9月12(月)~13日(火)西安3日目~最終日
最終日は、朝9時の便で上海に戻って夫は、学校に直行の予定。
...と言う事で実質、西安最終日のこの日は何をしようかと考えるにもこの雨じゃね...。
しかも午前中は、夫の就職の関係でシンガポールから電話でのヒアリング。
夫は天気が良かったら、西安市内から出て、近郊の山、華山に行きたいと...
朝10時に掛かってきた夫のヒアリングが終わり、外を見てみるとようやく雨が上がった模様
早速、散歩しがてら街の中心の観光案内所を目指す。
地元の人もようやく雨が上がり喜んでる様子。
子供達は、道端でバドミントン。歩き始めたばかりの赤ちゃんも嬉しそうに歩いてる。
ホテル近くの城壁の門「朱雀門」を出て、お堀の周りにある遊歩道を歩く。
気持ちがいいね~
メインの門、南門に来て中に入れる事が分かり、せっかくなので中に入ってみる事に(入場料:40元/人)。
西安の城壁は1374年から4年かけて築かれ、現存する中国の城壁の内、最も完璧なものらしい。
シルクロードの起点として西門がとても有名で、あの三蔵法師もここから旅立ったという。
昔、中国の絹はここから運び出され、西の品々もここの門を通って中国全土に伝えられて言ったと思うと、やっぱり中国すごい!と思わずにはいられない。
ここにも兵隊さんが。
うっぐもなんとなく楽しげ。
どっしり構えた門は本当に立派。
城壁の上は歩けるようになっていて、うっぐもこの広さに喜び、走る、走る!
パパにも「Let's run, papa!」
南門を楽しんだ後、街の中心にある鐘樓の横の観光案内所を目指す。
ここで、「華山」に行きたいと言うと半日では無理だし、小さい子供には危ないところだと言われ、手頃に山景色を楽しめる所を紹介してもらう。
すると「翠華山」と言う国家地質公園にもなっている所を勧められ、行き方を教えてもらう。
市内バス600番で市内を出て、905に乗り換えてそのまま山まで連れて行ってくれるからと。
所要時間名は1時間強。半日遠出には調度いい距離。
...と楽しい気分でいられたのもここまで。
今思えば、ここでお昼を食べずにバスに急いだのが全ての始まりだったのではと思う。
また、あんなに寒かった西安にもようやく日差しが出てきて結構な暑さ。
喉が渇き、売店でミネラルウォーターを買い、がぶ飲みしていたのも行けなかった...
600番のバスが来て乗ろうとするけど満員で乗れない。
2,3分してまた来たから、今度こそは、と乗る。
激混み!
でもうっぐがいるので席を譲ってくれる。ありがたい。
15分位乗っただろうか。
急に私がムカッと気持ち悪くなった。どうやら水にアタッタらしい...
ペットボトルを見ると「飲用鉱物系水」と。
ホテルにあったミネラルウォーターと同じなので安心して飲んでた。
上海では、気をつけて「飲用天然水」を選んでいたのに、迂闊だった...
目的地(バスの乗換え地点)までは何とか我慢。
陝西電視塔(Shaanxi Television Tower)付近。
次に乗る905番バスの停留所を確認して、急い近くの電気屋に駆け込みトイレへ...
大変でした...
その後、ランチをする場所を探すも手頃なところが見つからない...
仕方ないので立派な門構えのレストランに入る。
街からちょっと外れると英語も日本語ももちろん全く通じません。
メニューの写真を差して「これ下さい」と言ってもなんかかんか言われて注文できない...
他に食べれそうな物がなかったのでこのレストランは出る。
隣のレストランに入り直して、同じ様にメニューの写真を差して麺を注文。
しかし出てきたのは、サイズが違ったり、辛くて食べれなかったり...
仕方ないけど、これで済ませ、バス停へ急ぐ。
ところがすごい人!!
905番が来た!1時間以上も乗るのだから、長距離バスかと思いきや、普通の路線バス...
