何かの想い出をつらつら説教くさく語りはじめたら、それはもう過去のことにしたいということ。
ある年齢を過ぎると、同じヲタクでも世代ギャップを感じることがあります。年季の入り過ぎた二次創作者には、平成っ子、令和ベビーが知らないとんでもない黒歴史があります。今回はそんな事象をピックアップしました。20といいつつ、それ以上になるやもしれないですが。さて、あなたがあてはまるのは、果たしていくつかな?
・UFOキャッチャーに夢中になっていた
ゲームセンターに行きつけないので知らないのですが、いまもこれはあるのでしょうか。アニメキャラのぬいぐるみを掴むクレーンゲームのことです。いまの課金ゲームさながら、子どもが夢中になってて。いまでもある、ガチャガチャもそうですね。ただ、取れるものが見えるだけマシだと思いますが。ぬいぐるみはどこの家にでもあるので、家に飾ってあっても健全に見えます。あくまで女子の場合ですが。
・キャラクター便箋で文通したことがある
いまだと明らかにアウトですが。同人作家が自己の絵柄で版権キャラのレターセットをつくって、即売会で売り出していました。で、それで文通したりする。ネタの四コマ漫画やイラストの絵日記交換をしたりも。私はオタばれした友人限定ですが、年賀状に好きなキャラの絵を描いて送ったことがあります。
・ビデオテープを擦り切れるまで観つくした
円盤どころか、動画で視聴する時代にビデオテープなるものが想像できますか? ダビングして保存用にもう一本つくっていたり。ビデオデッキに詰まってしわくちゃになったテープを、鉛筆でリール巻いて直したり、切れたらテープで貼ったり。ラベルに手書きする文字も凝ったり、レタリングシールを貼ったり。アニメヲタクにはそんな楽しみがありました。
・カセットテープに録音して聞いていた
私の生まれ故郷では、ラジオで地元局もしくはNHKのテレビ音声が聞けたのです。この地元局は人気アニメを平日夕方に流してくれたので、ラジオでカセットテープに録音して、ビデオデッキが買えなかった学生時代によく聞いていました。子どもの頃好きだった作品のDVDが買えたのは社会人になってからです。数年前の断捨離で一部は処分してしまいましたが。
・アカペラで主題歌の二番、三番まで歌えてしまう
動画主になって歌ってみたを投稿するのが一時期流行りましたね。隠れヲタクはカラオケなんかでお披露目できる勇気もなくて、誰もいない河原か自宅で歌うのがミソ。しっかり三番まで覚え、しかも替え歌までできちゃったらもう上級者。余談ですが、耳慣れたアニメのBGMがワイドショーのBGMに用いられることがよくあって、耳ざといヲタクはすぐ反応してしまい、お茶の間で不審がられたものです。
・アニメグッズは学校で堂々と使えない
昭和生まれは学校でアニオタをカミングアウトすると、陰キャ扱いでクラスのカースト最下位でした。学校の成績がよければいいものの、友だちと話を合わせる時はジャニーズやらモー娘。やらの音楽の話。アニメはジブリ作品、漫画は少年ジャンプ。大学で進学してからはじめてUHF局ではアニメ放映がバラエティ豊かなことを知りました。今のネット配信で全世界どこでも見れる子どもたちは恵まれていますよねえ。おしゃれアイテムとしてライトヲタクがアニメグッズを堂々と公衆の面前で使えるのもすごいなと感じてしまいます。
【二次創作者、この厄介なディレッタント(まとめ)】
趣味で二次創作をしている人間が書いた、よしなしごとの目次頁です。
二次創作には旨みもあれば、毒もあるのですね…。