Spanish Breeze

夫のMBA留学に4歳の息子とついて、マドリードと上海での14ヶ月の生活を紹介していきます.

カナリア諸島へ(第1日目)

2010-12-12 14:13:06 | 旅行 -Spain-
12月5日(日)~8日(水)、連休を使い寒~いマドリードから抜け出し、
3泊4日でカナリア諸島のグラン・カナリア島に行ってきました
カナリア諸島とは、アフリカ大陸の北西沿岸に近い大西洋上にある、7つの島からなるスペイン領の群島。
私の中のでのカナリア諸島は、昔いとこのお兄ちゃんがよく聴いていた大瀧詠一の『カナリア諸島にて』くらい。

ここは、一年中常夏。
ヨーロッパからの人たちの保養地・避寒地。
日本で言うならハワイかグアムみたいな感じ。
年末年始をここで過ごす人も多い。

...が、金曜日に突然スペインの殆どの空港の管制塔員がスト!
連休前って事もあって、空港は大パニック。
何十年ぶりに非常事態宣言が出た程。
私達のフライトは日曜日の朝一で、空港近くで前泊するホテルも予約していて、全部パーになるかもとヤキモキしながら、旅の支度をする

そんな中でも節約の為、前泊のホテルで食べる夕飯のお弁当を作る。

今回は、お友達に教えてもらったスペインの家庭料理をおかずに。
トマトやツナの具を餃子みたいに包んで焼き揚げる。
もちろん、うっぐも皮をフォークで押さえるところは手伝う

「エンパナディージャ」
初めてにしては美味しく出来ました♪

一時は日曜日の全部のフライトもキャンセルになって、既に空港近くのホテルにチェックインしていた私達は「何の為にここにいる?」と思っていたけど...夜には解除。ホッ。

翌朝、5時にホテルを出発、無事、予定通り出発

今回は、Ryanairと言う格安航空会社を使ったのだけど、既にOnline Check-inを済ませてるのに座席番号がなく、どうゆう事?と思いながら飛行機までのバスに乗る。
バスのドアが開いた途端、みんな、飛行機に向かって走る走る!
座席が早い者順だった!
私達もなんとか3人並んで座れたけど、こんなの初めての体験

うっぐは、機内ではずーっと寝ていて着陸してから「んーいっぱい寝た~♪」と気持ちのいい目覚め
よかった、よかった!

約3時間のフライト、時差マドリードよりマイナス1時間。
飛行機のドアが開いて、モワ~っと温かく潤った空気が、マドリードでカラカラに乾燥した肌を潤してくれます

空港から私達が滞在するバンガローのあるPlaya de Ingles(プラヤデイングレス)地区までバスで移動。
空港のDeparture口を出て66番のMaspalomas(マスパロマス)行きのバスで20分(3.35ユーロ/人)

ホテルの場所がよく分からない為とりあえずCentre of Playa de Inglesでバスを降り、バス停前にあったレストランでお茶をしながら位置確認をする。
さっそく海沿いの遊歩道に出てみる。

グラン・カナリアは、砂漠の様な大きな砂浜が有名。
早速、出くわす。

広~~い砂浜を見てやっと、南国に来た~って気分が盛り上がる。
(今回もあいにくのどんより天気...)

遊歩道にも南国の香りいっぱいのブーゲンビリアやハイビスカス。




バンガローに到着して、荷物を置いて、Tシャツ、短パンに着替え、ランチをしにビーチ沿いの遊歩道に出掛ける。
町の至る所に有料体重計(50セント)があります...

なんでだろう?
長期滞在の人が多いからかな...

お腹ぺこぺこ。
スペイン料理より断然お得な、Asian Food Buffet (6.75ユーロ/大人)で食べ放題!

ガッツリ頂きました。

さぁ~。パワー充電。
お店の横からビーチに出る。


すごい砂浜にうっぐのテンションも上がる

一応水着は着て来たものの、海で泳ぐには風が強くてちょっと寒い。

所々黒い丸い石があって遊ぼうとする。
けど、ものすごい風!!
うっぐも目に砂が入り、「目が痛い~~
 

私のサングラスを貸してあげて復活!


夫は、日々の疲れを放つ?


お店が立ち並ぶ遊歩道が見えなくなってくると海で泳いでいる人もチラホラ。
いくらなんでも寒いだろう...
海から出てくると「あっ!」
気がつくとここはヌーディスト地区だったみたい。
皆さん、自然な感じでいます...(おじいちゃんばかりでしたが...)


そんな事は気にもせず、わが王子はひたすら砂を求めて、走る走る。

気がつくとビーチの背後は、砂漠!!


うっぐも砂の山を越えるのに「キャーキャー


一度コツをつかめば、もう怖いものはない。
どんどん先に行ってしまう。

結構な高さの砂丘も怖くないのか、やっとの思いで追いついて、
「Hola!」

超~ご機嫌。

砂の滑り台


色んな遊びを作り出してくれます。

この大きな山!

登りきったら...

すごい景色!!