そして既に人がいっぱい!
更に乗り込もうとする人!
とてもじゃないけどうっぐもいるし、無理!
なので次を...と思ってもずっとそんな感じ
観光案内所では、905番の方が本数が多いからと勧められてここまで来たけど、バスターミナル発のバスも紹介されていたので、バスターミナルまでタクシーで向かう(8元)。
城南客运站(Passenger Transport Station of Chengnan)
バスターミナルで、観光案内所の人が中国語で書いてくれた行き先を見せながらバスを探す。
休憩中の運転手さんに聞いたら、「あのバスだよ」と教えてくれて、そのバスの運転手さんに話しかけたら、その会話を聞いていた乗客の女の子が「そうよ」と久しぶりに聞く英語で教えてくれてた。運転手さんにも私達の行き先を伝えてくれた。
これで大丈夫!山に行ける!
でもやっぱり普通の路線バス。
しかも観光案内所の人が教えてくれたバスとは違う923番バス...
いいのだろうか...
ここでも学生の男の子がうっぐに席を譲ってくれた。
これから約1時間バスに揺られるんだもんね。本当にありがたい
なんとか出発。
バスの料金は、運転手さんとは別のバス料金徴収係へ。
1時間以上も乗るのに、たったの4元/人!
二つほど停留所に停まるともう、ぎゅうぎゅう詰めの満員!
バス料金徴収係も必死で料金を集め、お年寄りや子連れが乗って来たら「はい、キミ、席譲って!」とドンドン仕切る!!
見事な客さばき!!しかも女性です。
バスは、私達が最初に905番を待っていた停留所(相変わらず人であふれ返っていた)を過ぎ、どんどん街を離れます。
どんどんローカル色が強くなって行く...
この中で外国人は私達だけだよな...
どんどん田舎景色へ。
道路も整備されておらずガタガタ道。
バスは、それでもどんどん人を乗せて行く...
よく見ると学生が多い。
学校帰り?
もうそろそろ1時間は経とうとしてるのに私達に席を譲ってくれた少年は、まだ乗ってる。1時間も乗るのに席を譲ってくれた優しさに改めて感謝。
最初に「このバスよ」と教えてくれた女の子もまだ乗ってる。
皆、いったいどこまで行くんだろう??
と、突然道が開け、皆どーっと降りる。
運転手さんにも「ここだよー!」って言われ、どうやら終点らしい。
でもここは幹線道路の交差点...
周りに何も無い。
山はまだ遠い...
「ここはどこ?」なんて辺りを見回していたら、人力車に毛が生えたような三輪のバイクのタクシーみたいなのに囲まれていた。
一緒に降りた皆は、どんどん、乗合いしてこのタクシーに乗って何処かへ消えていく...
すると親切にも私達に英語でこれに乗って山に行くしかないと教えてくれて、値段の交渉までしてくれる。
しかも一緒に山の入口まで来てくれると言う。
なんと親切なんでしょう
もう涙が出てくる位ホッとした。
出発するとタクシーは、どんどん山道を登って行く。
うっぐもこの喜びよう!
道中、彼女に色々話を聞くと、この山の麓に学校があり、みんなそこに行くからこの時間はとっても混むんだとの事。
毎日通う訳ではなく、週末から1週間学校にこもるんだと言う。
彼女の専攻はフランス語。
英語も上手なのに頑張ってる!
到着してタクシーは私達を降ろし、彼女は学校へ向かってまた山を降りていった...
←私達が乗った三輪タクシー
本当に心温まる出会いだった
すぐそこに帰りの905番バスが停まっていて、バス停の位置は確認して、山の入り口へ向かう。
もう既に16時を回っていた...。
しばらく山道を歩く。
すると入場料を払う所に出た。
ここで、念の為帰りの最終バスの時間を確認をする。
筆談と英語でなんとか話が出来、なんと17:30と言う事が判明。
もう1時間も無い事が判明。
もう時間がない。
せっかくここまで来たのに...
