再び

　同僚のO先生、妻と再びリストランテ・ア・ドマーニに行く。O先生の奥様は都合で来られなくなり、残念だった。
　ムール貝、サバの燻製、イカスミのリゾット、手長海老のパスタを肴に、ワイン2本。

　O先生も夏休みの「宿題」、すなわち書かなければならない原稿が4本あるとのことで、いやみんな大変だなあと思った。

電子投票

　一時はあれほどブーム(?)になった電子投票なのに、小泉郵政解散の前にすっかりかすんでしまっているようだ。本来ならば、そろそろ国政選挙にも導入という時期だったはずである。
　南山大学の町村先生のブログで、拙稿「アメリカにおける電子投票の近時の動向」を紹介していただいていた。最近いろいろと手を広げすぎているが、「そうだった、僕の本来の専攻は選挙法だった・・・」。
　それはともかくとして、日本の電子投票法制の問題点は下記に集約される。

・古い（1990年代後半の技術水準をベースにした立法内容）。
・電子投票＝電子的遠隔投票という議論にとらわれすぎている（投票所以外の場所で投票することがそんなに画期的なのであれば、船員のFAX投票だって画期的だったはずだ。これが実現したために劇的に船員の政治参加の態様が変化したとか、そういう話は聞かない）。
・ベンダーに対する要求仕様が「自主規制」状態。
・物理的監査証跡がない。
・記号式に関する検討過小（紙の投票用紙の記号式には、あれだけ抵抗があるのに）。
・トラブル時に物の役に立たないログ（ログ自体が滅失）。

　事前の準備を慎重にしましょうとか、そういう次元ではなく、法の内容を見直さないと、電子投票の普及は難しいだろう。

会議

　大学の会議は長い、というのが通例である。しかし、自分が勤めていない大学の会議が実際にどれぐらいの時間がかかっているのか、案外と知る機会はないものだ。
　調べ物をしていて、偶然東北大学経済学部の教授会議事要録が公開されているのを見つけた。議事が列挙されているだけでどのような結論になったのかが全く記載されていないので、これでは議事要録というよりも議事次第というべきだと思うが、それはともかくとして、長い。平成17年5月研究科教授会・学部教授会は、5時間かかったことになっている。一つには学部の教授会と大学院の教授会が一つになっているせいもあるだろう。
　筆者の本務校では学部と大学院の教授会は別になっていて、大学院法学研究科は助教授以下の教員は担当しないことになっている。まだ楽なほうだな、と思った。

牛いっとうで冷麺

　香椎の焼き肉屋「牛いっとう」に行く。福岡市内では、あまり焼き肉屋の数が多くない気がする。首都圏や名古屋圏では、「安楽亭」「焼き肉屋さかい」などのチェーン店をよく見かけるが...。
　それはともかくとして、お目当ては冷麺。6月から9月までの限定メニューとのことである。冷麺が旨い店は少ないのだが、この店の冷麺は、まず麺がよい。コシが強く、長い、しっかりとした麺（麺を切るためのハサミも出てくる。冷麺は、盛りつけてある真ん中をハサミで切って食べるものなのである）。スープはやや辛みが強い感もあるが、合格点である。これで具の中にチャーシューではなく梨が入っていたら文句なしなのだが。

困ります

　私のように国内線では主にJALグループを利用している者にとっては、このところのJALのトラブル続きは文字通り寒心に堪えない。
　昨日は、あの20年前の事故からちょうど20周年だったわけだが、その日にJALグループのJALウェイズ機がエンジントラブルを起こした。
　友人のブログでも、JALを名指しにしてはいなかったけれども、この問題が間接的に取り上げられていた（名指しにして非難しないところが、私の友人の紳士的なところである）。
　先日のJR西日本の事故でも明らかになったように、鉄道が絶対に安心というわけではない。事故発生率、あるいは事故被害者/利用者の比率でみれば、車のほうが飛行機よりも危険である。それでも飛行機に乗るときには一抹の不安を感じるものである。その不安を解消させるのが機内外のサービスであり、無事故・無トラブルの運航だと思うが...。
　JALとANAが定時運航率を競っているそうだが、すくなくとも私の周囲で「ANAのほうが定時に着くからANAにする」とか、「JALは遅れやすいから乗らない」という話はあまり聞かない。定時運航率は、それほど顧客誘因度が高いものなのだろうか。

ムール貝とトリッパ

　妻がイタリア料理が急に食べたくなったというので、香椎参道のリストランテ・ア・ドマーニへ。
　前菜はムール貝とトリッパ、肉料理は子羊、パスタはいかすみのパスタを頼んだ。
　福岡の周辺ではムール貝があまり取れないそうで、ムール貝がメニューに出てくるのは珍しい。酸味の利いたスープと共に食べたが、身の歯ごたえもしっかりとしている良いムール貝であった。

