先週の金曜日に江蘇省の泰州というところに行って来ました。
れいの河村市長の発言問題で江蘇省から名古屋への渡航が禁止されたんですね。
そんなタイミングで先週江蘇省に出張してきたと思うと少しぞっとします。
なにせ上海でもあの発言の腹いせに日本人が刺されたらしいですからね。
まぁ発言っていうのは自由なもんでしょうから言うなとは言いませんし、報道されるレベルの場所での発言は、あの程度の人にすれば当然何らかの意図があるんでしょうから外野が何かいちゃもんつけらる話でもないとは思いますが。
ただ、現在中国にいる日本人のことは当然考えてはもらえてないですよね。
考えろとは言いませんよ、どうせ20万人もいませんから、中国に住んでる日本人なんて。
200,000/130,000,000・・・0.15%くらいですか。
そんな少ない数字まで気にしていては政治なんて出来ないでしょう、実際問題。
たまたま今回私はその0.15%の人間なものですから、少し物騒な思いをしているわけです。
発言の内容やその是非に関してはセンシティブな問題ですからなんとも言えません。
ただ、発言に責任を持つという事に、少数とは言え大きなリスクを背負うことになる人に対する何らかのサポートは含まれるものなんでしょうか。
皮肉ではなく素直な疑問です。
今回の件に関して言えば実際に犠牲者が出てしまいました。
大きな事をなす為の小さな犠牲は放っておいていいのか、はたまた…。
気にしてちゃ何も変わらない気もしますし、気にしてもらわなくちゃたまらない気もします。
「難しいですね」で終わらせたくはないですが、すぐに結論が出てくるものでもありません。