がっかりする夫...
門の入口まで行って雰囲気だけ味わって、またバス停へ戻る。
ところがバスターミナルと言うのに人がいない...いやな予感...
905番のバスが2台あるけど、サビ付いていて動きそうにもない。
まだ17:30まで30分はあるのに...
これから車に乗り込もうとしているバス会社の社員らしき人にこの「バスはまだ動いてる?」「17:30にバスは来るの?」と筆談と英語で話しかける。
すると、ここには来ないよ、と言われた。
どうやら途中まで山を降りないとないらしい...
どうやって行くんだ???って途方に暮れているとこの人も親切にもその停留所まで送ってくれると言う。
なんて親切なの~
ボロボロの車に乗っけてもらって山の途中で降ろしてもらう。
本当にボロボロの車...ドアは外側からしか開かないし、シートも破れる...
でもとってもとっても親切だった。
バス会社の人とはここでお別れ、バス停も何もない交差点で待つ。
ここでも言葉は通じないけど人に助けられ、いいとこあるね、中国!
これで安心して帰れる~。
来る時に降ろされた交差点。三輪タクシーがずらりと並んでる...
山を離れ、トウモロコシ畑の中をしばらく走ります。
帰りもどんどん人が乗って来てまた女性バス料金徴収係は大変な事に。
「はい、そこの人、もっと詰めて!」「おばあちゃんに席譲って!」と。
すごいパワーだ!
この様な村を通り抜け、
順調に西安の街に向かってると思ったらなんと小さな村で渋滞にはまり、なんとここで1時間!!
うっぐも途中で「トイレ!!」と。
途中で降りれる訳にもいかず、幸いにも空いたペットボトルがあったのでラッキー
うっぐもスッキリ!
渋滞した村は本当に小さな村でTVはあるの?って言う位決して裕福な感じじゃないけどみんな携帯電話は持っている。しかもスマホを持ってる人までいる。
でも屋根の上に立ってこの渋滞を楽しみながらラーメンを頬張ってるおじいちゃんとか見てる方が衝撃的だったけどね...
帰りは2時間かかりました。
やっと西安に戻って来て何処かで西安の料理をと思ったけど探す意欲もない。
うっぐはしきりに「ナゲットが食べたい」と言うので、最後にライトアップされた鐘樓のふもとでマックに入りました。
こう疲れた時は食べなれた物が一番美味しい。
うっぐもたっぷり食べました
この日もとんでもない一日になってしまったけど、めったに味わえない体験が出来て、人の温かさにも触れたし、無事に帰って来れたし。
終わりよければ全て良し
翌日は、ホテルに朝6:30にタクシーを用意してもらい空港へ(130元)。
チェックインを済ませ、後は飛行機を待つのみ。
ところが飛行機が来ない...
結局、3時間遅れで上海に到着したのは14時近く。
夫は授業があったので、飛行機を出た所で別れ、私とうっぐは、ゆっくり荷物を受け取ってリニアモーターカーに乗って帰ってきました...
実はこの日は、マンションの清掃の日。
飛行機が遅れて間に合わないからキャンセルしてと西安から例の大家さんに電話&smsを送るもつながらない。
可愛そうに...ずーっと待っていたかもと思うと申し訳ない...
ホント、連絡のつく電話番号教えて欲しいわ~~~。
...と色々あった西安。
「生の中国」に触れられた旅になりました。
それにしても疲れた~。
ここまで長々と日記にお付き合い頂いた皆様にも感謝です。
ありがとうございます。
西安から戻った翌日からは、今度は、杭州に旅行です...
