思います。

前回の変化を研究していきます、と言いたいところですが、ほかにも有力な手が発見されました!実は、今AIに探索させながらブログを書いているのですが、良さそうな手が見つかったので、そちらから紹介します。












さて、図の通り23手目に黒はE11に打つのが良いとAIは言っています。
その後、白G15、黒C10と進むようです。
もともと白の隅だったので、このような形で治まることができては、成功と言えます。
白の立場としては、黒21手目は急所切りですが、この石はそれほど強くないので、人間的にはこれをもっと攻めたくなります。AIの考えは理解不能なところが多いです。











最善と思われる進行です。
左上の黒は意外と粘り強く、白もなかなかトリカケができません。例えば、白B13には黒C18、白C18には黒B12白B13黒A12白A11黒C11白A13黒B12白A12黒D11白B12黒B10まで一本道で白が困っていますので、白はB13でC11くらいのところです。











図のように白H17で黒の58.7%です。白は真ん中の一団が目を確保できていないので、少し負担になっています。


ここからは、前回紹介した黒23手目にF15に打つ変化を紹介していきます。










ほぼ一本道ですが、白26手目で29に打つと、黒28白27黒F11となり、白の隅だっただけに少し黒がいいと思います。
黒33のあとは、











G17とF17の二択で、G17なら外勢を採る変化、F17なら実利の進行となり、どちらを選択しても互角です。
黒23手目のF15は隅を重視するときに有力ですが、通常はE11で問題無いと思います。


小目 ケイマガカリ 二間高バサミ②-1

2020年05月11日 | AI研究
閲覧ありがとうございます。
皆さんは二間高バサミの新しい形を使ってみましたか?
今回から、その形の変化図を載せていこうかと思います。

今回は、白が22手目にG16に打ってきた場合の変化を一パターン紹介していきます。












白にとって、G16はツケです。打った瞬間の勝率判断は、黒から見て50.1%でピッタリ互角です。
AIにとっては、G16は第6候補手ですが、図のように黒4子を取ることができるので、実利が大きく有力な変化だと思います。
ただ、図の白3、白7、白11と、その左側の3子、計6子のダメ詰まりを横目にシメツケがききそうです。
個人的には、若干黒持ちですね。
局面次第では有力な変化です。