Spanish Breeze

夫のMBA留学に4歳の息子とついて、マドリードと上海での14ヶ月の生活を紹介していきます.

上海市内に残る水郷・七宝へ

2011-10-16 01:09:34 | 日記 -China-
10月14日(金)

夫が週末からマドリードの学校のイベントで、一週間シンガポールツアーに参加して不在になるので、この日は上海近郊へ足を伸ばした。
ガイドブックに地下鉄の駅から徒歩5分で行ける水郷があるというので行ってみる事に。

七宝(しちほう、Qibao/チーパオ)は、長い間、自然災害等で廃れていたけど2000年頃から修復され、2007年に地下鉄9号線が開通したのも助け、今では簡単に訪れる事が出来るようになった。

前の晩から続いていた雷雨も落ち着いて来て、半日観光には調度いい。
この1000年以上も歴史のある水郷はどんなところ?

家の最寄駅から約45分で地下鉄9号線の「七宝」と言う駅に到着。
改札もいかにも水郷らしく、いい感じ。


最初の角を曲がり民生路に入ると石に赤い字で「七宝老街」と。

この道であってる、安心して歩く。
駅を出て徒歩5分で七宝老街入口に到着。

するとなんて事でしょう
修学旅行生であふれ返ってる!

すごい人!

とりあえずお腹が空いているので食べれる所を求め商店街を歩くが、とにかく、人、人、人!

そして、ものすごい臭い
お店から、食べ歩きの人とすれ違う度に強烈な臭いがたまらない...
道沿いには色んな雑貨屋やお土産屋等が並んで面白そうだけど、この人と臭いで早くこの道から脱出したい

やっと広場に出る。

そして橋を渡り、川を見てホッと一息。

でもお腹が減ってるからゆっくりせず。
橋の向こうは、もっと人、人、人!


色んなフルーツに蜜がかかってる串刺しのお菓子や、揚げ物や肉、点心などの出店があるけど、この臭いの中で食べる気がしない。

路地に入り、「茶」と書いてある看板に入ってみる。

雑踏を逃れ素敵な中庭だけど、開いてない...

再びメインストリートに戻って橋を渡る手前のレストランに入る事にした。
やっと静か。
漢字から大体の料理内容を理解して、注文したのがこちらの三品。

麺とキノコの蒸し物(醤油ベースのソースが美味しかった!)と八方XX飯。

この八方XX飯がくせ物だった!
私はてっきり八宝菜みたいなチャーハンだろうと期待して頼んだけど、色んな木の実のあんかけご飯(もち米)だった。
そう、甘かったのです!
甘いご飯...悪くなかったけど私達好みではありませんでした。
ま、こうゆう事もある...

食後は川沿いを歩き、


うっぐの希望でまったり手漕ぎボートに乗りました。


大人10元/人、身長130cm以下は半額の5元。
約20分。

水上から眺める町は静かであの人の洪水が嘘のよう。


大都会から近い水郷は、便利なだけ人も多い。
平日なのにものすごい人。中国は、今、観光ブームだと言うけど本当。

「ゆっくりお茶でも。」がここでは出来ない事が分かり、以前から気になってる同じ地下鉄9号線のオシャレスポット「泰康路エリア」に向かう。


泰康路(たいこうろ、タイカンルー)
上海のソーホー。工場や倉庫を買い改装し、世界中から集まったクリエーターによって再生されたオシャレな空間って事でオシャレなカフェも沢山あるらしい。

9号線「打浦橋」1番出口を降りたら、道を挟んで目の前。
なんとなくヨーロッパの香りがする~。

エリアへの門を入ると一気に空気が変わる。


普通の住居を改装して本当にオシャレ~!


一回りして、適当なcafeに入る。
ツーリストプラスだけあってAfternoon Teaのセット(飲み物と軽食)が50元!
この日は、観光気分で二人分をオーダー。

私は、自家製ミルクティーとブルーベリーチーズケーキ。
夫は、コーヒーとフライドポテト。

次回来れたらこのお店でお茶したい!

日本人オーナーで自家製チーズケーキがお奨めらしい...

こんなオシャレなエリアだけど、ちょっと路地に入れば決して裕福ではない普通の生活。お店には「住んでる人もいるので大きい声では話さないようにしましょう」等と書いてある。


赤いちょうちんが無ければ一瞬「日本?」て思うような光景。


夫はこの後学校に行く予定があったので早々に切り上げ帰宅してしまったけど、また来たいエリア。雑貨が面白そうだったし♪


行けるかな...