こちらもお楽しみに♪
補足
私達が行った山の概要:
翠華山国家地質公園は、山崩れによってできた地質遺跡。
この断層は今でも活動が見られる。
この山崩れの景観が見事で、「山崩れの地質博物館」と称されている。
重要な観光、科学普及と地質遺跡保護の面でも価値がある。
ホームページ
最終日は、朝9時の便で上海に戻って夫は、学校に直行の予定。
...と言う事で実質、西安最終日のこの日は何をしようかと考えるにもこの雨じゃね...。
しかも午前中は、夫の就職の関係でシンガポールから電話でのヒアリング。
夫は天気が良かったら、西安市内から出て、近郊の山、華山に行きたいと...
朝10時に掛かってきた夫のヒアリングが終わり、外を見てみるとようやく雨が上がった模様
早速、散歩しがてら街の中心の観光案内所を目指す。
地元の人もようやく雨が上がり喜んでる様子。
子供達は、道端でバドミントン。歩き始めたばかりの赤ちゃんも嬉しそうに歩いてる。
ホテル近くの城壁の門「朱雀門」を出て、お堀の周りにある遊歩道を歩く。
気持ちがいいね~
メインの門、南門に来て中に入れる事が分かり、せっかくなので中に入ってみる事に(入場料:40元/人)。
西安の城壁は1374年から4年かけて築かれ、現存する中国の城壁の内、最も完璧なものらしい。
シルクロードの起点として西門がとても有名で、あの三蔵法師もここから旅立ったという。
昔、中国の絹はここから運び出され、西の品々もここの門を通って中国全土に伝えられて言ったと思うと、やっぱり中国すごい!と思わずにはいられない。
ここにも兵隊さんが。
うっぐもなんとなく楽しげ。
どっしり構えた門は本当に立派。
城壁の上は歩けるようになっていて、うっぐもこの広さに喜び、走る、走る!
パパにも「Let's run, papa!」
南門を楽しんだ後、街の中心にある鐘樓の横の観光案内所を目指す。
ここで、「華山」に行きたいと言うと半日では無理だし、小さい子供には危ないところだと言われ、手頃に山景色を楽しめる所を紹介してもらう。
すると「翠華山」と言う国家地質公園にもなっている所を勧められ、行き方を教えてもらう。
市内バス600番で市内を出て、905に乗り換えてそのまま山まで連れて行ってくれるからと。
所要時間名は1時間強。半日遠出には調度いい距離。
...と楽しい気分でいられたのもここまで。
今思えば、ここでお昼を食べずにバスに急いだのが全ての始まりだったのではと思う。
また、あんなに寒かった西安にもようやく日差しが出てきて結構な暑さ。
喉が渇き、売店でミネラルウォーターを買い、がぶ飲みしていたのも行けなかった...
600番のバスが来て乗ろうとするけど満員で乗れない。
2,3分してまた来たから、今度こそは、と乗る。
激混み!
でもうっぐがいるので席を譲ってくれる。ありがたい。
15分位乗っただろうか。
急に私がムカッと気持ち悪くなった。どうやら水にアタッタらしい...
ペットボトルを見ると「飲用鉱物系水」と。
ホテルにあったミネラルウォーターと同じなので安心して飲んでた。
上海では、気をつけて「飲用天然水」を選んでいたのに、迂闊だった...
目的地(バスの乗換え地点)までは何とか我慢。
陝西電視塔(Shaanxi Television Tower)付近。
次に乗る905番バスの停留所を確認して、急い近くの電気屋に駆け込みトイレへ...
大変でした...
その後、ランチをする場所を探すも手頃なところが見つからない...
仕方ないので立派な門構えのレストランに入る。
街からちょっと外れると英語も日本語ももちろん全く通じません。
メニューの写真を差して「これ下さい」と言ってもなんかかんか言われて注文できない...
他に食べれそうな物がなかったのでこのレストランは出る。
隣のレストランに入り直して、同じ様にメニューの写真を差して麺を注文。
しかし出てきたのは、サイズが違ったり、辛くて食べれなかったり...
仕方ないけど、これで済ませ、バス停へ急ぐ。
ところがすごい人!!
905番が来た!1時間以上も乗るのだから、長距離バスかと思いきや、普通の路線バス...