ホント砂漠だ~。




十分砂漠を満喫した後、可愛らしい別荘郡の横を通りバンガローに戻る。
 

顔、頭皮、耳の中まで砂だらけになった私達は、シャワーを浴び、部屋の前のテラスでお茶を飲もうと思ったらうっぐがいない!

どこに行ったのかと思ったら、ホテルのネコとまったりまどろんでました...




大瀧詠一の『カナリア諸島にて』とは、全然違うイメージ。
天気のせいもあるけど、『Canaria Islands、風も動かない~♪』とは正反対...
自然の力強いパワーを感じました。

この大きな砂浜はかな~り衝撃的。
砂漠ってこんな感じなんだ...。
強風の為、時折吹き付ける砂が痛かったけど、すごく気持ちがいい~。
これ、真夏だったら裸足で歩けないよね...
足の裏も程よくに刺激され、いい運動になりました

初雪!

2010-12-03 01:55:31 | 日記 -Spain-
11月29日、初雪

このところ、本当に毎日寒い
朝は0℃前後、日中も6℃前後。

でも家の中は、セントラルヒーティングがあって本当に温かい。
Tシャツ1枚でもいい位。

でもこの日は、違った。
本当に寒い

珍しくうっぐが昼寝をすると言い、一緒に横になってふと窓の外を見たら、横殴りの雪!

部屋の窓から。雪見えるかな?

例年1月、2月には雪が降ると聞いてたけど...まだ11月なのにー。

慌ててうっぐを起こす。
「雪だよー」

うっぐは、こんなに大粒の雪を見たのは、生まれて初めて。

「公園に行ったらもっと見れるかな?」「楽しいんじゃない?」とあまりにも嬉しそうに言うから、
着込んで公園に出掛けました。私も公園のうっすら雪化粧を期待して...

ところが、なんにも積もってない!
でもうっぐは、降ってくる雪を追って、走り回って本当に楽しそう♪




こんな日に公園に来てるのは私達くらい。
あまり人気もないし、先日のスリ事件もあったし、何より風邪引いちゃいけないし、すぐに帰りましたよ。

これから先どんどん寒くなるって言うけど、ここはスペインだよねー
雪のマドリード。考えもしなかった...


怖いマドリード

2010-12-03 01:09:32 | 日記 -Spain-
1週間位前の事。

夫の学校のPartner's Clubのミーティングに初参加して来ました。
内容は、学校に通う夫、妻、彼、彼女の相方の為のクラブで、スペインでの生活をよりスムーズに楽しく過ごそうと言う集まり。
国籍も様々。
スペイン人はもちろん、UK、ルーマニア、US、チリ、ベネズェイラ、メキシコ、台湾等。南米の人が多くてびっくり

このクラブの一つにPlaygroupと言うのがあって、0~5歳の子供と親の為の集まり。
この日に集まりがあったから、ちょっと参加してみた。

残念な事に1歳前後の赤ちゃんが多く、3歳のうっぐにはちょっと小さすぎ。
外国人でもうっぐと同い年位の子がいればな...と思って参加してみたけど...
それからせっかく集まっても、お母さん達がおしゃべりをして、赤ちゃん達が自分達で持ち寄った玩具で遊んでるだけだった。日本にいた時もこんな経験あったな...
...ちょっと残念

その後、うっぐをベビーシッターに預けて、Partner's Clubに参加したのだけど、うっぐ大丈夫か??
心配をよそに、さーっと部屋に入っていって、スペイン人のお兄さん、お姉さんに、
「コモテジャマス?(Como te llamas?/お名前は?)」と聞かれ、
「メジャモ、XX!(Me llamo XX)」とちゃんと答えたうっぐ!エライっ



約2時間、お兄さんとお姉さんと楽しく遊んだみたい。
夫も同じ部屋にいたから安心してたのかな。

そして学校の帰り道。
時間は、19時過ぎ。真っ暗だけどそれなりに人通りもある。
遊び疲れて寝てしまったうっぐを夫と交代で抱っこしながら歩いて帰る。
調度夫がうっぐを抱っこしていた時、広い歩道なのに急に人に囲まれ、ふと私が夫の後ろにずれようとしたら、
その人が夫のリュックのファスナーを開けようとしてるではないですか
私が「あっ!!」って大きな声を出したら、片手に缶ビールを持った3人の男がサーっと暗いわき道に姿を消していった。

リュックを見たらやっぱり開けられていた
そこには、夫のお弁当用の袋しか入っていなかったら良かったものの...
本当に怖かった

最近、夫の知り合い2人が学校の帰りや自宅前で強盗にやられて、お財布やPC、パスポート等盗まれた話を聞いたばかりだったら、本当に気をつけないとと改めて思ったよ...

夫の学校の学費が高いのはマドリード市民にも有名で、そこの生徒は狙われやすいんだと言う...

やっぱり財政難もあるんだろう。

そして、うちが24時間受付がいるホテル兼アパートメントで本当に良かった、と改めて思いました。
私の卒業旅行でヨーロッパを周った時の添乗員に教わった言葉を思い出した。
「油断するとスリに会う!」
これからも気を引き締めていこう!