最上階はおやめなさい

　これからマンションを借りたり買ったりする人には、「よほどきちんとした屋根の断熱処理が施されていないかぎり、最上階に住むのはおやめなさい」と助言したい。
　拙宅は4階建て賃貸マンションの最上階にあるが、とにかく暑い。夏場の室温は、窓を開け放っていても確実に外気温並になる。困るのは、夜になって外気温が下がってきても屋根が熱を蓄えているために室温が全然下がらないことである。外気が25度ぐらいまで下がっているのに、室温は30度以上ということはよくある。
　この部屋を借りるときに、一瞬「最上階で大丈夫かな」という思いがかすめた。しかし、1階下の部屋よりも月に1万円も家賃が安いというので、それならその分をクーラーの電気代に充てればよいだろうと思った。最上階には、たしかに上の部屋からの音に悩まされなくて済むという利点もある。
　ところが、後で妻に聞いてみたら、1階下の部屋との家賃の差は1万円ではなく、千円だったのである。

羊

　イタリア料理の続き。
　肉料理は羊を選んだが、ソースがちょっと変わっていた。ゴルゴンゾーラを使ったチーズソース。羊肉もゴルゴンゾーラもどちらも個性が強いものだが、意外に相性が良いので驚いた。
　もっとも羊特有の匂いは軽く残り、噛み応えもかなりある。最近東京ではジンギスカンが流行っているようだが、臭みが気にならない、柔らかいという点でラムが好まれているようだ。ラムも美味しいけれども、多少羊らしさが残っていないと羊を食べた気がしない。

『本棚の歴史』

　4年生で大学院進学希望のSさんの英語の指導のため、昼から大学へ。
　13時から2時間ほど英文和訳の指導をした後、論文の続きに取りかかるはずであったが、昨日購入したヘンリー・ペドロスキー著、池田栄一訳『本棚の歴史』（白水社）を読んでしまった。
　今のところ、私はきちんとした本棚というものを持っていない。実家にいたときには六畳間にスチール本棚を並べていたし、大学の研究室も備品のスチール書架である。自宅のマンションに至っては、どうせ賃貸マンションだからと思ってカラーボックスを積み上げてある始末だ。
　余裕があると思っていた大学の研究室の本棚も、2連書架3本の残りのスペースが少なくなってきた。書籍だけではなく、資料類が増えてきたためである。この調子で資料類が増えていくと間もなく本棚が一杯になってしまうが、さてどうしたものか。

学生と飲み会

　学生と小倉で飲み会。場所は、小倉城の近くの店。北九州市に職場を移して1年間になるが、まだ小倉城を見たことがなかった。ライトアップされた小倉城天守閣を見るのも初めて。
　その後、リーガロイヤルホテルに移動して軽く二次会をやり、23:30発の「こだま」で博多に戻る。最終便の「こだま」（この後、「のぞみ」最終便が1本）は空いていて、6両編成の各車両に乗客が2、3人という状況だった。

一斉休暇期間中

　事務職員の人たちは、今日から18日まで一斉休暇。
　成績処理は終わっているが、雑務処理のため出勤。研究棟に来てみると、出勤灯がついている先生が10名ほど。
　14:00頃から雷雨が降りはじめ、1時間半ほど降り続く。その間2回停電。
　今日は個人情報保護法関係の論文をできるだけ書き進めてしまいたかったのだが、停電のたびに作業中断を余儀なくされてイライラした。

　衆議院が解散されたため、投票行動を専門にしている政治学者にとっては、研究題材が増えた反面で夏休みが無くなってしまったようなものだろう。

疲れ気味・・・

　木曜日に春学期の成績を大学に提出し、金曜日から東京に出張。今は、羽田空港のサクララウンジで福岡行きの出発便を待っているところである。
　羽田空港では何かと第二ターミナルのほうが話題だが、実は第二ターミナルではまだ公衆無線LANサービスが提供されていないのだという。これには驚いた。

　インターネット法の第一人者である岡村久道先生から、『NBL』813号に寄稿された論文を送っていただく。
　札幌地方裁判所の平成17年4月28日の判決で、コンピュータウィルスに感染したPCから個人情報が流出した場合の損害賠償責任に関する判決である。
　ただし、この判決は岡村先生も指摘されているように、北海道警の警察官が操作記録の作成棟に使っていた私物のPCに関するもので、判決自体も私物PCの使用についての道警の通達をこの警察官が守っていなかった点を強調しすぎている感もある。

暑い

　9:00に乗馬クラブに行く妻を車で送っていったが、そのときにすでに外気温は33度になっていた。

　帰宅した後、電車で大学へ。
　春学期の成績を提出し、15:00から古賀市役所で審議会。

IPSA

　2006年7月に福岡で開催される世界政治学会福岡大会の件で、大学と、組織委員会旅行宿泊小委員会委員長の森先生（愛知学院大学）から電話。
　旅行宿泊小委員会でも、所管する宿泊、オプショナル・ツアー関係の情報を英文ホームページで提供しなければならなくなった。事務をお願いしている日本旅行福岡イベントコンベンションセンターとの折衝事項が増えそうだ。

　夕食は、居食屋「きねや」流通店（福岡県糟屋郡粕屋町大字内橋566-6）。うどんが美味しい店だが、焼鳥も悪くない。ゴマサバなど酒の肴も美味。

夏休みの仕事

　雑記帳をBlogに移行した。何よりも便利になったのは、アップロードする手間が大幅に省けるようになったことである。
　夏休みに書かなければならないもの。
　社会文化研究所紀要（個人情報保護関係）、法学部の紀要（テーマは未定）、次世代システム研究所の所報（まちづくり関係）、学会紀要1本。このほか秋学期の「政治学」講義の準備もしなければならない。