そして既に人がいっぱい!
更に乗り込もうとする人!
とてもじゃないけどうっぐもいるし、無理!
なので次を...と思ってもずっとそんな感じ
観光案内所では、905番の方が本数が多いからと勧められてここまで来たけど、バスターミナル発のバスも紹介されていたので、バスターミナルまでタクシーで向かう(8元)。
城南客运站(Passenger Transport Station of Chengnan)
バスターミナルで、観光案内所の人が中国語で書いてくれた行き先を見せながらバスを探す。
休憩中の運転手さんに聞いたら、「あのバスだよ」と教えてくれて、そのバスの運転手さんに話しかけたら、その会話を聞いていた乗客の女の子が「そうよ」と久しぶりに聞く英語で教えてくれてた。運転手さんにも私達の行き先を伝えてくれた。
これで大丈夫!山に行ける!
でもやっぱり普通の路線バス。
しかも観光案内所の人が教えてくれたバスとは違う923番バス...
いいのだろうか...
ここでも学生の男の子がうっぐに席を譲ってくれた。
これから約1時間バスに揺られるんだもんね。本当にありがたい
なんとか出発。
バスの料金は、運転手さんとは別のバス料金徴収係へ。
1時間以上も乗るのに、たったの4元/人!
二つほど停留所に停まるともう、ぎゅうぎゅう詰めの満員!
バス料金徴収係も必死で料金を集め、お年寄りや子連れが乗って来たら「はい、キミ、席譲って!」とドンドン仕切る!!
見事な客さばき!!しかも女性です。
バスは、私達が最初に905番を待っていた停留所(相変わらず人であふれ返っていた)を過ぎ、どんどん街を離れます。
どんどんローカル色が強くなって行く...
この中で外国人は私達だけだよな...
どんどん田舎景色へ。
道路も整備されておらずガタガタ道。
バスは、それでもどんどん人を乗せて行く...
よく見ると学生が多い。
学校帰り?
もうそろそろ1時間は経とうとしてるのに私達に席を譲ってくれた少年は、まだ乗ってる。1時間も乗るのに席を譲ってくれた優しさに改めて感謝。
最初に「このバスよ」と教えてくれた女の子もまだ乗ってる。
皆、いったいどこまで行くんだろう??
と、突然道が開け、皆どーっと降りる。
運転手さんにも「ここだよー!」って言われ、どうやら終点らしい。
でもここは幹線道路の交差点...
周りに何も無い。
山はまだ遠い...
「ここはどこ?」なんて辺りを見回していたら、人力車に毛が生えたような三輪のバイクのタクシーみたいなのに囲まれていた。
一緒に降りた皆は、どんどん、乗合いしてこのタクシーに乗って何処かへ消えていく...
すると親切にも私達に英語でこれに乗って山に行くしかないと教えてくれて、値段の交渉までしてくれる。
しかも一緒に山の入口まで来てくれると言う。
なんと親切なんでしょう
もう涙が出てくる位ホッとした。
出発するとタクシーは、どんどん山道を登って行く。
うっぐもこの喜びよう!
道中、彼女に色々話を聞くと、この山の麓に学校があり、みんなそこに行くからこの時間はとっても混むんだとの事。
毎日通う訳ではなく、週末から1週間学校にこもるんだと言う。
彼女の専攻はフランス語。
英語も上手なのに頑張ってる!
到着してタクシーは私達を降ろし、彼女は学校へ向かってまた山を降りていった...
←私達が乗った三輪タクシー
本当に心温まる出会いだった
すぐそこに帰りの905番バスが停まっていて、バス停の位置は確認して、山の入り口へ向かう。
もう既に16時を回っていた...。
しばらく山道を歩く。
すると入場料を払う所に出た。
ここで、念の為帰りの最終バスの時間を確認をする。
筆談と英語でなんとか話が出来、なんと17:30と言う事が判明。
もう1時間も無い事が判明。
もう時間がない。
せっかくここまで来たのに...