北外灘エリア

2011-10-15 14:01:20 | 日記 -China-
10月9日(日)
この日は、夫が11月から住む別のマンションの下見に行って来ました。

私とうっぐは、今月末に帰国。
この時夫も面接があるので11月中旬まで一緒に帰国。
その後、夫のみまた上海に戻り、12月末まで今度はもう少し学校に近くてもう少し手頃な部屋に引っ越すのだ。
(現在の家からは、地下鉄を使って約1時間かかる)

場所は、今の黄浦江の対岸。
レトロ上海が残る外灘エリアの北側。今は急速に開発が進められている北外灘エリア。

今回の部屋もホテルの一室。
大家さんとホテルのロビーで待合せ。
すると、若い赤ちゃんを連れた家族がやって来た。
英語も喋れるし、ホテルのスタッフとも仲が良さそう。

これだけで今の所より安心できる

おまけに10ヶ月の赤ちゃんの名前は、「あゆみ」ちゃん。
『名探偵コナン』のキャラクターからとったそう。
うっぐにも「『ウルトラマン』知ってる?」と聞いてくる位だから、そうとう日本のアニメに詳しそう。
親近感が沸く。

17Fの部屋に案内してもらう。
メゾネットタイプの明るい部屋。
ベッドがらせん階段を登って上にあったりしてかっこいい。
部屋からの景色はこんな感じ。

また黄浦江を臨む。
でも真下は、まだ昔のままの住宅区が残る。

ホテル内のジムやプールも料金を払えば使用できるとの事。
私達は一安心して、大家さんと別れる。

この後、また外灘エリアに戻り散歩。
今回の写真はあえてセピア色でお楽しみ下さい。



私達の住む浦東エリアへ、現実の世界に戻ってきました。



普段の食事

2011-10-15 13:55:40 | 食材・料理
皆さんがご想像する様に中国と日本の食文化はベースが似ているから、日常の食事に関してそれ程困らない。

しかも上海となると、日本のコンビニ、ファミリーマートやローソン、セブンイレブン、吉野家、サイゼリア、Dunkin DonutならぬDunkin King、東京カレーや、たこやき屋、たい焼き屋、パスタの五右衛門、日本人の為の様なフードコートには日本のカレー屋とラーメン屋、お好み焼き屋の風月やら、回転すしなど困る事ない。

ここは、とある日本のラーメン屋さん。

美味しくラーメンランチを頂いていたのだけど、壁になにやらポスターが...

よく見えると衛星面の監査の結果が「不良」と...
この日は、日本人のマネージャーがフロアにいて、流暢な中国語で中国人スタッフを教育していた。頑張れ~!

City's Superと言う所では、日本の食材が簡単に手に入る。
スペインでは、とっても貴重だった日本の食材。
納豆も700円位だったのに比べたら、今は200円位で毎朝食べれる。
食品は日本とそれ程値段も変わらない。

生活雑貨もちゃんとある。
この家に入居した頃は、「カビキラー」でシャワー室の掃除も出来た。
ただ、これは日本円にして650円と高かったけど...
そう、生活雑貨は日本の3倍位だったりする。

でもやっぱり日本のブランドは高いので、なるべくローカルの物を選んで節約する。

そして中国の食材でやっぱり気になるのが農薬。
野菜や果物は必ず専用の洗剤で洗うのが常識。
たかが2ヶ月の滞在だけど、小さい子供がいるとやっぱり気になるので結局オーガニック

の野菜を選んでいる。

これは、オーガニックのお醤油、そうめんとスパゲッティ。

そして大事なのが水!
地元の人も水道水は飲まない。
お湯を沸かして使うようだけど、どうしても臭いが気になる。

なのでお米をとぐのも、そうめんを茹でるのもお茶や紅茶を入れるのも全てミネラルウォーターを使う。
毎日消費が激しいです。

4リットルのが6.10元(コンビにでは8元)。
1.5リットルのは、2.5元(コンビニでは、3.8元)

なので、毎日の買物にこのお水が加わり、結構重い...
何故毎日かって?
家の冷蔵庫は、ホテル仕様の小さいやつでしかも冷凍部分が壊れてる。
仕切りも無い。
殆ど何も入らないので結局毎日買物に出ないとならない。

これは、ティーバッグの中国茶。

ジャスミン茶とプーアール茶。
結構美味しく頂いてます。

あとマンションに備え付けされていた炊飯器には、なんと蒸し器がついてました。
ご飯を炊きながら、一緒に温野菜ができちゃうから便利!

よくやるのがとうもろこし。この日は、紫イモをやってみました!

朝も肉まんにしてみたりと、この炊飯器についた蒸し器は便利。

日本に帰っても使いたいかも~。

とうとう...

2011-10-14 02:39:17 | 日記 -China-
10月6日(木)

久しぶりにうっぐといつもの買物へ。

10月に入って上海も急に秋らしく、朝晩は冷えるようになってきたので半袖しかない私は、パジャマになるような物も見にデパート内を散策。

するとなんとエスカレーターを降りたところに「トイザラス」の入口が...
内心「しまった...」と思って見なかったフリをして通り過ぎようとしたら、うっぐ、「開いてるよ。見ていこうよ。」と。

仕方なしに入る事に...

最初は、久しぶりに見るおもちゃの山に目移りして黙々と店内を物色していたけど、ある馴染みのあるロゴに目がとまる!

