脳もいい天気

小中高生の勉強基地Y's 廿日市市佐方2丁目。
文系女性・理系男性のベテランが各1名。
がんばるぞっ!!

紆余曲折

2016年06月10日 | 塾のこと
兄妹で通ってくださっ(て、巣立っていっ)たKさんとこのお母さまが
ご丁寧にごあいさつに来てくださいました。

今春から兄貴は大学へ、妹は高校へ進学。
どちらも初めからとても利発な子だったので、
ついつい「頑張ってH高校へ」と進めているうちに、
私自身が親にでもなったかのように
当然H高校へ行くものと思っていました。
でも、兄貴も、妹も私の意に反して、それぞれの道へ。
塾の先生として、自分の理想を押し付けてはいけないという
ことを身をもって体験させてくれた兄妹でした。
お母さまは一歩引いて見守るタイプの方でしたので、さほどでななかったかもしれませんが、
私の進路指導の立場から言うと、本当に紆余曲折のおふたりでした。

進路について、イニシアチブを握るのはもちろん本人でいいと思います。
人生を歩んでいく上でどう転んでも「自分で決めたことだから」と、
割り切ることができるからです。

私自身の中高時代を振りかえってみるに、
親の期待に応えようとか、親の負担にならないようにするのが子供の務めだとか
という風にしか考えられなかったので、自分のやりたいことをやれる
大学に進んだわけではありませんでした。
もちろん今となっては、そんな生き方もありだと思っています。
親子の関わり方も、家庭の数だけありますしね。

でも、十数年しか生きてない生徒たちに、経験豊富な大人ができるアドバイスは偏差値以外に
必ずあるはず。だから、進路を決めるときにはできるだけたくさん情報を出して、
わからないなりにも自分で納得の方向をみつけるまで、しつこく話し合いをするようにしています。


受験学年でない生徒さんへ。
いくら志望校を高く設定しても、今、今すぐ勉強して備え始めないと
選択肢はどんどん低く狭くなっていきます。
逆に今の成績ではあか~ん、どこもあか~ん、と思っている人、
人は努力すればたいがい伸びるようにできています。
苦手科目があるなら得意科目で補えばいいではありませんか。
そんなこんなを本音で話し合って意見をぶつけ合って目標を決め、頑張っていきましょう。
コメント
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