がっかりする夫...
門の入口まで行って雰囲気だけ味わって、またバス停へ戻る。
ところがバスターミナルと言うのに人がいない...いやな予感...
905番のバスが2台あるけど、サビ付いていて動きそうにもない。
まだ17:30まで30分はあるのに...
これから車に乗り込もうとしているバス会社の社員らしき人にこの「バスはまだ動いてる?」「17:30にバスは来るの?」と筆談と英語で話しかける。
すると、ここには来ないよ、と言われた。
どうやら途中まで山を降りないとないらしい...
どうやって行くんだ???って途方に暮れているとこの人も親切にもその停留所まで送ってくれると言う。
なんて親切なの~
ボロボロの車に乗っけてもらって山の途中で降ろしてもらう。
本当にボロボロの車...ドアは外側からしか開かないし、シートも破れる...
でもとってもとっても親切だった。
バス会社の人とはここでお別れ、バス停も何もない交差点で待つ。
ここでも言葉は通じないけど人に助けられ、いいとこあるね、中国!
これで安心して帰れる~。
来る時に降ろされた交差点。三輪タクシーがずらりと並んでる...
山を離れ、トウモロコシ畑の中をしばらく走ります。
帰りもどんどん人が乗って来てまた女性バス料金徴収係は大変な事に。
「はい、そこの人、もっと詰めて!」「おばあちゃんに席譲って!」と。
すごいパワーだ!
この様な村を通り抜け、
順調に西安の街に向かってると思ったらなんと小さな村で渋滞にはまり、なんとここで1時間!!
うっぐも途中で「トイレ!!」と。
途中で降りれる訳にもいかず、幸いにも空いたペットボトルがあったのでラッキー
うっぐもスッキリ!
渋滞した村は本当に小さな村でTVはあるの?って言う位決して裕福な感じじゃないけどみんな携帯電話は持っている。しかもスマホを持ってる人までいる。
でも屋根の上に立ってこの渋滞を楽しみながらラーメンを頬張ってるおじいちゃんとか見てる方が衝撃的だったけどね...
帰りは2時間かかりました。
やっと西安に戻って来て何処かで西安の料理をと思ったけど探す意欲もない。
うっぐはしきりに「ナゲットが食べたい」と言うので、最後にライトアップされた鐘樓のふもとでマックに入りました。
こう疲れた時は食べなれた物が一番美味しい。
うっぐもたっぷり食べました
この日もとんでもない一日になってしまったけど、めったに味わえない体験が出来て、人の温かさにも触れたし、無事に帰って来れたし。
終わりよければ全て良し
翌日は、ホテルに朝6:30にタクシーを用意してもらい空港へ(130元)。
チェックインを済ませ、後は飛行機を待つのみ。
ところが飛行機が来ない...
結局、3時間遅れで上海に到着したのは14時近く。
夫は授業があったので、飛行機を出た所で別れ、私とうっぐは、ゆっくり荷物を受け取ってリニアモーターカーに乗って帰ってきました...
実はこの日は、マンションの清掃の日。
飛行機が遅れて間に合わないからキャンセルしてと西安から例の大家さんに電話&smsを送るもつながらない。
可愛そうに...ずーっと待っていたかもと思うと申し訳ない...
ホント、連絡のつく電話番号教えて欲しいわ~~~。
...と色々あった西安。
「生の中国」に触れられた旅になりました。
それにしても疲れた~。
ここまで長々と日記にお付き合い頂いた皆様にも感謝です。
ありがとうございます。
西安から戻った翌日からは、今度は、杭州に旅行です...
こちらもお楽しみに♪
補足
私達が行った山の概要:
翠華山国家地質公園は、山崩れによってできた地質遺跡。
この断層は今でも活動が見られる。
この山崩れの景観が見事で、「山崩れの地質博物館」と称されている。
重要な観光、科学普及と地質遺跡保護の面でも価値がある。
ホームページ