おざわようこの後遺症と伴走する日々のつぶやき-多剤併用大量処方された向精神薬の山から再生しつつあるひとの視座から-

大学時代の難治性うつ病診断から這い上がり、減薬に取り組み、元気になろうとしつつあるひと(硝子の??30代)のつぶやきです

アメリカ例外主義のエンターテイナーに対峙できるのか?-アメリカ大統領選挙2024を考える①-

2023-12-27 06:48:37 | 日記
エドモンド・バーグが

「ほんの些細なことしか出来ないからといって何もしなかった者ほど、大きな過ちを犯した者はいない」

と言った。

いつの時代でも、どこにいてもそうであるが、
私たちが責任感があるとするならば、
誰かの言いなりになったことにしたり、運命論を盾にとって逃げている場面ではないのかもしれない。
(今、争いもたけなわである、どこかの党のどこかの派閥内の内部ようにはなりたくないものである......。)

2024年11月に、アメリカ大統領選挙がある。

アメリカに大いに影響を受ける日本という国の民のひとりとして、回数を分けながらではあるが、少しばかり、考えていきたい。

1776年、アメリカ合衆国となるろうとする13の植民地の総人口は、わずか250万人だった。

そのうち、僅かしかいなかった財産を持つ白人の成人男性が、選挙権を持ち、公職に就くことができた。

こうした少数者のなかから、
ジョージ・ワシントン、トマス・ジェファーソン、ベンジャミン・フランクリン、アレキサンダー・ハミルトン、ジェームズ・マディソンほか数十名の名士たちが登場した。

アメリカ建国の父たちは、啓蒙主義の政治理論、歴史、哲学、科学、経済学、修辞学に精通していた。
論文集『The Federlist Papers(ザ・フェデラリスト)』(1787~1788)は政治哲学の著作として定評があり、アメリカの憲法は時代を超えて生き続けてきた。

それから約250年後のアメリカは、人口は約150倍近くに増えたものの、政治的人材が減少し、建国の頃の水準に近い人が大きく減ったと、よくアメリカの内外(特に内)で評されている。

そして、最近では、アメリカでは日本など比較にならないほど、
政治家が、自らを派手に見せることが、偉大さを獲得するための強力な武器になったように見える。

いつの時代でも、どこの国でも政治家は常にエンターテイナーの側面が在ると言えるが、
大統領に仕立て上がる?には、エンターテインメント業界に目を向けることが理に適っていると、ごく最近であるが、考えられるようになってきたのである。

レーガンはハリウッドから、トランプはリアリティ番組が生んだ大統領であるともいえる。

幻想を作り上げ、真実を覆い隠す技術の経験が豊富なプロほど、社会の幻想を上手く作り上げる。

ハリウッドの繁栄の糧は、ドラマ、人間模様、感情、善と悪の永遠の闘いである。
つまり、闘いでは善良な者が常に勝利し、邪悪な者は常に罰を受ける。

着目すべきは、そのような単純なシナリオには、実生活の複雑に入り組んだ状況や、やむを得ず妥協せざるをえない場面は描かれてはいない点である。

商業的に成功した大部分の映画や、成功したリアリティ番組の多くが人気を博している理由は、「あまり考えることを要求されないから」ということである事実は、厳然と私たちの眼の前に横たわっているのである。

ロナルド・レーガンがその時代に優れた政治家だったのは、大統領の役割を非常に上手く(巧く)演じたことが大きな要素を占める。
また、ドナルド・トランプが大統領になったのは、リアリティ番組が、挑発的な毒舌を政治資産のひとつにしたことが主な要因だ。

私たち日本人が次に目にする大統領は誰であろうか?

少なくとも、また、「アメリカは偉大だ」などと言われた際に、我が国が、どのような外交カードを用意するのか、私たちも注視していかなければならない時期にきているのかも、しれない。

ここまで、読んでくださり、ありがとうございます。

ある人を、上から見ると同じところをぐるぐると回っているように視えた。
しかし、横から視たらば、この人は螺旋階段を上がっていたんだ、とわかることがあるように、
私たちの経験値も
ゆっくりと、だが、気付けば確実に紡がれているように、増え、上昇してゆくものだ、と、私は、どこかで信じています。

アメリカの大統領が変わるとき、日本はいつも少なからず方針転換を迫られるので、複数回に分けてアメリカの大統領選挙を考えて、描いてみたいと思います。

私は、病気の悪化と寛解しても、その後遺症が長いので、学生時代から今まで海外に行ったことがありません......卒業旅行などにも行ったことがありません^_^;
あまり動かなくても何とかなる、本や映画や音楽の上の世界しか旅行したことがありませんが、だからこそ、少しばかり違って何か見えないかなあと、いつも思っています。

このブログも、このブログを通して皆さまの世界やお考えを拝見することが出来、楽しく、嬉しく、そしてありがたく思っています( ^_^)

年末年始、(明後日からの予定で)不定期更新になりますが、これからもよろしくお願いいたします。

暖冬とはいうものの、今朝も寒いです。

今日も頑張りすぎず、頑張りたいですね。

では、また、次回。






















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4 コメント

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一言、感想です。 (Jiro)
2023-12-27 08:04:05
少しだけ長く生きていて感じる事はよく理想を語る人は多い?

理想とは出来そうにもない事を恰も真実であるように表現する。

これは、あまりにも現実とかけ離れていますから夢で終わる?

例えば.....

>どのような外交カード~~私たちも注視していかなければならない

では、より具体的に誰が誰にどうすると、どうなるのか?

