yosiの別館

日々の出来事また思いついた事、感じた事などなどを綴っていきます。沢山の人と出会い楽しみにしてます。

「共震」という本

2013年08月30日 11時01分59秒 | 思いつき
震災から2年と数か月過ぎたある日

「共震」

という、本に出逢った

震災本と言われる本には、もう飽き飽きしてた。
何も伝わらない
だから何?本当にわかってるの?

ノンフィクションの本や、映像モノは辛すぎてなかなか
フィクションにしたところでも、なんだかなぁってモノが多くて

この本は違った。
ありのままを、描いている。
きれいごとだけじゃなく、裏の裏、現実のままを・・・
まぁ、現実はもっともっと大変なこともありますが

舞台が石巻であったり、東松島であるのも魅力の一つだった
私にとっては、身近な場所だったり人だったり、出来事だったり
場面が鮮明に浮かんできます。

物語の言葉の中に
「これ以上頑張ったら、東北の人はみんな死んじゃうよ」っていう場面があった
私自身もそうだった
頑張ってしか言葉がないけど、その言葉が余計に大変な思いになったり・・・

”震災の取材は、被害者の心に突き刺さったナイフを抜き取る作業~抜き手もそのナイフで傷つく覚悟で”
私自身、正直なところまだナイフが刺さってるかもしれない、傷が癒えてはいない
だから時々、震災を忘れた忘れかけた人からの言葉に、傷つきもする

「なんとかしなきゃ」


読み終えてから1週間以上も経つけど、ちょっと放心状態です。
この本の帯に書いてある感想を見て、私とはちょっと違うなぁとか思ったけど
少しでも、今の現実表のきれいな場面だけでなく、裏の裏まで感じてほしいと思いました。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