そのロゴとはなんと『プラレール』しかも日本語で!
とうとう見つかってしまった

うっぐは、いとこに「上海にもトミカとプラレールあると思うよ。」と言われていた。
「やっぱ、Kくん、知ってたんだね。Kくんに『あったよ』って教えてあげないと」と。

でもあんまり種類はない。助かった!
ところが、
「ママ、見て~っ!」
「上海の新幹線だよ~~!!欲しい~~~!!!」

プラレールが出している中国版新幹線を見つけ、しかも最近入ったばかりで特別セールしてる。
199元が179元に!

これはきっと中国でしか手に入らないものだ...
私としては買ってあげたいのは山々だったけど、パパの許可がないと...

なんとか説得して一旦家に戻る。
うっぐ、早速パパを説得。
パパがOKと言ってくれたので、うっぐ大喜び


もう暗いのに行き帰りとも走っていく事を条件に(パパのジョギングに付き合わされたうっぐ)再びデパートへ

後で夫に聞いたら、行きも帰りも全力で走ったそう。
すごく早かったそう。

帰って来てこの笑顔!

よかったね!
日本には売っていない貴重なプラレールだよ。

大事に使うんだよ。

上海動物園!!

2011-10-14 02:29:39 | 日記 -China-
10月5日(水)

うっぐがこっちに来る前からずーっと楽しみにしていた上海動物園に入って来ました。
上海に来る前にいとこ達と上野動物園でパンダを見て、またパンダに会えるのをずっと楽しみにしていた

夫もまだ連休中って事もあり家族そろって行って来ました。

地下鉄10号線の「上海動物園」駅を降りて目の前に動物園はありました。
立派な門構え。


上海動物園
入場料:40元/人(身長130cm以下無料)

園内は公園みたいになっていて動物の絵の看板があってそれに沿って行けばいい感じ。
マドリードの動物園は、地域別に展示されていたけど、中国は種類別。
熊方面へ向かうけど、その途中、途中で寄り道しながらパンダに向かいます。

暫く歩くと、園内を走るカートの多さにビックリ。
しかもその運転の荒い事!ヨチヨチ歩きの赤ちゃんを含む歩行者に対してひたすらクラクションを鳴らしっぱなしで猛スピードで通る!
お昼過ぎたあたりで人も多くなって来てちょっと落ち着かない

メインの通りを避けたらなんと屋外水槽に金魚が沢山!
うっぐ、初めて見る出目金にくぎ付け!
しかも大きい!
「なんで目がこんなに大きいの???」と。
他にも赤い帽子をかぶった様な金魚も。
 
さすが、金魚大国、中国!

キレイな鳩や、黒ヒョウをみて「可愛い~!」とうっぐ。猫好きには可愛く見えちゃうのかな。


水の中を泳ぐ巨大ネズミを見て「変な顔~!」


あらいぐまやレッサーパンダにはあまり興味を示さなかったな...

早くパンダに会いたかったのかな~。

やっとたどり着いたパンダ小屋はものすごい人!!

日本みたいに係員がいるわけじゃないから、なかなか前の方に行けない...
うっぐは、パパに肩車。
やっと前に行けたら、こんなに近くにパンダが寝てました。

これはなかなか可愛かった。

中国の人もパンダは大好きなんだって分かったけど、もっと驚いた事があった。
パンダに自分の方を向いて欲しいのか、窓ガラスをドンドン叩く。しかも大人が!

マナーの悪さに驚いたのはこれだけではなかった!!

ガラス張りの檻に入っていない動物のところにやたらとゴミが多いのが目についていた。自然のゴミではなく、飲みかけのペットボトルや壁掛けのお菓子やお菓子の袋だ。

「飼育係もっと掃除しようよ。」なんて思いながら見ていたけど原因が分かったのはライオンの所だった。

昼間ですからもちろんライオン達は眠ってます。夜行性ですからね。
でも何故か、中身の入ったペットボトルに手や尻尾を掛けて寝てるではないですか。
まるで、一升瓶を持った酔っ払いの人みたいに...

なんかガッカリ~なんて通り過ぎたら大きな歓声が!
振り返ると、ライオンが起きてる!
よく見ると、大の大人が気持ちよく昼寝をしているライオン達目掛けてペットボトルを投げてるではないですか!!!
怒ったライオンが吠えて大喜びの観衆...

ちょっと悲しい...

ありえないよ...

お菓子の袋に頭を突っ込んでるハイエナを見た時もガッカリ...

幸いうっぐには、塀が高くて抱っこしないと見えない高さだったから、見られなかった...。こんな姿みたらどう思うだろうか。
胸が苦しくなりました。

動物園自体、人間のエゴでできた物だけど、もう少し動物達の事を考えてあげようよ、上海動物園...。

意見箱があったら投稿したい気分でした。

でもうっぐ的には、目標達成で大満足だったので良しとしよう。
帰りにこんなお土産も