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全国数千万人(管理人の妄想カウンター数)の神無月フリークの皆様、ごきげんよう。
見ました!
見ました?
見ましたよね?!
昨年末の冬のコミケで配布されたという、神無月の巫女小冊子。某有名アニメ作品の二次創作同人誌に附したものだったのですが、コミケ終了後の通販ではついていなかったらしいです。で、もう入手できないのかしらとあきらめていたのですが、ここにきて朗報!
なんと、この小冊子のみ送料実費で配布してくださるそうです。
くわしくは介錯電子学園ホームページをごらんください。
中高生にもわかりやすいように郵送の手ほどきがあります。
この返信用封筒の送り方の図説がすごい凝っていて、こだわりを感じました(笑)ネイビーブルーの地に、白抜きの大正ロマンちっくな書体が映えます。「神無月の巫女」や「京四郎と永遠の空」もそうですけれど、ロゴのセンスがいいのが嬉しいですね。
ところで、ふと思ったのですが。
封筒をB5と用紙サイズで書かれてありましたので、いっしゅん迷いました。ありあわせがなかったので、大きめのを用いたのですが、だいじょうぶかなと心配です。
ちなみに封筒の各サイズ呼称と、内容量に関する一覧がこちらのサイトにあります。(HITOMI印刷所)
電子メールでのやりとりが普及してきますと、こういう手紙のサイズですとか、重量の感覚って薄らいできてしまいますね。
同封した返信用封筒がかなりかさんで、異様にふくらんでしまいました。
どうか無事に届いて帰ってくるときには、すばらしい物語一編と、制作現場の春の香りの一片が封書のなかにおさまっていますことを期待しています。
今回のサービスは、掲示板の原作者様の弁によれば、再配布の要望が多かったとのことでした。私は入手できないとあきらめていたのですが、思いがけぬ幸運。まさに天の配剤といえましょうか。ファンの方の熱意ってすごいですね。また最初に冬コミで直接参加されてご報告されていた方の功績もあると思います。自分は買いもしないのに、記事にしたふとどきものですが(苦笑)
こういう使いて(ユーザー)と創りて(プロデューサー)との距離が近く、ファンの要望が吸いあげられるしくみは奨励されてよいでしょうね。ブロガーの口コミ効果はあなどれず、それを利用したマーケティング戦略もさいきんさかんですけれど。従来の一箇所での掲示板集積知システムから、一歩すすんで影響力のあるブロガーの発言に販売が左右されるというしくみ。制作費が切り詰められるなか、アニメグッズなど関連商品の収入がアニメ界を支えているともいえます。私は成熟したアニメファンブログがまともにレヴューをしていけば、むだに広報代理店に宣伝費を奪われて利益が制作現場に降りてこないという中抜き現象をくいとめられるのではないかしら、なんて考えています。
この原作者のサイトは、私の知る限りいささか不適切なバナー(私にはあの画像はHP内にある作品の良さを貶めるものに思われていたので。でもそれを附さなければいけなかった懐事情も推し量ることはできますが)があったのですが、それを取り払い、イメージアップにつとめているように思われます。また、読者が声を寄せる掲示板の対応も端からみていますと、とても良心的なものですので好感がもてます。とはいえ、それと作品の質(といいますか、健全性といいますか(笑))とはまた、別個にあるのですが。以前あるこころない質問に、作品の悪いところだけあげるよりも、いいところを列挙するほうがはるかに難しいというような主張をされていたのが、印象的でした。
私もけっこうブログでは辛口な批評(先の「リボンの騎士」リメイク批判)をしがちではありますので、反省はしておりますけれど。
にしても、ブログのひろまりで個人の発言の場がひろまったとはいえ、その言質および趣味が向上しているわけではありません。すこしでもしくじりをした著名人(あるいは犯罪に巻きこまれた人間)は、吊るしあげられて、庶民のストレス発散の道具にされてしまいます。