要は、「5W1H」のない主張と行動はあまり意味をなさない。

そこで、一般庶民が政治家に向かってどうすると良いか?

デモでも起こして主張するか?これは単なる愚痴で効果的ではない。

日本の過去で全学連のデモがありましたが結果はどうだったか?

歴史は全く変わりませんでした。良い悪いは別として何故か?

一言でいえば、国家と戦うには理屈より実力行使できる軍隊が

味方でないと変わらないのが現実です。言論より実力行使。➡これがクーデターです。

世界でも色々とデモがあり、内乱があり、紛争があります。

例えば、ミャンマは、なぜ内乱があり収まらないか?

それは軍隊を主導する組織団体が民衆の要望している
ポイントを把握せず自己満足の政権に舵を切っているから
庶民の賛同を得に難い。

しかし、民衆の意見が多いのが正義か?これも問題があります。

政治家は庶民に嫌われることも堂々と実行し現状では最悪だと
思われることが数年後に評価されることがあります。

その見極めが庶民にできるか?残念ながら庶民はいつも
マスメディアを通じて騙されることが多い。

これが現在ではフェイクニュースに気をつけろ、AIの
表現には気をつけろと叫ばれています。

しかし、現実はこれほど真剣に捉えている民衆はどれほど
いるんだろうと考えた場合、殆どが流されている。

この洗脳のツールがエンタメだったり、TV報道だったり、
怪しいコメンテイターだったり、有識者だったりします。

全体的な割合から言えば殆どが専門家らしい演説に
左右される場合が多く、自分で調べようとはしない事だと
思います。➡自分の意見を持たない人は多い。

正解不正解は別として、確固たる自分の意見を述べる人は
どれほど居るのか?述べていることが実際の行動に結びつくか?

恐らく答えは「NO」と言う事が多いと感じます。
返信する
Unknown (yoko-2-1)
2023-12-27 08:34:09
@Jiro さん
おはようございます。
読んでくださりありがとうございます。
確かに、私は、偉そうにう割に、具体策がないですよね^_^;
ただ、論文ではなく、日々の日記としてなので、少しずつ結論のようなものが見えるように徐々に描いているつもりです。
描き方はまだまだ手探りなので、温かく見守っていただけると幸いです。
貴重な意見ありがとうございました( ^_^)
返信する
ようこさんへ (amocla91)
2023-12-27 16:34:47
こんばんは、いつも僕のつまらない日記のブログを読んで下さってありがとうございます。
いつもようこさんのブログ楽しく読ませていただいております。
さて今回もとても興味深い記事をご執筆なされたわけですが、僕は高卒の低学歴で、政治的思想を語るほどたいした教養がなく、また僕の思想はかなり偏っているので、政治論を語るのは避けさせていただきますが、ただ最後の方で体調が優れないので海外へ行ったご経験がないのでとおっしゃっていたので、ちょっと個人的意見を書かしていただきます。
ようこさんがおっしゃるように本や映画の中で旅行した経験で異なった意見が言えると思いますし、今の時代わざわざ海外へ行かなくてもインターネットの普及のおかげで、現地に行かなくてもその土地の情報の収集はできるので、あまり海外駐在経験に関してきなさることはないと思います。
逆に現地に行っても僕のようにその土地の生活状況を知らずに終わってしまうということもあります。
現に僕は高校の修学旅行にアメリカ西海岸へ10日間行っていますが、英語ができず、おまけにアメリカのその当時の情勢に興味がなかった何でわざわざ行ったのかわからずじまい。
その後35になってから、移住をしたくて伊語を少し勉強をして2年間ローマに滞在しましたが、現在イタリアの政治情勢を勉強しなかったために、その時イタリアでは何が起こっているのかよくわからないまま、移住の目的を失敗して日本に帰ってきました。
そして近年イタリアで僕より若い女性が首相になりました。僕はなぜそんな若い女性が首相になれたのか、自分の半生と比較してみたくなり彼女の書いた本を読んでいます。ただ訳本があるのかもしれないのですが僕は彼女の言葉を彼女の言葉で直に知りたかったので、原書をイタリアからとリ寄せ今読んでいます。ですから僕は自分のブログでたまに彼女の本の文を書いて僕の下手な翻訳をつけています。家にいるときはイタリアのラジオを聞いたり、新聞をインターネットで読んだりしています。こういったことで、僕は今現地にいないで日本にいるのですが、現地にいるよりも現地の事情に詳しいかもしれません。
ですから僕が強いて意見を言わせてもらえるのであれば、海外の情報を日本人の意見の混じった話で入手するのではなく少し英語ができるのであれば英語あるいはその国の言葉がわかるなら言語でその土地のニュースを入手することをおすすめ致します。
などと偉そうなことを言っていますが、今年僕は伊倹の2級に落ちて準2級のままでイタリアが主催する検定試験もこの間中級を受けてまだ結果が出ていないので、たいしたことはないのですが。
長々とつまらない僕の意見を書いてごめんなさい。次のようこさんのこの話題の記事楽しみにしています。
僕も今はアメリカの政治情勢に少しは興味を持っているので。
寒くなったので、風邪など引かぬように暖かくしてお過ごし下さい。
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Unknown (yoko-2-1)
2023-12-27 17:15:21
@amocla91 さん
こんばんは。
温かい言葉をありがとうございます。
とてもうれしく、ありがたく思いました。
amocla91さんも寒さや体調お気をつけてお過ごしくださいね( ^_^)
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