自分がはじめて使ったメールアドレスって、覚えていますか?
私の場合、大学時代に先輩に教えてもらったホットメールが最初でした。学内の研究誌の編集を任されていて、原稿データを添付で送ってもらうためだったと記憶しています。当時はまだFD(フロッピーディスク)があった時代。なにせ、初めて登録でそこしかないだろうと思っていたので、しばらくホットメールだけ。PCが壊れた時に備えてデータの一時保管もできたので、すごく便利でした。いまなら、さしづめ、クラウドサービスでしょうか。
その次は、gooブログに標準装備だったgooメール。
ブログ開くたびに、ついでに確認できるので、すごく便利でしたよね。これも、数年前だったか、有料のgooブログアドバンス登録者のみになって。そのあとは、ずっとエキサイトメールでした。
これはもちろん個人のメールだけに限ったものであって。
会社や組織ですと、各自に内部だけのメルアドが配布されますよね。新人さんが入ったら、まず、アドレス登録が初仕事だったりする。民間企業だったらだいたいOutlookで閲覧するけれど、特殊行政法人や大学だったらセキュリティが厳しいので、特殊な形式で見ていたような気がします。私、この勤務先のメール交換が好きじゃなくてですね。内緒でつるんだ人同士が誰かの陰口のメールを送りあうとか、朝一番に本部から大量にメールが届いて処理に追われるとか、うんざりでした。
プライベートで使うメルアドでも、プロバイダ指定のメルアドもありますが、ほとんど利用していないですね。だって、ややこしいアドレスだもの。やはり、自由にIDやPWを設定できる、ネット上のフリーメールアドレスのほうが使いやすい。PCでもスマホでも、どこの端末からでもログインできるし。いざとなったら、放置すればいいだけと思っているからなのでしょうか。
数年来、使い勝手がよかったエキサイトメールが、今年9月18日をもって終了とのこと。
これはかなり残念なニュース。これで登録していたサービスはかなりの数にのぼるので、いちいち登録変更しなきゃいけない。しかし、逆に考えると、好き勝手にメルマガなどを登録していてほったらかしにしていて、未読が300件ぐらいになってしまっていたので、いい機会だなと思いました。エキサイトメールは一定期間ログインしないとメールボックスが自動的に空になるのですが、私みたいにズボラでほったらかしのメルアドにしていて、メンテナンスが一苦労だったのかもしれませんね。
メルアドはまた別のサービスに乗り換えればいいとして。
困るのは、メルアドじたいがIDのサービスです。また新規登録しなおさなくちゃいけないのではないでしょうか。
メールアドレスが普及したおかげで、郵便物が減ったり痛手をこうむったサービスもあるいっぽう、ネット通販の拡大にも貢献してくれました。でも、いまは逆に、フリーメールアドレスが、ツイッターとかLINEとかに駆逐されてしまったのかもしれませんね。
ネット上に無料で利用できるサービス、いろいろ、ありますが、犯罪の温床になってしまったりもする。その弥縫策を講じても、けっきょく抜け穴が多くていたちごっこになってしまい、メンテナンスも追いつかないのでサービスを終了する…。こういったことってよくあるのかもしれませんね。たとえば、ブログや、そのほかのSNSもそうかもしれません。全世界的に利用されているSNSは大丈夫だろうと思いますが、無料で利用できているって、広告を流す以外に、運営側にそれなりの利益がなければならないわけで、やはり個人情報なのかな…とも思ったりしますね。けっきょく、よその場所をお借りしているわけで、自分のものではない。ある日、いきなり、なくなったりしてもおかしくないのかもしれませんね。