SHOUTS TO THE SOUL !!   岡崎 陽

根っからのネガティブ人間。
無能、ノミの心臓が語るブログ。

「体に逃げられた男の話」を読んだ。

2013年01月03日 14時30分13秒 | Weblog
同級生の娘さんが書いた小説だ。

---あの人の遺伝子を受け継いだ人が描いた物語!!---という概念は捨てきれないも、

俺に三時間で読んでしまうほど、集中させてくれる内容は賞賛の一言。

’人は自分を理解してくれる人を求めるけど、他人を理解しようとしない’

’女は一つのあやまちに対して、二倍の罪を負わせてくる’

など、本当に若い女性が執筆した作品か?なんて思う部分もあるけど、

華奢で壊れやすい、鋭い感性に切なくなり、悲しい内容でもないのに涙が出てしまう。

旅の途中では絶望に打ちひしがれることが多いのは当然だけど、その旅が過去の思い出になるころは

掛け替えのない想い出と変わっているものなんだよな。

門番が「他人の不幸は常にうんざりするほど月並みだと、この小説にも書いてある」

って、門番もこの本を読んでいたんだな。

    素敵な作品をありがとう!!次の作品も待っているよ!!