あと少しで4月に突入し、4月中旬から短答模試が始まるかと思います。そこで、私が行っていた短答模試の活用法を紹介したいと思います。
私が行った短答模試の活用法として以下の3点を紹介したいと思います。
①試験時間及び会場の雰囲気への対応
②問題の解く順番を決める
③知識補充のための復習
①について:本試験はいつもと違う場所で、3時間30分間という長時間にわたり問題を解くことから、本試験に近い状況で練習しておくことが重要と言われておいります。私は特に、昼食の量及びタイミング(試験中に眠くならないため)、試験中の水分補給量(試験中に何度もお手洗いに行かないため)、休憩のタイミングを決めるという観点で短答模試を受けていました。
②について:短答試験を解く順番には大きく分けて、法域毎に解く方法と、法域に関係なく1問目から解く方法があると思います。しかし、人によってやりやすい方法が異なると思いますので、短答模試を活用して自分のやりやすい方法を見つけ出し、その方法で短答試験に臨むことをお勧めします。
ちなみに、私は、問題毎に頭を切り替える(法律を切り替える)ことが苦手だったので、法域毎に解くようにしていました。最終的には、意匠→特許→商標→条約→不競→著作の順番で解くようにしていました。この理由は、意匠法の問題が比較的に解きやすく、いつも得点源になっており、意匠法において問題を解くペースを上げ、その後の難問が多い法域において良好な状態で問題を解くためでした。いきなり悩む問題だと、その後の調子及びペースが崩されるからでした。ただ、去年は、意匠法はいくつあるか問題が9問もあり、予備校の模試のようにペースをつかむことができず、ちょっと失敗したかなと思った点もありました。個人的には、問題を解く予備ルートも準備してもよいかと思いました。
③について:間違った問題は知識が不足している部分でありますので、復習は必須と思います。しかし、60問(枝で約300)を復習するのはかなり時間がかかります。私は、短答模試中の段階で、解答に自信がない枝を△マークを付けておきました。復習の段階では、間違った枝、及び正解であっても△マークがある枝のみを復習し、解答に自信があった枝の復習は省きました。こうすることで、知識が不十分な部分のみを復習し、時間の節約を図りました。また、復習ができる範囲で短答模試を受けることをお勧めします。1週間に複数回模試を受けても、結局復習できなければ知識の補充にならないからです。
最後に、本試験は、過去問が多く使用されている模試と異なり、別格なものだと思います。模試で30点未満の人が、最後の追い込みによって最終的に50点以上の得点を獲得したという話はよく聞きます。一方、模試で50点以上であった人が本試験でボーダーに1点足らずに涙をのんだという話もよく聞きます。従いまして、模試の結果が悪くても後ろ向きにならず、また、模試の結果が良かったからといって慢心するのではく、間違った問題をきちんと復習して、本試験で最良の結果が出せるように勉強していくことが大事ではないかと思います。
短答試験受験者の方、勉強がんばってください!!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます