10月最終日。
11月の声を聴くともう年の瀬が見えてくる。
コロナの1年になりそうだ。
30年くらい前になると思う。
ドイツ旅行でシュタイフ社のテディベアを購入した。
以来、気が向くと、居間に現れてくる。
コロナになってから居間にいることが多い。
目は赤ん坊の目のように穢れが全くない。
目が合うと、ありのままをただ静かに見つめている。
見る者の心の乱れを浄化してくれる。
小さな窓からいつも見慣れた風景をみた。
テディベア君のお友達の姿が見えた。
特徴的な耳とお鼻がそっくりである。
夜の冷気は冬のそれである。
みんなコロナと折り合いをつけて日々を過ごしている。
インフルの季節になるが、今年の冬は静かにお願いした。
テディベア君とただ祈るのみである。