スペイン旅行
酔うて酔うて 更けてゆく
何のしがらみ 知らぬけど
しがらみ すべてを 捨てさりて
今宵も更けゆく 知らぬ間に
酔うて酔うて 更けてゆく
思考さえも 入り乱れ
思いは千千に 乱れしが
何故か切なく 過ぎてゆく
酔うて酔うて 過ぎてゆく
春と言うのに 秋の寂しさ
酔うて酔うて 迫りくる
愛しき人の 面影が
ススキに懸かる 月の如
侘し切なく 迫りくる
酔うて酔うて 迫りくる
彼岸の入りに 出会う君
今は 元気かと 問いし君
彼岸の彼方に 逝きしおる
愛しき君の 面影抱きて
今宵も激しく 忍び泣く
酔うて酔うて 忍び泣く
この身 愛しや 切なしや
酔うて酔うて 過ぎてゆく
酔うて酔うて 苛まれる
自責の念に 苛まれる
愛しき君を 幸せに
幸せに してやれなかった
酔うて酔うて 悔みおる
愛しき君よ 感じたかい
幸せを幸せを 感じたかい
酔うて酔うて 問うてみる
いっときでも 感じたかい
楽しき人生 思ったかい
愛しき君を 思う度
酔うて酔うて 今宵又
胸は切なく 胸は詰まる
込みあげて来る 君への思い
どうしようもない 君への思い
酔うて酔うて 迫りくる
この侘しさは どうしようも無い
なのに君は もう戻ってこない
酔うて酔うて 切なさ募る
愛しき君への 切なさが
胸の 張り裂けるが如
我が胸 掻きむしる
酔うて酔うて 切なさが
今宵も又 込みあげる
やはりやはりと 納得す
酔うて酔うて 納得す
かねての懸念 的中や
シャンハイ株式 大暴落
いつか来るぞ 近々に
酔うて酔うて 思うてた
矢張り矢張りと 納得す
中国株式 崩壊を
いつもいつも 気にしてた
きっと来る きっと来ると
酔う度酔う度 思うてた
中国経済 実態に
逆らう如き 沸騰に
酔うて酔うて 危惧してた
矢張り矢張りと 頷きし
株式崩壊 序の口と
怖れ怖れて 酔い痴れる
世界経済 脅かす
酔うて酔うて 心配ぞ
酔うて酔うて 思い出す
酔うて酔うて 浮かび来る
九塞溝に 黄龍の
ああ 目に浮かぶ 目に浮かぶ
今も今も 思い浮かびしや
萌えるよな 若緑
癒される癒される 濃き緑
酔うて酔うて 浮かびしや
流れる水の 鮮やかさ
横たわる水の 澄み渡る
時と共に 光と共に
場所変われば 変わる度
ブルーの競演 見とれしや
サファイアブルーに スカイブルー
コバルトブルーに エメラルドグリーン
水と色の 競演を
酔うて酔うて 思い出す
酔うて酔うて 思い出す
酔うて酔うて 浮かびしや
九塞溝に 黄龍は
最高最高 最高ぞ
今も今とて 浮かびしや
酔うて酔うて 言いたきぞ
何で何でと 言いたきや
生ぬるビール 飲んでいる
何で何で 冷えぬかと
生ぬるビール 飲んでいる
役に立たぬぞ 冷蔵庫
何で何で 冷えぬかと
酔うて酔うて 怒ってる
こうなりゃ用済み 捨てるぞと
向かった向かって 叫んでる
用意し冷蔵庫 お前は・・・と
酔うて酔うて 探してる
チラシ探して 探し見る
冷蔵庫冷蔵庫 探してる
新し冷蔵庫 探してる
どれにしようか 迷いつつ
あれもこれもと 見比べる
長き付き合い 始まるや
相性予期を 探してる
酔うて酔うて 探してる
酔うて酔うて 飛んでいる
未知の国 中国へ
黄龍・九塞溝 景色求め
あれ程行かぬと 決めていた
中国へと 思い馳す
酔うた酔うた 勢いで
未だ見ぬ絶景 映像に
信念忘れて 申し込む
ツアー応募 応じるや
地球の魅力 拒めずや
美し地球 求めて旅す
まだまだ知らぬ 秘境有り
酔うて酔うて 探してる
感動或るうち 出かけたき
地球の魅力 求め各地に
行ける内が 我が華と
人生終盤 行ける内
出かけたき 出かけたき
酔うて酔うて 楽しみや
酔うて酔うて 心細くなる
己ひとりの この身体
今にも 始末ならざむ
今の今とて 悩みおる
日増しに衰えゆく この身体
足腰さえも おぼつかぬ
酔うて酔うて 憂鬱なり
身体動くうち 今こそと
外に出てみる 今日この頃
なれど 何故か 心は晴れぬ
酔うて酔うて 鬱になる
明日への展望 無きままに
今日も過ぎゆき 鬱になる
己の人生 如何にせん
残り少なの この人生に
酔うて酔うて 展望無し
スペイン旅行