たとえば作品および仕事の質がおもわしくない場合、すぐ人間性ができていないとか判断をくだす方がいます。その説には、一分の理はあります。たしかにそうそういうことが言えるのは、その道についての研鑽をつみ、実績を残された方だけではないでしょうか。その苦労の現場も痛みの季節も知ろうとせず、安易に素人目にもわかるだけの勝ち負けだけで判断し、負け犬はみっともない去れなどとといえるものだろうか?ひとがある世界でわずかながらに再起の期待をかけているのに、お前なんて消えてしまえ、ニ度ととこの場所で闘おうとするななどと、いったい何の権限があってただの観衆がいえるだろうか。
この作品において、かっこよく、優しく、賢く,強い男の子である大神ソウマが、愛の勝負においてはけっして姫宮千歌音に勝てないのは、彼が人間として劣っているわけではない。そして、命がけの想いは報われなかったけれども、ねぎらいの一杯のコーヒーが兄からさしだされたという逸話は、結果がともなわない努力となった敗者でも、称えられていいという希望を示してもいます。弱者の側からの視点、それがあるように思います。
千歌音にせよ、ソウマにせよ、無償の愛、見返りを求めない愛を貫いたひとです。そして、今回配布される小説の主人公のひとり、如月乙羽もけっして届かない思慕の念をいだきながらも、隠し通しているひとり。彼女は、姫子に熱烈にアタックする蒼き英雄よりも、なおのこと分が悪い。女性であり、身分が下であり、なによりも同年齢ではないという三重苦。彼女と女主人とを隔てている距離は、数段さきの階段や数メートルの梢の高さ以上に遠いものなのです。
やや話がずれましたけれども本題に。
この小冊子は驚くべきことに送料分だけ負担、すなわち実質無料ということです。私、もしくは生粋の神無月ファンにいわせてみれば、これだけを売ってくれてもいい。フィギュアに附属の小冊子の出来をかんがみても、数千円の価値はあるのではないかと思います。それができないのは、やはり利権がからんでいて介錯先生と植竹先生だけの名義では出版できないのか、それとも正式に小説として出版する予定があるのでその下書きにすぎないためか。
それとも、そういう大人の事情抜きに、介錯先生が多くの方に読んでもらおうと無料配布したかったのか。
もし、後者だったら嬉しいことです、それは。
にしても〇七年は一月の「京四郎と永遠の空」放映からはじまり、夏のフィギュア発売ですとか、ひじょうに神無月の巫女愛好者にとっては嬉しいニュースもりだくさんでした。私がこの情報をおいかけたのは、じつにこのブログの準備をしていた〇六年夏場あたりだったので、ほとんど蓄積はありません。もしご興味のある方はリンク先の神無月の巫女ファンサイト様をご覧いただくことをお勧めします。
〇七年度がもうすぐおわりを迎えますけれども、この小説のプレゼントはまことに嬉しいものでした。
また、今回のお知らせはご親切な神無月愛好家ブロガー様の記事および、メールで知りました。また今朝がたコメントくださった方にも感謝します。本日中に無事投函できました。こころより、御礼申し上げます。
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歳末神無月セールがはじまります(拙所〇八年十二月二十五日付け記事)
確か乙羽さんが千歌音に左遷(?)されたときに、思い出の中では乙羽さんも千歌音も子供だったはず、ならば年齢はそんなには違わないはずではないでしょうか?
そうすると、乙羽さんの学歴が気になりますね
いつかちゃんとしたかたちで再販してくれるといいですね。
ところで、アニメ観た時点では、乙羽さんはすくなくとも五歳ぐらいは上かなと思っていました。
漫画の原作だと口紅がみえないので、千歌音ちゃんのほうが年上に見えたりするかも。
この作品って、主役ふたりの誕生日からして謎ですし、もしかして基本三人以外の人物はけっこうおおざっぱ設定なのかも。ロボとかの設定は凝ってるのに(笑)おなじ顔借りてますけど、ゲームの世界みたいに舞台をつくりんこでんる京四郎とは反対に。
あと、原作者、脚本家、監督、キャラデザイナーそれぞれに思い入れがあり、それがおのおのべつのイメージを生み出しているような気がしました。誰がいいとかいうことはできませんけれど。
作品の感じ方にしても正解がないようなものですからね。
二次元の登場人物は小学三年生でも人生さとっていたりするほどEQが高かったりするのですが、愛する人のために耐えることのできる乙羽さんはきっと、学校だけではないところからいい教育をうけてきたのだと思われます。爪のあかでも呑まなきゃね(苦笑)