酔うて酔うて 怯えしや
突然土足で 上がり来ぬ
何の備えも 無き家に
酔うて酔うて どうするや
前々からの 恫喝に
素知らぬ顔で 聞き流す
何を血迷い 突然に
凶器片手に 迫りくる
酔うて酔うて 恐ろしや
如何する 如何する 逃げるかや
世の中事件 見てみれば
隣近所の いざこざで
やるか やられるか
ニュースで時々 見られるや
酔うて酔うて 思いしや
いざと言う時 想定し
備え有れば 憂いなし
国と国とも 同じこと
理不尽に 備えての
抵抗武器も 必要ぞ
酔うて酔うて 思いしや
酔うて酔うて 気が付くや
夏の終わりの 近づくを
ひめくりめくりて 8月の
残り少なに 夏終わる
まだまだ夏の 続きしと
思うていたに 終わりしぞ
いつの間にやら 通り行く
熱い暑い夏 続きしと
思うていたら 秋来るか
酔うて酔うて 秋感ず
残り少なの 日数に
まだまだ暑さ 続きしも
残り少なの 8月に
秋の気配 聞こえて来るや
酔うて酔うて 聞こえ来る
スペイン旅行
酔うて酔うて 思い出す
外国人の ルーズさを
自分の仕事 どう思いしや
思い出す 思い出す
酔うて酔うて 思い出す
遅れしガイド 思い出す
遠路はるばる 成都まで
来たと言うのに ガイドは何処に
待てど暮らせど 姿見せず
やっと現る その態度
悪びれるでも無し その様に
開いた口が 塞がらない
まだまだ有るや 外人ガイド
イタリアガイド 思い出す
ピザの斜塔の イタリア・ガイド
こちらも遅れて やって来た
何で何でと 言いたきや
暇さえ有らば スマホで会話
ガイドの途中 電話して
公私混同 甚だし
いい加減に せいと 言いたきや
そんなガイド 願い下げ
酔うて酔うて 言いたきや
声を大にし 言いたきや
そんなガイド 雇うなと
スペイン旅行
酔うてます 酔うてます
何時ものように 酔うてます
酔うて見詰める 勝者の姿
勝者の顔に 言葉なし
全ての力 出し切りて
頂き極めり その笑顔
酔うて酔うて 酔い痴れます
何と笑顔の 美しき
全て為し終え 辿り着く
勝者の笑顔 言うこと無し
偉業成し遂げ 去るも良し
さらなる挑戦 するも良し
勝者の笑顔 遮る物無し
燦然輝く メダルには
勇者讃えし 証なり
酔うて酔うて 讃えます
涙浮かべて 讃えます
スペイン旅行
酔うて酔うて 嘆かわし
己のボケが 嘆かわし
つくづく思いし 四川の旅
パスポート 気付いてビックリぞ
いつもの所 見当たらず
置いた所を 忘れたり
酔うて酔うて 思い出す
何故何故 何故だか分からない
言われてハッと 気付きしや
ホテルのカギが 何故手元
おっと失礼 忘れてた
酔うて酔うて 忘れてた
酔うて酔うて 恥ずかしや
思い出しても 恥ずかしや
ボケがいよいよ 始まるか
気付かぬうちに 始まるか
ああ 恐ろしや 恐ろしや
酔うて酔うて 心配ぞ
スペイン旅行
酔うてます 酔うてます
どうしようもなく 酔うてます
思考無くして 酔うてます
己を捨てて 酔うてます
心無くして 酔うてます
理性など とっくに捨てて
酔うてます 酔うてます
明日の事など 知りません
とにかく 酔うてます酔うてます
酔うて酔うて 無くしたいんです 己をば
つまらぬ己を 無くしたいんです
酔うて酔うて 酔ってます
良いんです 己を晒しても
構わないんです 己を晒しても
酔うてます 酔うてます
表の己を捨てて 酔うてます
素の己を晒して 酔うてます
下らぬ己を晒して 酔うてます
酔うた私が 素の私です
酔うてます 酔うてます
今宵も 酔うてます
スペイン旅行
酔うて酔うて 驚きや
時代は過ぎたと 思いしに
またまた復活 驚きて
小さき頃から 聞き知りし
天才児童 現ると
天才棋士 現ると
酔うて酔うて 感心せし
永世名人 羽生善治
あれよあれよと 七冠を
若き騎士 颯爽と
現れいでしが 昨日の如
酔うて酔うて 思い出さるや
次から次へと 塗り替える
ありとあらゆる 記録をば
天下の棋聖人 大山さへ
酔うて酔うて 驚きぞ
またまた名人位 奪還す
平成伝説 始まると
巷の噂 賑やかせし
そんな羽生名人 思いだすも
新たな天才棋士 現るや
藤井壮太 七段が
突如 疾風の如 現るる
この先 将棋の新時代 幕開く
今から楽しみ 楽しみぞ
スペイン旅行
酔うて酔うて 聞いてます
激うま外国人 歌うのが
何で何で そんなに上手いのか
酔うて酔うて 聞いてます
日本人顔負け 歌唱力
ただただ驚き 舌巻いて
聞いてます 聞いてます
酔うて酔うて テレビ見て
感心 感心 感心です
プロの歌手も 驚きぞ
世界の果てでも 歌われし
日本語知らぬ 外国の
歌詞だけ 知りての
日本語 熱唱
情感豊かに 歌い挙ぐ
酔うて酔うて 聞き入るや
これが外人 素人かと
驚き驚き 驚きぞ
酔うて酔うて 酔い痴れる
歌の上手さに 聞き惚れる
スペイン旅行