19歳の少年が退学処分を受けた高校を襲撃、生徒を含め17人を殺害したという。
大量襲撃事件といえばダラスの事件があったばかり。
トランプが大統領に就任して1年だが、事件発生の度に、関係者に弔意を表明し、法執行機関による事件防止・予防強化取組を約束する様子を何度もみた。
オバマ大統領時代にも同じテレビを何度もみた。オバマ大統領は銃規制を訴えていたし、訴えには本気度が見られた。しかし、そのうちに、オバマから熱意が感じられなくなった。オバマ大統領には期待していたので、失望し始めたのも、機械的で冷めたコメントしかできない姿を何度もみたからだった。
トランプ大統領も現地を訪問する予定というが、そのうち、いい加減な対応になるのではないと予想する。
銃についてはアメリカは特殊な社会である。
憲法修正条項2条で銃の保持が保障されている。アメリカの成り立ちによるものだ。
こういう国家の成り立ちとかかわりがあることについては、改めることは、なかなか難しいのではないかと思う。
世界を見回してみると、どこ一つとして同じ国はない。それぞれ国は、客観的にみれば不条理なことがその国を特徴づけているように思う。
アメリカの銃問題は、アメリカという国の場所が変わらないのと同じように、アメリカ人にはアメリカそのものなのかもしれない。
とすると、折り合いをつけながら共生していくしかないのだろうか。
個々人のレベルでみると、みんな折り合いをつけながら生きている。それが事実だとすると、国家が要は人間の集まりである限り、根本的な問題については、折り合いをつけるしかないというのがわかってくるように思う。