ムール貝とトリッパ

　妻がイタリア料理が急に食べたくなったというので、香椎参道のリストランテ・ア・ドマーニへ。
　前菜はムール貝とトリッパ、肉料理は子羊、パスタはいかすみのパスタを頼んだ。
　福岡の周辺ではムール貝があまり取れないそうで、ムール貝がメニューに出てくるのは珍しい。酸味の利いたスープと共に食べたが、身の歯ごたえもしっかりとしている良いムール貝であった。

最上階はおやめなさい

　これからマンションを借りたり買ったりする人には、「よほどきちんとした屋根の断熱処理が施されていないかぎり、最上階に住むのはおやめなさい」と助言したい。
　拙宅は4階建て賃貸マンションの最上階にあるが、とにかく暑い。夏場の室温は、窓を開け放っていても確実に外気温並になる。困るのは、夜になって外気温が下がってきても屋根が熱を蓄えているために室温が全然下がらないことである。外気が25度ぐらいまで下がっているのに、室温は30度以上ということはよくある。
　この部屋を借りるときに、一瞬「最上階で大丈夫かな」という思いがかすめた。しかし、1階下の部屋よりも月に1万円も家賃が安いというので、それならその分をクーラーの電気代に充てればよいだろうと思った。最上階には、たしかに上の部屋からの音に悩まされなくて済むという利点もある。
　ところが、後で妻に聞いてみたら、1階下の部屋との家賃の差は1万円ではなく、千円だったのである。

羊

　イタリア料理の続き。
　肉料理は羊を選んだが、ソースがちょっと変わっていた。ゴルゴンゾーラを使ったチーズソース。羊肉もゴルゴンゾーラもどちらも個性が強いものだが、意外に相性が良いので驚いた。
　もっとも羊特有の匂いは軽く残り、噛み応えもかなりある。最近東京ではジンギスカンが流行っているようだが、臭みが気にならない、柔らかいという点でラムが好まれているようだ。ラムも美味しいけれども、多少羊らしさが残っていないと羊を食べた気がしない。